著者
阿部 孝司 年代 光宏 林 貴宏 木村 春彦
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会誌 = Imaging & Visual Computing The Journal of the Institute of Image Electronics Engineers of Japan (ISSN:02859831)
巻号頁・発行日
vol.36, no.5, pp.701-709, 2007-09-25
参考文献数
21
被引用文献数
1 or 0

スポーツ中継で表示されるスコアテロップの内容解析は,放送型スポーツ 中継映像の内容解析に有効であると示唆されるが,近年のスコアテロップは,文字やマーク,その背景まで様々な色や輝度が混在し,輝度値だけに 着目して領域内に存在する多種のオブジェクトを背景と区別することは難しい.また,スコアテロップ内の各オブジェクトの表示内容を認識するには,時間経過に伴うオブジェクトの状態変化を調べる必要がある.本稿では,放送型野球中継映像のスコアテロップ領域を対象に,白黒濃淡画像の輝度値に加えRGB濃度値のヒストグラムを用いて領域内に 存在するオブジェクトの外接矩形を抽出し,試合の内容解析に 必要なキーとなる,アウトカウント,得点,ランナーの有無を示す 領域を次フレームでの同一領域との相関を求めて特定する方法を提案する.四つの野球中継映像に対し実験を行った結果,アウトカウントがマーク 表示されている映像を除き,上記の抽出項目はすべて精度良く抽出された.
著者
長谷川 達人 越野 亮 木村 春彦
雑誌
研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.8, pp.1-7, 2015-02-23

現在,スマートフォンは世界中で多くの人々に利用されている.携帯電話の様々な機能が日々発展している中,音量設定に関しては依然として物理ボタンで手動設定が行われている.利用者は毎日通勤前にマナーモードを設定し,帰宅後は元に戻すなどの設定を行う必要があるため,それが手間で,常にマナーモードに設定している利用者も少なくないだろう.それでも,必要な連絡をとり逃してしまうことや,音楽が聞きたいときにはわざわざ音量を設定する必要があるなどの不便は残る.我々はこれらの課題を解決するためにインテリジェントな音量変更手法を開発している.その実現に向け,本稿では多数の被験者による実際の操作ログを収集する実験を行った.本稿では,利用者属性や音量変更を行うタイミングなどに関する考察を行った結果を報告する.Nowadays, many people use a smartphone in the world. Although many functions are improved step by step, users still manually adjust the suitable volume with hard buttons. Users set their smartphone to vibrate mode before commuting and ring mode after getting their home every day. Therefore, quite a few people always set their smartphone to vibrate mode. However, inconvenience still remains, such as to miss a necessary phone call, or to raise sound volume when the user would like to listen to music. We develop an intelligent volume adjustment method to improve such inconvenience. Towards implementation of this method, we gathered operation log of actual use by many participants. In this paper, we described the results of considerations such as considering user attributes and the right time to change sound volume.
著者
長谷川達人 中村宗広 梶原祐輔 木村春彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.12, pp.1-7, 2013-12-12

近年モバイル端末の普及に伴い利用者のマナーやモラルが問題視されており,特に音量の設定は,公共交通機関や映画館,図書館,また,学校や会社の社会生活等様々な場所にて規制されていることが多い.Android スマートフォンにおいては,音量設定は大きく分けて 2 種類,着信音量とアプリ音量がある.着信音量は電話やメールが着信した際の音量であり,マナーモード設定と連動している.アプリ音量はゲームのようなアプリケーションで発される音量の設定であり,一般的にはマナーモード設定と連動されていない.本稿では特にアプリ音量に焦点を当て,Android スマートフォンから得られる様々なログ情報を用いてアプリ音量の自動化を行う.ログ情報として主に位置情報,起動中のアプリ名称,時刻などを用いて学習を行う.Because of the diffusion of a smartphone, user's manners or morals are indicated. Among them, the volume is frequently regulated in the public spaces like theater, library, school, and office. Android smartphone has two kinds of volume setting, one of which is ringtone volume, and the other is application volume. Ringtone volume, is a volume receiving a call or a e-mail, changes in conjunction with silent mode setting. Application volume, is a volume working an application like games, doesn't generally change in conjunction with silent mode setting. We propose a method automatically sets a volume utilizing various kind of attributes observed on an Android smartphone. In this paper, this method especially focuss on the application volume. This algorithm mainly processes location logs, application names, time information and so on to learn.
著者
新保 達也 東野 翼 大薮 多可志 木村 春彦 南戸 秀仁
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌. E, センサ・マイクロマシン準部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. A publication of Sensors and Micromachines Society (ISSN:13418939)
巻号頁・発行日
vol.126, no.7, pp.370-375, 2006-07-01
被引用文献数
5 or 1

