著者
春日 章宏 三枝 優一 古井 陽之助 速水 治夫
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.32(2007-GN-063), pp.61-66, 2007-03-22

インターネット上でコミュニケーションを行う場の一つとして注目されている招待制の SNS には「現実の人間関係を再現し、人と人とのつながりを重視したコミュニケーションを支援する」という特徴がある。しかし既存の SNS では、そうしたつながりを通して「友達の友達」を知ることはできるが、それを足がかりに新たな人間関係を構築することへの支援には改善の余地がある。そこで本研究では、「自分」「友達(仲介者)」「友達の友達」までが参加できる仲介型のチャットを組み込んだ新しい SNS を設計・開発した。8人の被験者による評価実験を行ったところ、SNS と仲介型チャットの組み合わせが友達の輪を広げるのに有効である可能性が示唆された。
著者
三枝 優一 古井 陽之助 速水 治夫
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.6(2007-DBS-141), pp.77-82, 2007-01-26

辞書を用いる形態素解析においては,時代の流れと共に現われ変遷していく口語表現・省略表現・若者言葉等の新語を速やかに辞書に取り入れることで解析精度を高められると期待できる.そこで本研究では,Web上のblogを中心とした文書集合を字種別に切り分け新語候補とし,それらの出現頻度を既に辞書に登録されている語のそれと照合し評価することにより,新語を抽出する手法を提案する.実験では,カタカナのみ,あるいは漢字のみで構成される新語は,複合語を含め80%以上の精度で抽出することができた.また,出現頻度の低い新語についても一部抽出することができた.今後の課題としては,収集した新語の動的な品詞同定と,新語を辞書に取り入れることによる形態素解析精度向上の検証が挙げられる.
著者
三枝 優一 古井 陽之助 速水 治夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. DBS,データベースシステム研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.141, pp.77-82, 2007-01-25
参考文献数
7
被引用文献数
1

辞書を用いる形態素解析においては,時代の流れと共に現われ変遷していく口語表現・省略表現・若者言葉等の新語を速やかに辞書に取り入れることで解析精度を高められると期待できる.そこで本研究では,Web上のblogを中心とした文書集合を字種別に切り分け新語候補とし,それらの出現頻度を既に辞書に登録されている語のそれと照合し評価することにより,新語を抽出する手法を提案する.実験では,カタカナのみ,あるいは漢字のみで構成される新語は,複合語を含め80%以上の精度で抽出することができた.また,出現頻度の低い新語についても一部抽出することができた.今後の課題としては,収集した新語の動的な品詞同定と,新語を辞書に取り入れることによる形態素解析精度向上の検証が挙げられる.
著者
竹渕瑛一 山田泰弘 鈴木浩 服部哲 速水治夫
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.381-382, 2013-03-06

昨今,いくつかのWebAPIを組み合わせることで新たなWebサービスを立ち上げるマッシュアップの事例が増えている. 提供されるWebAPIの多くは,特定のURLに対しリクエストを発行することによって,リクエストに応じたデータを得られる方式を採用している.取得時の処理はサーバサイドで行われている. 本研究ではWebAPIをクライアントサイドで動作させる方式の検討と評価を行った.試作システムとしてPixivを対象に提案方式によるWebAPIを実装した.従来方式ではWebAPIをサーバサイドで動作させるが,提案方式ではクライアントサイドにWebAPIを設置し,逐次サーバサイドのWebページにアクセスすることでデータを取得する.
著者
竹渕 瑛一 速水 治夫
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2015-GN-93, no.40, pp.1-8, 2015-01-19

一般的にオンボードでマイクやヘッドフォンなどの音声機器を入出力する場合,カーネル・ミキサーと呼ばれる OS に内蔵されたサウンド・システムが用いられる.また,DTM など作曲のための録音・再生環境では,音が遅れて聴こえてくる現象を防ぐため,音声入出力を 10 ミリ秒以下で実現することが望まれている.これを実現する規格として,Steinberg 社によって Audio Stream Input/Output(ASIO) が策定されている.Steinberg 社は ASIO によるオーディオ・アプリケーションなどの開発を支援するため,COM インターフェースの仕様や開発キットを配布している.しかし,現状では ASIO を用いたオーディオ・アプリケーション開発の敷居は高いと言わざるを得ない.本研究では,ASIO の COM インターフェースを最短で 5 行程度で利用可能なライブラリを開発した.本ライブラリと既存ライブラリの実装例を比較すると,Halstead Volume が 2.5~9.6 倍縮小し,実装時間が 2.4~13.0 倍短縮された.
著者
澤田清 梶並知記 服部哲 速水治夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.77, pp.1-6, 2014-03-06

