著者
辰己 丈夫 大岩 元 斎藤 俊則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.62, pp.57-62, 2005-06-18

筆者らは、放送大学教養学部の授業科目「情報技術と社会('05)」を2004年度1年間をかけて収録した。この授業は2005年度から4年間放送され、数千人の登録学生が放送講義を視聴して、印刷教材を読んで、単位認定試験に取り組む。本発表では、実際の収録の過程を振り返りながら、このような放送講義では何ができるのか、何ができないのかについて述べる。また、入学試験が存在しない放送大学において単位認定が持つ機能と意味について考察を行なう。We produced a subject "Information and Communication technologies and Society" at The University of The Air school. In this report, we describe the process of the production we experienced. We report what we can do and what we cannot do in this broadcasting lecture. We will talk about the function and the meaning of the unit recognition in The University of the Air which does not have the system of entrance exam.
著者
辰己 丈夫 大岩 元 斎藤 俊則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. CE,[コンピュータと教育] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.80, pp.57-62, 2005-06-18
参考文献数
1

筆者らは、放送大学教養学部の授業科目「情報技術と社会('05)」を2004年度1年間をかけて収録した。この授業は2005年度から4年間放送され、数千人の登録学生が放送講義を視聴して、印刷教材を読んで、単位認定試験に取り組む。本発表では、実際の収録の過程を振り返りながら、このような放送講義では何ができるのか、何ができないのかについて述べる。また、入学試験が存在しない放送大学において単位認定が持つ機能と意味について考察を行なう。
著者
斎藤 俊則 大岩 元
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.45, no.12, pp.2856-2868, 2004-12-15

情報メディアとしてのインターネットの普及によって人々の情報受容のあり方が変化し,「情報内容を自分の力で批判的に吟味する力」すなわち,メディア・リテラシーの育成が教育の重要な部分を占めるようになってきた.情報教育という観点から,メディア・リテラシー教育を行う場合の「教育目標」,「教育内容」,「教育実践のモデル」を検討し,大学生への情報教育の一環として,記号学に基づくテキスト読解を行わせることを試みた.その結果,「情報の価値や信頼性」を吟味するためには,(1)メディアと自己との関係を中心に日常生活を再発見すること,(2) 社会的なコンテクストに注意を払わなければならないこと,(3) 無意識に設定している自分の視点を顕在化させること,が有効であることが分かった.
著者
斎藤 俊則
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.69-69, 2015-12-15

各地で子どものためのプログラミングワークショップが盛り上がる中,横須賀市でも2014年より同市教育委員会および生涯学習財団の主催により「小学生プログラミング体験教室」が開催されている.正味2時間の間,子どもたちは思い思いに作品作りに没頭しており,その様子はPapertのいう構築主義的学習の生起を直観させる.一方で,参加費無料のこの「教室」に実際に子どもが参加できるまでには,子どもを取り巻くさまざまな社会経済的な条件がその可能性を左右するものと推測される.この問題に関して,筆者らは「プログラミングを学ぶ機会が公平に与えられること」を目ざして同市教育委員会の協力を得ながら調査研究に着手したところである.
著者
和田 正人 Dezuanni Michael Burnett Bruce 森本 洋介 田島 知之 斎藤 俊則 Grizzle Alton
出版者
東京学芸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究では、教員養成大学の学生及び現職教員が、ユネスコが2011年に開発した「教師のためのメディア情報リテラシーカリキュラム(Media and information Literacy Curriculum for Teachers)」を学習することにより、文部科学省が2007年に発表した教員のICT活用指導力がどの程度増加したことを明らかにした。しかし2013年度の調査と2015年度の調査の比較では、増加した項目が半減した。また項目尺度も「わりにできる」までで限定されていた。これらのことより、項目尺度の検討と縦断的研究の必要性が議論された。