著者
佐野 真由子 有賀 暢迪 飯田 豊 市川 文彦 井上 さつき 君島 彩子 辻 泰岳 牧原 出
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2022-04-01

本研究は、研究史の空隙となっている第二次大戦後の万国博覧会史に取り組むものであり、時期的対象は、万博を統括する政府間組織BIE(在パリ、1931年発足)が大戦終結を受けて活動を再開した1945年から、植民地独立を主要因とする国際社会の変容を背景に、今日も有効な万博の新定義を打ち出すに至った1994年までである。その目的は、催事としての万博それ自体を詳解することではなく、万博史研究というレンズを通じて、国際情勢から開催・参加各国内の政局、関係業界の動向、関係者個々人のミクロな経験までを途切れなく見通し、かつ、自ずと世界の多様な視点に立脚する、新たな戦後世界史叙述の可能性を提示することにある。
著者
川辺 信雄 飯田 隆 市川 文彦
出版者
経営史学会
雑誌
経営史学 (ISSN:03869113)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.79-98, 1991-04-30 (Released:2009-11-06)

一九八九年に発表されたわが国における外国経営史の研究業績を回顧するにあたっては、当該年度の国会図書館編集『雑誌記事索引』 (紀伊國屋書店) 、史学会『史学雑誌』、『ブックページ』 (ブックページ刊行会) などのレファレンス・ツールによった。 (経済資料協議会編集『経済学文献季報』は、現在休刊中であるが、まもなく復刊の予定。) しかしながら、国別に分担して執筆したため、取り上げた範囲、紹介・論評の比重、表記などについて統一性を欠いているが、ご寛容願いたい。重要な研究が欠落しないためにも、会員はもちろん、会員以外の研究者も雑誌論文・単行本をとわず、ご自分の研究成果を経営史学会事務局にお送りいただきたい。
著者
中牧 弘允 陳 天璽 廣瀬 浩二郎 日置 弘一郎 廣山 謙介 澤野 雅彦 三井 泉 竹内 恵行 澤木 聖子 出口 竜也 周佐 喜和 大石 徹 王 英燕 秦 兆雄 曹 斗燮 岩井 洋 市川 文彦 住原 則也 出口 正之 李 妍〓
出版者
国立民族学博物館
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

上海万博のテーマに沿って、展示やイベントに見られる近未来の望ましい都市文化、都市生活のありようを研究した。追究したテーマは主に聖空間、国家、都市、企業にかかわるものであり、国威発揚、経済効果、生活様式の変化などに注目した。上海万博は、上海を「龍頭」として発展する現代中国を中心に、それをとりまく国際環境の縮図を一つの世界観として内外に提示したといえる。