本稿では,動画コンテンツを用いて,アクション RPG を対象とした,コンボ (Combo) の習得の支援手法を提案する.コンボの習得には,実際にゲームをプレイして練習する必要があるが,練習する際に,自分のプレイ技量に適したコンボの解説記事や動画をWeb上で見つけ教材として参考にする場合がある.しかしながら,アクション RPG のゲームタイトルを題材にした,ゲーム進行の様子やスーパープレイを収録した動画は数多く存在しているものの,コンボの習得を支援する動画は,あまり存在しない.また,コンボ習得を支援する動画に,どのような内容を含むべきか,検討されていない.したがって,本稿では,アクション RPG のプレイの特徴や,要求されるプレイ技能の種類を考慮し,コンボの習得を支援するための手法を提案する.動画コンテンツとして提案手法を実装し,被験者実験を通して有効性を検証する.
著者
清田 雅子 山田 泰宏 服部 哲 速水 治夫
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.3, pp.1-6, 2013-03-11

テレビドラマは四半期毎に新たな作品が多く放送されているため,視聴者は過去に見た作品すべてを覚えていることは困難である.また,どの作品が自分の嗜好に合うか判断するための数量的な基準が存在しない.そのため,過去に好んで見ていた作品を忘れてしまい再視聴する機会の損失や,誤った判断により自分の嗜好に合わない作品を視聴する可能性がある.本論文ではユーザが過去に見た作品を管理し,再視聴の機会を増やすとともに,ユーザの嗜好に合った未視聴作品を自動的に推薦することで新たな作品を見る機会を作ることを目的とする.そのため,本論文ではユーザが過去に見た作品を 5 段階評価で登録し,その情報を基に未視聴作品の評価を推測し,オススメ度を具体的な数値で示す機能を有した推薦システムを提案する.実験により,提案システムは過去に見た作品の管理に有効であり,ユーザの嗜好に合ったオススメ作品を提示できることが確認できた.For the Japanese television drama, new works are released and broadcast on a quarterly basis. Thus, it is difficult for the viewer of the work to remember most works that the viewer had seen. Moreover, there are not quantitative criterions which would indicate whether or not the work is suitable to the viewer. For those reasons, it is common that to lose the opportunity to view the work again, because the viewer forgot the works of which the viewer had been looking in favor, and there is a possibility to view the work that does not suitable to their taste occurred by the user's dis-appropriate decision. Our study is aiming at managing the work that was seen in the past by the user, making the chance to see new works by recommending automatically unviewed works that suit the every user's preference. Therefore we propose the recommender system. The user of the proposed system can register works that the user has seen, and score the work in the 5-point score scale. The proposed system could calculate the score that indicates how the work is suitable to the user. The score is specific numerical values: based on the evaluation of the score of work. From the experiments, the proposed system is effective in the management of work seen in the past, We were able to confirm that the work that is suitable to the user's preference presented by our recommendation function.
著者
竹渕瑛一 鈴木浩 服部哲 速水治夫
雑誌
研究報告コンシューマ・デバイス&システム(CDS)
巻号頁・発行日
vol.2013-CDS-6, no.24, pp.1-5, 2013-01-09

近年,投稿されたコンテンツに対して利用者が自由にタグを付けられるサービスが増加している.それに伴い,コンテンツに付けられたタグ群を自動分類する研究も盛んになっている.自動分類の一つとしてタグの階層化が挙げられる.タグの親子関係を構築することにより,検索の利便性を向上させる研究である.一方で,現状の研究では不特定のタグを階層化するため,目的のタグが見つからない問題がある.本論文は Pixiv を対象に,二次創作イラストに付けられるジャンルタグを自動分類する手法 (ジャンルタグ分類法) について述べる.ジャンルとは, 2 次創作における原作を意味している.ジャンルタグ分類法とは,対象のイラストのタグ群から,対象のイラストと同様なタグを付けたイラストとの相互関係によりジャンルタグの推定を行う手法である.ジャンルタグの分類を行うことによって,階層化されたタグのうち,どの階層にジャンルタグが存在するか特定できるようになる.
著者
三木 孝 山田 泰宏 服部 哲 速水 治夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.58, pp.1-5, 2014-03-06

