著者
植田 喜久子 滝口 成美 宮武 広美 吉野 純子 飯村 富子 野村 美香 近藤 真紀 中信 利恵子 藤田 佳子 永井 真由美 五嶋 育子 成田 伸 ウエダ キクコ タキグチ ナルミ ミヤタケ ヒロミ ヨシノ ジュンコ イイムラ トミコ ノムラ ミカ コンドウ マキ ナカノブ リエコ フジタ ヨシコ ナガイ マユミ ゴトウ イクコ ナリタ シン
出版者
日本赤十字広島看護大学
雑誌
日本赤十字広島看護大学紀要 (ISSN:13465945)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.55-63, 2002

本研究の目的は、日本人の壮年期にある女性の健康的なライフスタイルを査定する質問紙を開発し、その信頼性と妥当性を検討することである。 最初に4段階のリッカートスケールをもつ47項目からなる質問紙を開発した。質問紙は、ブレスローやペンダーの理論や日本人の壮年期にある女性に関する研究を基礎として作成した。予備調査の後、2001年5月から6月に本調査を行い、572名の女性から回答を得た。信頼性や妥当性をクロンバックのα係数、主成分分析、ライフスタイル総得点の分布、ライフスタイル得点と森本のHPI得点との相関係数により検討した。その結果、クロンバックのα係数は、0.88であり、7つの下位尺度と29項目が得られた。これらの下位尺度と因子分析前の下位尺度には、「食事」、「運動・休養」、「健康への関心」では一致がみられ、構成概念妥当性はある程度確保されていると考えられた。このライフスタイル指標は、ある程度の信頼性や妥当性を得ており、日本人の壮年期女性のライフスタイル指標として、心理的、社会的な側面や価値観を考慮した尺度であると考えた。今後の課題として、日本人の壮年期女性の体験をふまえながら、洗練したライフスタイル指標を作成していく必要がある。
著者
上田 芳弘 成田 仁志 加藤 直孝 林 克明 南保 英孝 木村 春彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.87, no.10, pp.887-898, 2004-10-01
被引用文献数
3

電子メールやWebを利用した問合せメールを,適切な担当者に自動分配するシステムを構築した.提案手法は,まず各担当者が作成した文書ファイルを収集して,この中の出現単語のtf・idf値とidf/conf値を算出し,この2種類の辞書を担当者ごとに作成する.更に,従来の帰納的学習に代えてProfit Sharingを応用し,これらのウェイトを強化学習することが特徴である.システムは,問合せメールとこれらの辞書を照合して,単語のウェイトと一致率から担当者ごとにスコアを算出し,このスコアが高い担当者を回答者として推定する.提案方法の有効性を評価するために実際の問合せメールを用いて評価実験を行い,以下のような考察をした.(1)問合せメールを分配している専門家の分配精度から実用上必要な精度を明らかにした.(2)tf・idf値とidf/conf値を用いただけの分配では,実用的な分配精度が得られなかった.(3)(2)の単語のウェイトを強化学習することにより分配の専門家と同等な精度で実用的な分配ができた.最後に(3)の実用的な精度を得るための文書ファイル数とノイズに関する評価を行い,更に従来のテキスト分類手法との精度比較を行った.
著者
成田 吉弘
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集 : JSME annual meeting
巻号頁・発行日
vol.2004, no.6, pp.25-26, 2004-09-04

A survey was made to cover the recent development in the finite element analysis of shell structures. It was found that the considerable efforts have been made in the past five years to create new types of finite elements for analyzing various mechanical behaviors of shell structures, particularly of composite shell structures.
著者
胡 東良 銭 愛東 単 暁風 成田 浩司 差波 拓志 長内 理大 阿部 由紀子 平賀 寛人 工藤 幸清 劉 勇 中根 明夫
出版者
弘前大学
雑誌
弘前醫學 (ISSN:04391721)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.1-6, 2007

本研究では,日本と中国の食肉179検体,鶏卵35検体におけるの大腸菌,サルモネラ及び黄色ブドウ球菌の汚染状況を統一検査法により調査した.食肉検査結果により,日本において,大腸菌の検出率は46.4%,サルモネラは4.4%で, 黄色ブドウ球菌は36.2%であった。中国において,大腸菌の検出率は37.9%,サルモネラは5.5%で,黄色ブドウ球菌は 44.1%であった.大腸菌の検出率が日本の方(46.4%)が中国(37.9%)よりやや高く,これに対し,黄色ブドウ球菌は中国の方(44.1%)が日本(36.2%)よりやや高い結果が見られたが,いずれも有意差がなかった.汚染菌数について,10^4 CFU/gを超えるのは.大腸菌では4/69(日本),4/145(中国):黄色ブドウ球菌では2/69(日本)と7/145(中国)であった. これらの結果により,食肉の加工,保管,流通,販売において,徹底的な温度管理と衛生管理が必要であると考えられる.