著者
川本 勝
雑誌
尚美学園大学総合政策論集 = Shobi journal of policy studies, Shobi University (ISSN:13497049)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.15-34, 2015-12-25

日本の地熱資源は豊富で、日本の地熱発電メーカーは世界有数の技術力と実績を持っているが、日本国内の地熱発電の開発は全く遅れている。しかし、火力発電を地熱発電に置き換えることによって、エネルギー自給率やCO2排出量を大幅に改善でき、また、安定したベースロード電源を得ることもできる。地熱発電を促進するためには、「地熱源探索の国家プロジェクト」と「地熱源探索に関する新技術の開発」および「地熱源の共同利用の促進」が重要な政策である。火力発電を地熱発電に置き換えることによって、電気料金の抑制と「地熱税」の導入が可能である。地熱税は消費税に匹敵するほどの豊富な税収源で、「地熱発電促進事業」のための「特別会計」を新設することができる。
著者
川本 勝
出版者
尚美学園大学総合政策学部
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 = Bulletin of policy and management, Shobi University (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.17-39, 2018-03-31

前回(川本勝2017b)に続き、「株価<前回の買値 かつ 株価≦資金であれば、株を買い増す」という追加条件の下で、東京証券取引所が公表している2013年のTOPIXCore30中の銘柄28社について、更に「株式売買のシミュレーション」を行った。その結果、前回(川本勝2017b)に比べて売り回数と成功率の改善は僅かであった。この事実は、他の改善要素が未だ残っていることを示唆している。これは、今後の重要な研究課題である。なお、この結果が東京証券取引所に上場している全ての企業について同様に当てはまるかどうかは、別途、調査が必要である。これらの結果は、筆者が既に発表している6本の論文(川本勝2014、2015、2016a、2016b、2017a、2017b)の結果とも矛盾しない。
著者
川本 勝
出版者
尚美学園大学総合政策学部
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
no.27, pp.29-52, 2016-03

TOPIX Core30の2013年のデータを用いてNISAの初心者が株式投資するためのポートフォリオについて調査した。その結果、NISAの初心者でも、「局所的な極小値で買い、極大値で売る」手法のみで大きな利益が出せる事が解った。しかし、この結果が東京証券取引所に上場している全ての企業について同様に当てはまるかどうかは、別途、調査が必要である。この結果は、筆者が既に発表している2 本の論文(川本勝2014、2015)の結果とも矛盾しない。
著者
川本 勝
出版者
尚美学園大学
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
no.28, pp.37-65, 2016-09

単純な「局所的な極小値で買い、極大値で売る」手法のみを用いてNISAの初心者が株式投資するための売買タイミングについて調査した。その結果、NISAの初心者でも、どのようなタイミングで売買をしても平均的には1~3%程度の成功率を得られる事が解った。また、この手法では、最大で25.5%の成功率を得ることが出来るが、最悪の場合は4.9%の損をすることが解った。しかし、この結果が東京証券取引所に上場している全ての企業について同様に当てはまるかどうかは、別途、調査が必要である。この結果は、筆者が既に発表している3本の論文(川本勝2014、2015、2016)の結果とも矛盾しない。
著者
川本 勝
出版者
尚美学園大学総合政策学部
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 = Bulletin of policy and management, Shobi-Gakuen University (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
no.34, pp.1-15, 2019-09

前回(川本勝2018b)と同じ条件で、東京証券取引所が公表している2011年度から2015年度までのTOPIX Core30中の銘柄30社について、株式売買のシミュレーションを行った。その結果、平均的には年度毎に109万円ほど投資すれば、シルバーエイジの生活費と年金の差額(月額約4万円)を賄うことができることが解った。
著者
川本 勝
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 = Bulletin of policy and management, Shobi University (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.23-35, 2014-10-31

東京証券取引所が公表しているTOPIX Core30の2013年のデータに限ったものではあるが、株式を、「局所的な極小値で買い、極大値で売る」事を繰り返せば、特別に株式投資の専門的知識を持たず、情報リテラシーの知識しかないような「素人」でも十分に利益を出せる事が解った。特に、このような売買を60回程度繰り返せば、その利益は投資した原資の2倍程度になる。また、取引手数料が無料なNISA業者を選んでNISA口座を作る事が、この手法の重要なポイントである。しかし、この調査結果が、東京証券取引所に上場している全ての企業について同様に当てはまるかどうかは、別途、検証が必要である。
著者
川本 勝
出版者
尚美学園大学総合政策学部
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 = Bulletin of policy and management, Shobi University (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.21-45, 2017-09-30