Twitter は身の回りの出来事などを手軽に投稿できる Web サービスである.Twitter では投稿することをツイートと称し,利用者は様々な場面でツイートすることができる.本論文ではTV番組を視聴しながらツイートしている実況者といわれるユーザに着目する.近年,実況者によるツイートを用いた TV 番組のネタばらしが多い.大抵の実況者は特定のハッシュタグを付加したツイートをするが,中にはハッシュタグを付加せずツイートをする実況者も存在する.実況者をフォローしているユーザは自身のタイムラインが放映時間中に実況者のツイートで埋まってしまい,必要なツイートが見ることができなくなってしまう.また,リアルタイムで観ることができず,後日録画した番組を観る場合,話の筋や結末を知ってしまっているので観る楽しさが減少する.現状で特定のキーワードを含むツイートを非表示に設定できるクライアントは存在するが,それだけではネタばらしのツイートのすべてを非表示にできない.本論文では,ハッシュタグ付加ツイートをTV番組放送時間中に取得と解析を行い,頻繁にツイートされているキーワードを抜き出し,自動的に非表示する.解析した結果から共通するキーワードが含まれるツイートをタイムライン上から非表示にすることでネタばらしを防止するシステムを提案する.提案システムはネタばらしツイートの非表示を優先することとした.このため,ネタばらしでないツイートも非表示になることも多少あるがそれは致し方ないこととした.2 種類の評価実験の結果,提案システムは高評価を得た.Twitter is a Web service that can post with ease and events around us. It can be called tweets to be posted on Twitter, user Tweets in various situations. Attention is paid to the user which is said to live who tweeted while watching a TV program in the present study. In recent years, spoilers of the TV program using a live tweet by the person in many cases. Live 's most a tweet obtained by adding a hash tag of particular, who live a tweet it without adding the hash tag is also present in. Timeline of itself would be filled with tweets live person to broadcast during the time, a user who follows live person can no longer be seen is required tweet. Further, pleasure to watch is reduced if it can not be viewed in real time, and view the recorded program later, because it has known consequences or story line. Client that can be set to hide the tweet that contains specific keywords in the present circumstances exist, but it can not hide all of the tweets spoilers. In this paper, we analyze and get to a TV program broadcasting time in the hash -tagged tweet, extracting keywords that are frequently tweet, it is automatically hidden. We propose a system for preventing the spoilers by hide from timeline tweets keywords in common from the results of the analysis and the like. The proposed system was decided to give priority to the non-display of tweet spoilers. For this reason, there is also some that tweet you do not spoilers also be hidden, but it was decided can not be helped. Results of the evaluation two experiments, the proposed system is to obtain a high evaluation.
著者
三木 孝 山田 泰宏 服部 哲 速水 治夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.58, pp.1-5, 2014-03-06

Twitter は身の回りの出来事などを手軽に投稿できる Web サービスである.Twitter では投稿することをツイートと称し,利用者は様々な場面でツイートすることができる.本論文ではTV番組を視聴しながらツイートしている実況者といわれるユーザに着目する.近年,実況者によるツイートを用いた TV 番組のネタばらしが多い.大抵の実況者は特定のハッシュタグを付加したツイートをするが,中にはハッシュタグを付加せずツイートをする実況者も存在する.実況者をフォローしているユーザは自身のタイムラインが放映時間中に実況者のツイートで埋まってしまい,必要なツイートが見ることができなくなってしまう.また,リアルタイムで観ることができず,後日録画した番組を観る場合,話の筋や結末を知ってしまっているので観る楽しさが減少する.現状で特定のキーワードを含むツイートを非表示に設定できるクライアントは存在するが,それだけではネタばらしのツイートのすべてを非表示にできない.本論文では,ハッシュタグ付加ツイートをTV番組放送時間中に取得と解析を行い,頻繁にツイートされているキーワードを抜き出し,自動的に非表示する.解析した結果から共通するキーワードが含まれるツイートをタイムライン上から非表示にすることでネタばらしを防止するシステムを提案する.提案システムはネタばらしツイートの非表示を優先することとした.このため,ネタばらしでないツイートも非表示になることも多少あるがそれは致し方ないこととした.2 種類の評価実験の結果,提案システムは高評価を得た.Twitter is a Web service that can post with ease and events around us. It can be called tweets to be posted on Twitter, user Tweets in various situations. Attention is paid to the user which is said to live who tweeted while watching a TV program in the present study. In recent years, spoilers of the TV program using a live tweet by the person in many cases. Live 's most a tweet obtained by adding a hash tag of particular, who live a tweet it without adding the hash tag is also present in. Timeline of itself would be filled with tweets live person to broadcast during the time, a user who follows live person can no longer be seen is required tweet. Further, pleasure to watch is reduced if it can not be viewed in real time, and view the recorded program later, because it has known consequences or story line. Client that can be set to hide the tweet that contains specific keywords in the present circumstances exist, but it can not hide all of the tweets spoilers. In this paper, we analyze and get to a TV program broadcasting time in the hash -tagged tweet, extracting keywords that are frequently tweet, it is automatically hidden. We propose a system for preventing the spoilers by hide from timeline tweets keywords in common from the results of the analysis and the like. The proposed system was decided to give priority to the non-display of tweet spoilers. For this reason, there is also some that tweet you do not spoilers also be hidden, but it was decided can not be helped. Results of the evaluation two experiments, the proposed system is to obtain a high evaluation.
著者
速水 治夫 五百蔵 重典 古井 陽之助
出版者
神奈川工科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

