著者
中村 正人
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.131, no.4, pp.220-225, 2011-04-01 (Released:2011-04-01)
参考文献数
5

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著者
中村 正人 松田 佳久 高木 征弘 今村 剛 はしもと じょーじ 山本 勝 大月 祥子 小郷原 一智 林 祥介
出版者
独立行政法人宇宙航空研究開発機構
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010-04-01

欧州の金星探査機Venus Expressにより得られた観測データを金星探査機「あかつき」のデータ解析システムで分析するとともに、大気大循環・放射輸送・雲物理・大気化学の数値シミュレーションを行い、大規模風系の維持と大気物質の循環のメカニズムを探った。これらの成果をもとに、残された問題点を洗い出し、2015年に改めて周回軌道投入を目指す「あかつき」の観測計画の最適化を進めた。
著者
二宮 敬虔 橋本 樹明 向井 正 中村 昭子 中村 正人 小笠原 雅弘 吉沢 直樹 石田 十郎 水島 泰彦 細田 寛人 高野 匡代
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.98, no.278, pp.69-75, 1998-09-18
被引用文献数
1

日本初の火星探査機、「のぞみ/PLANET-B」搭載のMars Imaging Camera(MIC)は、小型軽量の可視CCDカメラである。CCDは、波長分離のためにRGBそれぞれのフィルターで覆われた3ラインからなる。MICのCCDのライン方向は「のぞみ」のスピン軸にほぼ平行で、MICでは、「のぞみ」のスピンを利用して2次元画像を取得する。われわれは、画像の幾何補正や感度補正に必要な特性を地上試験で取得した。また、複数の方法を用いてMICの総合的な撮像機能の確認試験を行った。現在、打ち上げ後の機上校正試験を行っている。
著者
川村 康 七野 敏光 中村 正人 Kawamura Yasushi Shichino Toshimitsu Nakamura Masato
雑誌
令和3(2021)年度 科学研究費補助金 基盤研究(C) 研究成果報告書 = 2021 Fiscal Year Final Research Report, Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
巻号頁・発行日
vol.2018-04-01 – 2022-03-31, pp.420p., 2022-03-15

令和2年度は、当初は2回の研究会を開催する予定であったが、新型コロナウィルス感染症流行の影響により、対面形式での研究会の開催を断念せざるを得なくなった。これに代えて、研究協力者(中村正人氏、七野敏光氏)の助力を得て、電子メールを交換する形式で、1回の研究会を遠隔開催した。この研究会では、研究代表者が電子メールに報告の書面を添付して研究協力者両名に送付し、これに対する研究協力者からの電子メールによってそれぞれの専門領域の視点と知見にもとづく質問と意見を得、さらに電子メールによって質疑応答や意見交換を行うことによって、本研究課題の解決についての視野を広げることができた。この成果にもとづいて、『岩波講座 世界歴史 第7巻』(岩波書店、令和4年刊行予定)に収録予定の論文「法構造の新展開」(仮題)を執筆し、唐から元に至る法典編纂の歴史における宋勅の存在意義を確認することができた。また、唐律と慶元勅の対応検証による宋勅の構造の解明をめざして令和元年度に執筆した、本研究課題の中間報告にあたる論文「宋代以勅補律考:宋律勅合編序説」を『法と政治』71巻1号(関西学院大学法政学会、令和2年5月)に公表することができた。さらに、この論文で扱わなかった宋勅の篇目についても『慶元条法事類』からの勅条の抽出と復原の作業を進めることができた。令和2年度に開催した研究会の具体的な日程と主な内容は以下のとおりである。第8回研究会(令和3年2月2日~20日・電子メールの交換による遠隔開催):書面報告「唐明間における法構造の新展開」ならびにこれに対する質疑と意見
著者
中村 正人 山崎 敦 田口 真 岩上 直幹 佐藤 毅彦 高橋 幸弘 今村 剛
出版者
日本惑星科学会
雑誌
日本惑星科学会誌遊星人 (ISSN:0918273X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.4-7, 2016