Plant can recognize the environmental factors, for example temperature, humidity, atmospheric pressure and light intensity. Humans can identify the capabilities by measuring the plant bioelectrical potential. It can also recognize the breezing wind. Plants can be regarded as an environmental sensor by using the potential. In this study, the bioelectrical potential characteristic to the wind grade was examined. As for the results, the correlation between the characteristic and the grade was derived. The correlation coefficient was very high. The integrated value for the potential was adopted to derive the relation. Plant can identify the wind intensity by adopting the value. It became obvious that plant has higher capabilities to sense the environmental factors not only temperature, humidity and light intensity but also wind intensity. The application field of plant will spread by using these results.
著者
木村 春彦 南保 英孝
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011 (Released:2011-08-05)

本研究で明らかにしたことは、以下の機能の実現である。これらの機能を申請者がこれまで開発してきた独居老人介護システムに追加する。(1)交流眼電図による水平方向の眼球運動と随意性瞬目を用いた意思伝達支援装置の開発(2)顔画像間の濃度特徴を用いた表情認識 (3)可視光センサを用いた転倒検知システムの開発 (4)ニオイセンサを用いた独居老人宅の環境モニタリング (5)圧力センサを用いた通過人数の推定 (6)赤外線ポインティングデバイスの選択操作を支援するシステムの開発 (7)リモコン型操作デバイスと圧力分布センサを用いたPCの認証システム (8)植物生体電位を用いた人の振る舞い認知システムの開発
著者
三吉 建尊 越野 亮 笠原 竹博 上田 芳弘 木村 春彦
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.909-919, 2012-08-15 (Released:2012-09-05)
参考文献数
15

現在,工作機械用の制御盤内において,部品同士をハーネスと呼ばれる電線で結線する作業は手作業で行われており,自動化が求められている.本研究では機械によるハーネス結線作業の自動化を行うために,部品に予め取り付けられているハーネス取り付け用のネジ位置を検出すること.そして機械によってハーネスが取り付けられた後に,正しくハーネスが取り付けられているか検査を行うこと.これら2つの処理を画像認識によって行う.本研究では,機械学習によって画像の特徴量を学習して識別するという,一般物体認識の手法を用いる.特徴量の計算には HOG と Bag of Keypoints を用いる.そして得られた特徴量を機械学習によって学習・識別を行うことによって画像認識を行う.本稿では,上記の手法を用いたネジとハーネスの認識率について報告する.
著者
大藪 多可志 木村 春彦
出版者
金沢星稜大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006 (Released:2006-04-01)

植物は様々な環境要因を認識する能力を有している。また, 移動することは困難なため環境適応能力に優れている。本研究においては, 植物の環境認識能力を生体電位を用いて明らかにすると共にその癒し効果を表現するインタフェースを構築した。インターフェースとしては, 植物にとって良い環境状態であるとき微笑んでいることを顔表現で示す。暑さや寒さを顔表現で示し, 人間からの問いかけに対して環境状態を音声で知らせる。成果を書籍として出版した。
著者
小越 康宏 日名田 明 広瀬 貞樹 木村 春彦
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.397-400, 2003-02-15
被引用文献数
12 or 0

