著者
大森 隆行 丸山 勝久 林 晋平 沢田 篤史
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.3_3-3_28, 2012-07-25 (Released:2012-09-25)

ソフトウェアは,利用者を満足させ続けるために絶えず進化しなければならない.本論文では,このようなソフトウェア進化に関連する研究を,手法,対象,目的という三つの視点から分類する基準を示す.その上で,それぞれの分類に基づき文献調査を行った結果を示す.この分類と調査の結果は,ソフトウェア進化分野の研究動向や研究の方向性を考察する足掛かりとなる.
著者
張 漢明 野呂 昌満 沢田 篤史 吉田 敦 蜂巣 吉成 横森 励士
雑誌
研究報告組込みシステム(EMB)
巻号頁・発行日
vol.2013-EMB-28, no.11, pp.1-6, 2013-03-06

本研究の目的はソフトウェアアーキテクチャを中心とした実践的な記述法と検証法を確立することである.振舞い仕様と機能仕様及び詳細化関係に着目して,既存のモデル検査とテスティング技術を適切に適用するための検証モデルを提示する.本稿では単純な自動販売機を事例として,アーキテクチャ段階における仕様記述と検証例を示す.本検証モデルは,ソフトウェア開発者がアーキテクチャを記述及び検証するさいの実践的な指針となることを目指す.
著者
沢田 篤史 野呂 昌満
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.1_35-1_46, 2015-01-26 (Released:2015-03-26)

ソフトウェアアーキテクチャの設計結果は,開発対象であるソフトウェアシステムの完成時における機能や非機能に関する様々な特徴だけでなく,実装や検証,保守など,他の開発プロセスに多大な影響を及ぼす.高品質のシステムを開発するために,アーキテクチャ設計を支援する技術は重要である.また,システムの品質を適切に予測し,管理を可能とするためには,設計結果としてのアーキテクチャと,その設計過程において行われた判断を文書化することも重要である.長期間にわたって運用されるシステムにおいては,アーキテクチャ設計に関連する文書と,要求仕様,設計,実装などの他のソフトウェア構成要素との間の追跡可能性が求められる.本稿ではまず,高品質のソフトウェアシステム開発におけるソフトウェアアーキテクチャの重要性について解説する.アーキテクチャ設計と文書化に関連し,アーキテクチャスタイル,パターン,関心事,ビューなどの諸概念についてそれらの意味的関連も含めて説明する.さらに,アーキテクチャに関する設計判断の文書化技術,追跡性管理と知識管理の技術,それらを支援するツールの動向を解説する.
著者
沢田 篤史 多鹿 陽介 山崎 達也 美濃 導彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.242, pp.19-24, 2004-07-26
被引用文献数
4

本稿では,ホームネットワークにつながれた家電,センサ,ロボットなどが協調して生活支援サービスを提供するためのプラットフォーム「ゆかりコア」について紹介する.各種アプライアンスを単機能に分解し,機能を単位に接続・協調させ,家庭全体で最適なサービスの提供を可能とする点がゆかりコアの大きな特長である.本稿では,このゆかりコアの設計と実装について報告するとともに,ゆかりコアを家電サービス構築基盤としてより高機能なものとするために今後取り組まなければならない課題について概観する.
著者
石田 亨 西村 俊和 八槇 博史 後藤 忠広 西部 喜康 和氣 弘明 森原 一郎 服部 文夫 西田 豊明 武田 英明 沢田 篤史 前田晴美
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.39, no.10, pp.2855-2865, 1998-10-15

本論文では,国際会議におけるモバイルコンピューティング実験の報告を行い,その役割と効果について分析する.約100台の携帯電話付き携帯端末を用いて,実際の国際会議の参加者に通信/情報サービスを提供し,その際得られたログデータを解析した.ログデータのみでは十分知ることのできないユーザの使用感などは,事後アンケートにより調査した.以下の使用状況が観察されている.(a)ユーザは会議場ばかりではなく,会議後ホテルの部屋へ戻ってからも携帯端末を利用した.携帯端末は通常のデスクトップ型端末と比べて頻繁に使われ,かつ1回の使用時間は短かった.(b)情報サービスは,会議の進行を反映して利用にピークが現れるが,電子メールサービスは会議の進行にかかわらず定常的に利用された.
著者
沢田 篤史 野呂 昌満
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.1_35-1_46, 2015

ソフトウェアアーキテクチャの設計結果は,開発対象であるソフトウェアシステムの完成時における機能や非機能に関する様々な特徴だけでなく,実装や検証,保守など,他の開発プロセスに多大な影響を及ぼす.高品質のシステムを開発するために,アーキテクチャ設計を支援する技術は重要である.また,システムの品質を適切に予測し,管理を可能とするためには,設計結果としてのアーキテクチャと,その設計過程において行われた判断を文書化することも重要である.長期間にわたって運用されるシステムにおいては,アーキテクチャ設計に関連する文書と,要求仕様,設計,実装などの他のソフトウェア構成要素との間の追跡可能性が求められる.本稿ではまず,高品質のソフトウェアシステム開発におけるソフトウェアアーキテクチャの重要性について解説する.アーキテクチャ設計と文書化に関連し,アーキテクチャスタイル,パターン,関心事,ビューなどの諸概念についてそれらの意味的関連も含めて説明する.さらに,アーキテクチャに関する設計判断の文書化技術,追跡性管理と知識管理の技術,それらを支援するツールの動向を解説する.
著者
沢田 篤史 小林 隆志 金子 伸幸 中道 上 大久保弘崇 山本 晋一郎
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.50, no.11, pp.2677-2689, 2009-11-15
被引用文献数
7

本論文では,我々が先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムの一環として実施中のプロジェクト型ソフトウェア開発実習の教育プログラムと教材開発について説明する.本実習では,軟式飛行船制御の組み込みソフトウェア開発を題材に,大学院修士課程1年生がチーム開発を行う.本実習の主目標は,管理されたプロジェクト開発を経験することとソフトウェア品質向上における検証技術の重要性を理解することである.本論文では,この狙いを持って設計した実習プログラムと,開発した教材について紹介し,半年間の実習を実施した結果得られた学習成果と課題について説明する.This article presents how we have designed a project based learning (PBL) class for graduated students in the Leading IT Specialist Education Program of MEXT. Master course students form several development teams to struggle with the development of embedded software for airship control in our class. The students of this class are expected to touch with the real experience of team development in a disciplined project and to have deep understanding on the importance of verification and validation technology throughout the development of quality software. This article overviews the design of and teaching materials for our PBL class. Discussions on the results and lessons learned from the half-year operation of this class are also presented.