金星探査機「あかつき」は2015年12月に金星周回軌道に入った.日本初の惑星周回機の誕生である.観測機器の初期チェックは順調に進んでいる.中村プロジェクトマネージャーと観測機器担当者が所感を記す.
著者
小谷 忠史 中村 正人 岩沼 宏治 鍋島 英知
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.67, pp.99-106, 2002-07-18

現在Webへのアクセス法としてPDAなど携帯端末の利用が増えてきている.PDAはWebページを何時でも何処でも表示できる利点があるが,幾つかの問題もある.小さな表示画面,遅い通信速度,操作性の悪さの問題などにより,PDAによって欲しい情報を即座に簡単に得るのは難しい.本論文ではWeb ページの時間的差分データの表示を念頭において,ユーザがWebページの表示する部分を事前に指定して,その部分の最新の差分情報を即座に容易に表示する手法を提案・考察する.また以上を実現する時間的差分データ監視・表示システムを実装し評価したので報告する.Access to World-Wide-Web (Web) by Personal DigitalAssistants (PDAs) has been increasing.PDAs can browse Web site WithPDAs anywhere at any time, but there are some difficult problems.For example,PDA's screen size is rather small, the transmission speed isconsiderably low and PDA's usability needs to be still improved.Therefore it is difficult for a user to get his information easily andquickly.To solve those problems,we study how to display some parts ofa Web page, which a user wants to watch continuously. In this paper wepropose a system which asks a user preliminarly which parts of a Webpage should be displayed on a PDA's display. This system continuously tries to detect the temporal difference of the target pages, and informs the user about the detected difference with PDAs in the appropriate form.
著者
中村 正人
出版者
日本惑星科学会
雑誌
遊・星・人 : 日本惑星科学会誌 (ISSN:0918273X)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.68-71, 2011-03-25

2010年12月7日に予定されていた「あかつき」の金星周回軌道への投入は失敗した.「あかつき」は今,太陽の周りを公転する軌道上にあり,約6年後に再び金星と会合する可能性がある.

1 0 0 0 OA 研究紹介

著者
河澄 響矢 河野 健二 塚田 捷 桑島 邦博 山本 智 吉村 宏和 中村 正人
出版者
東京大学大学院理学系研究科・理学部
雑誌
東京大学大学院理学系研究科・理学部廣報
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.13-22, 1999-06

リーマン面のモジュライ空間の上で新しい「テンソル解析」をめざして/安全な分散環境を目指して/第一原理電子状態計算による水のプロトンリレー型解離の解明/タンパク質のフォールディングの分子機構/見えてきた星間分子雲形成:富士山頂サブミリ波望遠鏡による観測から/太陽輻射変動メカニズムの解明に挑戦する/電離層内電場の観測
著者
中村 正人
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

本研究課題は、儒教思想に由来する清律の刑罰減免制度を考察対象に取り上げ、主として清代の刑案(判例)史料を用いた実証的研究を通じて、当時の法実務家官僚達が、儒教的な「衿恤の意」を実現しようとする法の理念と、社会の治安維持という現実の要請との間で、如何にして折り合いをつけていたかを解明し、その対応の時代的変遷のパターンを他の王朝のそれと比較検討することによって、清朝法制度の特質の一端を明らかにすることを目的としている。本研究では、主として「誤殺」と「自首」を対象に選び、条例や判例によって制度の変遷過程について考察を行った。その結果、「誤殺」については、特に親族関係の存在を認識できずに犯行に及んだ「犯時不知」の場合において、親族関係の錯誤に関して広く刑の軽減を認めていた清朝初期の状況が、乾隆朝を境として次第に刑の軽減範囲が狭められ、嘉慶24年以降には極めて限定的な場面においてのみしか減刑が認められなくなって行ったことが明らかとなった。また「自首」に関しても、主として強盗犯の自首において、それ以前は強盗犯の自首についても広:く減免が行われていたものが、次第に自首が認められなくなる、あるいは認められたとしても刑の軽減の度合いが低下する等、やはり同様に乾隆朝辺りを境として犯人にとって不利益な方向での変更が行われていたことが明らかとなった。これはかつて「留養」制度に関して筆者が明らかにしたのと同様のパターンであり、この乾隆朝を境とした厳罰化というのが清朝の法制度上の特質として浮かび上がってきた。