コンピュータシステムの個人認証においては,従来よりユーザ名,パスワードの情報を用いて本人かどうかの認証を行っているが,これらの情報が漏れた場合に不正利用される恐れがある.そこで,ユーザ名,パスワードを入力するときの打鍵間時間(あるキーが打たれてから次のキーが打たれるまでに要する時間)の特徴を参考にして個人認証を行うシステムがいくつか提案されている.しかし,打鍵の熟練者においては打鍵間時間に差異が現れにくく,どのシステムにおいても本人かどうかの認証が困難となる問題点があった.本研究では,このような打鍵間時間を基にした認証システムにおいては,認証時に意図的なリズムを持たせて打鍵するリズム打鍵が有効で,認証精度を大幅に改善できることを示す.In this paper,we propose an improvement method of the authentication systems based on keystroke intervals using intentional keystroke rhythm.In the previous authentication systems based on keystroke intervals,user was more exactly discriminated by the speed of each keystroke in addition to the user name and the password.However,they still have a problem that an authentication might be difficult when the speed of each keystroke was similar to the other person's.We solve this problem by making a rhythm keystroke to each user at the time of the authentication.
著者
小越 康宏 小越 咲子 広瀬 貞樹 木村 春彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.85, no.5, pp.959-964, 2002-05-01
参考文献数
6
被引用文献数
6 or 0

独居老人の介護,危険回避のために,家庭内での生活様態を把握することは非常に重要であるが,家庭内での振舞い認知についての研究は少ない.本論文では,赤外線センサを各部屋に分散配置し,部屋ごとに老人の滞在の傾向をとらえることにより家庭内での振舞い認知を実現し,新しく観測される老人の活動が,習慣的な振舞いとは異なる振舞いなのかを検知する手法を提案する.
著者
上田 芳弘 成田 仁志 加藤 直孝 林 克明 南保 英孝 木村 春彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.87, no.10, pp.887-898, 2004-10-01
被引用文献数
3 or 0

電子メールやWebを利用した問合せメールを,適切な担当者に自動分配するシステムを構築した.提案手法は,まず各担当者が作成した文書ファイルを収集して,この中の出現単語のtf・idf値とidf/conf値を算出し,この2種類の辞書を担当者ごとに作成する.更に,従来の帰納的学習に代えてProfit Sharingを応用し,これらのウェイトを強化学習することが特徴である.システムは,問合せメールとこれらの辞書を照合して,単語のウェイトと一致率から担当者ごとにスコアを算出し,このスコアが高い担当者を回答者として推定する.提案方法の有効性を評価するために実際の問合せメールを用いて評価実験を行い,以下のような考察をした.(1)問合せメールを分配している専門家の分配精度から実用上必要な精度を明らかにした.(2)tf・idf値とidf/conf値を用いただけの分配では,実用的な分配精度が得られなかった.(3)(2)の単語のウェイトを強化学習することにより分配の専門家と同等な精度で実用的な分配ができた.最後に(3)の実用的な精度を得るための文書ファイル数とノイズに関する評価を行い,更に従来のテキスト分類手法との精度比較を行った.
著者
参沢 匡将 竹井 義法 南戸 秀仁 阿部 孝司 木村 春彦
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌. E, センサ・マイクロマシン準部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. A publication of Sensors and Micromachines Society (ISSN:13418939)
巻号頁・発行日
vol.126, no.3, pp.107-113, 2006-03-01
被引用文献数
2 or 0

Many kinds of chemical sensors have been developed to detect various air-pollutants. Generally sensor systems are composed of plural chemical sensors and a computer, and the systems can derive kinds of pollutants, densities of the pollutants, and various risks for environments and humans. Regarding the research of sensor systems, there are literatures about a sensor agent, which regards a sensor as an agent, and a utility mobile robot which attaches odor sensors. In these systems, it is necessary that observed results output by the sensors are exactly analyzed with information processing; especially, it is important to recognize the occurrence of events such as outbreaks of odor, however, this kind of recognitions are still not enough and it does not mean that the systems can recognize all the environmental events. In this research, odor sensors are treated and generally odor sensors are designed modeling functions of human nose. Hence, as well as odor sensors, we aim improving the accuracy of environmental recognitions using an odor sensor system attaching an information processing function according to human senses. In addition, we show the usefulness of the proposed system comparing with a conventional technique.