図書館は図書を一定数冊購入し,その範囲内で利用者に貸し出すことによって人類の知識の共有など文化の発展を担っている.そして,図書館でデジタルコンテンツ(以下コンテンツ)を扱いたいという要求は強い.しかし,デジタルコンテンツは不正コピーが作られやすいため,図書館のような貸し出し業務には向いていない.本研究では,デジタルコンテンツに対しても図書館的共同利用を可能にすることで,本研究の意義である図書館本来の目的を達成させる.具体的には,利用者はネットワークを通じてコンテンツを借りられ,利用期間内であればネットワーク接続なしでコンテンツを閲覧できるシステムを提案する.利用期間内のみ閲覧可能であり,コンテンツの不正コピーも防いでいる.本研究の要となる携帯機器に求められる要件は,一般利用者が使用できない時計および記憶域を持ち,CPUを内蔵していることである.このような機器(以下,トークン)は存在しないため開発を行った.平成17年度では,トークンの実機を作る際に必要な要件をまとめるためにトークンエミューレータおよび図書館システムのプロトタイプを作成した,平成18年度では,トークンおよび図書館サーバ間の通信および同期が安全に行われるためのプロトコルについて研究開発を行った.また,トークンを使った応用例として,パスワードなどの秘密情報を送信する方法を提案した.平成19年度には,ICカード型としての量産も視野に入れたトークンの試作品を作成した.また,トークンを使った応用例として,オンライン試験システムなどを提案した.我々は、利用者側の利便性を確保しながら,権利保持者の権利を守ることが出来るシステムを提案した.本システムの要は、ネットワークでの貸し出しが可能で,ネットワーク非接続で利用期間を厳密に管理した閲覧が可能である点にある.本研究は,今後のコンテンツのデジタル化に向けて,非常に重要であると思われる.
著者
寺林 拓己 古井 陽之助 速水 治夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.30, pp.93-98, 2005-03-18

パーソナルコンピュータ(PC)上で動作するアプリケーションは,ライセンスをPCに固定することが多い.インストールしたPC以外で利用が不可能になってしまうため正規ユーザにも利用に制限ができ不便が生じる.本論文ではライセンスをPCに固定せずにアプリケーションの運用を行う方式を提案する.「ライセンスを保有する」という情報をICチップに格納し,アプリケーションを実行する際に,定期的にデバイス内の情報を参照し,確認ができた場合のみアプリケーションを続行する.プロトタイプ及び実環境上における実験により,アプリケーションのコピーは可能であるが利用は不可能であることを確認した.また本方式の運用時におけるオーバーヘッド時間も許容範囲内であることを確認した.A PC application software is often used under a license fixed to a specific PC. This causes inconvenience that even the regular user cannot run the application on another PC. We propose a method for using the application under a portable license. In this method, an IC chip memorizes license information. While an application is executing, it regularly confirms the information stored in the IC chip to continue the execution. We conducted experiments with a prototype system and on a real environment. The experiments show that this method does not allow any copy of the application to execute without the license information stored in the IC chip, and that the overhead imposed by this method is acceptable.
著者
黒柳智士 山田泰宏 鈴木浩 服部哲 速水治夫
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.25, pp.1-4, 2013-01-09

