著者
松村 耕平 尾形 正泰 小野 哲雄 加藤 淳 阪口 紗季 坂本 大介 杉本 雅則 角 康之 中村 裕美 西田 健志 樋口 啓太 安尾 萌 渡邉 拓貴
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:21888760)
巻号頁・発行日
vol.2017-HCI-174, no.13, pp.1-8, 2017-08-16

ACM CHI に採録された論文を読み合う勉強会,CHI 勉強会 2017 を開催した.勉強会では ACM CHI2017 に採録された 599 件の論文を参加者が分担して読み合う.これによって,参加者は先端の HCI 研究を概観することができる.本年度は,勉強会をスムースに実施し,また,参加者の支援を行うために支援システムを導入した.システムの分析から,CHI 勉強会がどのような特徴を持っているのか,そして今後どのようにデザインされていくべきなのか議論する.
著者
鬼束 幸樹 秋山 壽一郎 山本 晃義 渡邉 拓也 脇 健樹
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B (ISSN:18806031)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.296-307, 2009 (Released:2009-11-20)
参考文献数
32
被引用文献数
5 6

魚が魚道内を遡上できる条件として,魚道内の流速が魚の突進速度以下であることが挙げられる.突進速度とは1秒∼数秒間しか維持できない魚の最大遊泳速度である.突進速度に関する既往のデータは極めて少なく,しかも,同一魚種で同一体長であっても研究者によって提示している値が異なっているのが現状である.よって,魚道設計に採用すべき突進速度が不明確という問題点がある.本研究では多くの河川に生息するアユ,オイカワ,カワムツおよびギンブナを対象として,流速および体長別の突進速度を実験的に求めた.その結果,上記の魚種については,流速および体長に基づき突進速度を求めることが可能となった.また,突進速度に達するまでの時間および遊泳距離を解明した.
著者
渡邉 拓史 泉 裕之 浅野 賢一 渡邊 直樹 神山 浩 鮎澤 衛 高橋 昌里
出版者
日本小児放射線学会
雑誌
日本小児放射線学会雑誌 (ISSN:09188487)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.27-31, 2019 (Released:2019-02-28)
参考文献数
11
被引用文献数
1

Background: Magnetic resonance coronary angiography (MRCA) is a minimally invasive and radiation-free technique that enables evaluation of the coronary arteries in patients being followed-up for Kawasaki disease (KD). However, during MRCA scanning it is mandatory that patients lie still in bed for a long time. This is a major obstacle to the application of MRCA in pediatric patients.Aims: We aimed to determine the utility of MRCA without using sedatives in pediatric patients using preparation.Methods: Our study included 7 consecutive pediatric KD patients who underwent an MRCA to evaluate coronary artery lesions between 2010 and 2016 at the Itabashi Medical Association Hospital. The preparation for MRCA was performed in all patients, including a field trip and detailed explanation. The MRCA was conducted without sedatives. We compared the findings of MRCA and ultrasound cardiography (UCG) and investigated their correlation.Results: The mean age of patients was 8.3 ± 4.1 years (range 4–15 years, 6 boys and 1 girl). The mean time from disease onset to the MRCA procedure was 2.7 ± 2.8 years. Scanning could be successfully completed in all patients without sedatives because pediatricians had prepared themselves adequately prior to scanning. The measurements of coronary artery in MRCA were significantly larger than those of UCG and showed a strong positive correlation.Conclusion: An MRCA procedure can be performed without sedatives in pediatric KD patients, including children as young as 4 years (the youngest patient we experienced). Adequate preparations by physicians prior to scanning can reduce avoidable and unnecessary sedation in these patients.
著者
渡邉拓貴 寺田努 塚本昌彦
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)
巻号頁・発行日
vol.2013-UBI-39, no.9, pp.1-8, 2013-07-24

ウェアラブルコンピューティング環境では,装着型センサを使った状況認識に注目が集まっている.一般的に用いられるセンサは加速度センサやマイクだが,前者は複数のセンサのデータを統合するために通信を行う必要があり,後者は音のみに頼っているため実際にそのユーザが関係している音なのかが分からない.そこで本研究では,超音波によってユーザの行動,周囲に居る人,現在居る場所などの情報を取得し,ボイスレコーダなどの音声記録に埋め込む手法を提案する.ユーザはマイクと超音波を発する小型スピーカを装着し,これらの距離を表す音量の変化と,ジェスチャの速度を示すドップラー効果を利用してジェスチャを認識する.また,環境や人に超音波 ID を発信する小型スピーカを装着することで,ユーザがどこにいたか,近くに誰がいたかという情報も同時に記録する.これにより,会話音等の環境音,ジェスチャ,ユーザのいた場所,会った人物のデータすべてがマイクのみで記録できる.提案手法では他者による環境音が無い場合,平均 86.6% の精度で認識でき,他者から発せられる環境音がある場合,平均 64.7% の精度で認識できた.