- 著者
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浜田 祐次
佐野 健志
藤田 政行
藤井 孝則
西尾 佳高
柴田 賢一
- 出版者
- 公益社団法人 日本化学会
- 雑誌
- 日本化学会誌(化学と工業化学) (ISSN:03694577)
- 巻号頁・発行日
- vol.1993, no.7, pp.879-883, 1993
- 被引用文献数
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二座配位子(N-salicylidenealkylamine),あるいは四座配位子(N,N'-disalicylidenealkanediamine)を用いて,亜鉛イオンと配位子が1対2,および1対1のアゾメチン亜鉛錯体を新しく合成して,有機エレクトロルミネヅセンス(EL)繁子の発光材料としての詐価を行った。この中で,1対1錯体である(N,N'-disalicylidene-1,6-hexanediaminato)Z121C(II)を発光層に用いて,二層構造素子[ITO/ホール輸送層/発光層/MgIn]を作製したところ,最高輝度1460cd/m2を示し,錯体系発光材料としては初めて高輝度青色発光(ピーク波長462nm)を得ることができた。同時に,錯体を発光材料に用いるためにはa錯体が昇華性のある分子内錯塩を形成していなければならないことがわかった。