「手持ち資金は初値の2 倍」という条件で、東京証券取引所が公表している2013年のTOPIX Core30中の銘柄28社について「株式売買のシミュレーション」を行った。その結果、以前の2 論文(川本勝2016a、2017)に比べて売り回数と成功率は大きく改善した。しかし、この結果は、当初の研究(川本勝2014)で求まった「売買を60回程度繰り返せば、その利益は投資した原資の2 倍程度になる」という理想値には遠く及ばない。この事実は、他の改善要素が未だ残っていることを示唆している。これは、今後の重要な研究課題である。なお、この結果が東京証券取引所に上場している全ての企業について同様に当てはまるかどうかは、別途、調査が必要である。これらの結果は、筆者が既に発表している5 本の論文(川本勝2014、2015、2016a、2016b、2017)の結果とも矛盾しない。
著者
久保 章 川本 勝 福島 恒男 石黒 直樹 仲野 明 杉田 昭 山崎 安信 土屋 周二 鴻丸 裕一
出版者
The Japan Society of Coloproctology
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.123-128, 1985 (Released:2009-06-05)
参考文献数
9

潰瘍性大腸炎症例の便中細菌叢を,経時的に検索し,それぞれの病期の推移によりどのような変化を来たすか比較検討した.本症患者14例について,延べ36回便を採取し嫌気性培養を施行し細菌叢を検索した.本症では,罹患範囲にかかわらず緩解期から活動期またはその反対の経過を追って調べると,便中総菌数と嫌気性菌数がほぼ例外なく活動期に著明に減少し,各菌群の中では,BacteroidaceaeとEubacteriumが同様の変動を示した、本症の活動期においてこのような変化を来たす原因として,第1に炎症性変化が強い為,粘膜の恒常性が保たれないこと,第2に腸通過時間の変化により腸管内環境が変化すること,第3に何らかの機序により大腸内の酸素張力の増加,酸化・還元電位の増加がおこっていること,などが考えられた.索引用語:潰瘍性大腸炎,便中細菌叢,嫌気性菌
著者
川本 勝 福島 恒男 久保 章 石黒 直樹 竹村 浩 土屋 周二
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.79, no.2, pp.193-198, 1982-02-05 (Released:2007-12-26)
参考文献数
18
被引用文献数
2

潰瘍性大腸炎症例31例の便中細菌および短鎖脂肪酸を検索した.本症例の便中総細菌数は健常人とくらべ減少していた.なかでも嫌気性菌数が減少し,好気性菌数の増加がみられた.短鎖脂肪酸濃度は健常人にくらべ減少し,便中細菌数と比例した.短鎖脂肪酸分画において揮発性短鎖脂肪酸濃度が低く非揮発性の乳酸濃度が高かつた.病変部位が拡がる程また緩解期より活動期で揮発性短鎖脂肪酸濃度は減少し,乳酸濃度は増加した.乳酸濃度に対する揮発性短鎖脂肪酸濃度比と排便回数との間に負の相関がみられた.便中細菌および短鎖脂肪酸が潰瘍性大腸炎の病態と深い関係があることが示唆された.
著者
川本 勝 Masaru KAWAMOTO 尚美学園大学総合政策学部非常勤
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 = Bulletin of policy and management, Shobi University (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.127-158, 2013-03-31

教科書の補足に大学のGoogle サイトにWebページで制作したWebテキストを用いてハイブリッドな授業を行った。その結果、以下の事が判った。受講生のWebテキストへの評価は良好である。特に、「いつでも、家でも、何度でも、自分のペースで見る事が出来る」事を評価している。そして、授業はWebテキストだけでも良いと認めている。授業が難しいと感じている受講生は、Webテキストがとても良いと感じている。しかし、課題量が多いと感じている受講生は、Webテキストがそれ程良いとは感じておらず、課題点も良くない。従って、Webテキストで、WORD文書の編集機能と課題の説明をより充実させる事が求められている。以上の結果から、Webテキストの利用は学生にも好評で、その内容をより充実させればより大きな効果が得られる事が判った。A hybrid class is performed by using a Web-text for the supplement of the textbookwhich is maked by the Web-page on the Google-site of our university. As the results, the follows are resolved. The evaluation of students about the Web-text is good. Especially,it is recognized that the Web-text is able to be looked again and again anytime at own pace, also in each home by them. And, they recognize that it is enough for the class to use only the Web-text. The student who feels that the class is difficult also feels that theWeb-text is very good. But, the student who feels that there is much quantity of problemdoes not feel the same, and, can not get good results.So, further more explanations in the details about the editing functions of the WORD document and about the problems are required in the Web-text. From the above results, it is resolved that the use of the Webtextis popular with my students and a bigger effect will be provided, if the contents ofthe Web-text are developed more.