Twitter [1] とは 2006 年に Twitter 社が始めた短文投稿型の Web サービスであるが,ユーザはつぶやくといった事を行う以外に,他のユーザをフォローすることで自分のタイムライン上にフォローしたユーザのツイーとが表示され,それによって会話のようなコミュニケーションを行うことができる.しかし,どのようなユーザをフォローすれよいか迷うことがある.そこで本研究では,フォロワーが多い著名なユーザに着目した.共通の著名人ユーザをフォローしているということは,その著名人ユーザのファン,或いは何かしらの興味,関心がある可能性が高いと考えることができる.著名人を共通にフォローしているユーザをフォロー推奨として提示するアルゴリズムの検討を行い,予備実験及び今後の展望を述べる.Overview: Twitter is a Web service type companies short Twitter posts began in 2006, In addition to carrying out such that the user herself, followed by other users Tween and of the user who own Follow on the timeline are displayed, thereby I can be carried out, such as communication conversation. However, you may wonder what should follow the user. In this study, we focused on the user many prominent followers there. Fan of celebrities that user, that user has to follow a common celebrity, or I can be considered likely that some kind of interest and concern. To the study of the algorithm is presented as follow recommended users you follow a common celebrity, Said the preliminary experiment and future prospects.
著者
服部 哲 復本 寅之介 横井 茂樹 速水 治夫
雑誌
研究報告 情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.3, pp.1-6, 2011-11-28

Foursquare を活用して地域情報を発信する試みが行われている.しかし,従来の取り組みは Foursquare に場所 (Venue と呼ばれる) の情報を登録するのみであるため,地域のまち歩きイベントで使うには不十分である.本論文では,Foursquare に登録されている場所のうち,あらかじめ指定した場所に,イベントの開催時間内に何箇所チェックインしたかに応じて,独自のバッジを提示するシステムを提案する.本システムは Foursquare の API を利用して,イベント参加者のチェックイン履歴を取得する.イベント参加者はその訪問した場所の数に応じて独自のバッジを取得することができる.本システムはまた,チェックイン履歴を地図とタイムライン上に表示する.筆者らは,2010 年 11 月 3 日に開催されたまち歩きイベント 「歩こう!文化のみち」 で試作システムを評価した.その結果,本システムの有効性が示唆された.Several attempts have been made to offer local information on the web using Foursquare, which is one of the most popular location-based social networking services. However, previous efforts just add information of places in the area, which are called venue, to Foursquare. That is why they are inadequate to a town walking event. We propose a system using Foursquare API for such events. In our system, event participants can earn rewards or "badges" depending on how many places they checked-in at during opening times of a town walking event. Our system shows a history of check-ins on a map and a timeline. We evaluated our prototype system in a town walking event held in Higashi Ward, Nagoya on November 3, 2010. The results suggested that our system was useful for such events.
著者
渡辺 伸一 服部 哲 速水 治夫
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.2, pp.1-6, 2010-01-14

一度見つけた Web ページを再度見つけるためにブックマークが広く利用されている.しかしブックマークは分類の手間が大きい.また,分類を行わないと Web ページを探しづらくなる.そこで本論文では,ユーザの持っているカテゴリに自動分類を行うブックマークシステムを提案する.本システムはカテゴリ毎の Web ページの本文に含まれる単語を学習する.これを利用し,登録の際に最も近いカテゴリをナイーブベイズで決定し,分類する.実際のブックマークを登録して評価を行い,分類精度を調査した.Many people use bookmark to re-find web pages found before. However, there are some problems of the classification of the bookmark. In addition, we cannot look for a Web page unless we classify it. In this paper, we propose the system that automatic bookmark classification to a category. Our system learns a word in the text of the Web page. At the time of registration, our system classify the nearest category using Naive Bayes method. We registered bookmark with a system and tested it and investigated form of the bookmark which system could classify definitely.
著者
小宮山 美緒 古井 陽之助 速水 治夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.9, pp.191-196, 2006-01-27

近年,学校教育とe-Learningの関わりが注目されつつある.著者らは,今後需要が高まると予測される小学校の児童を対象にしたe-Learningシステムの開発を試みてきた.本論文では,新しく開発した小学生向けデジタル絵本教材システムとその評価実験について述べる.評価実験は,閲覧システムを中心に使用すると想定した4~9歳の児童と,閲覧システム・作成システムの両方を使用すると想定した10~12歳の児童に着目して行った.その結果,英語経験の有無を問わず楽しく英語の絵本を読むことができることが確認できた.また,英語経験が無い児童が楽しく英語の絵本を作成できることが確認できた.Recently, the relation between school education and e-Learning is attracting attention. We have been developing e-Learning systems for elementary school students, because there is a prediction that the demand for such systems will increase in the near future. This paper introduces a digital picture-book system for elementary school student's linguistic study, and describes the experimental evaluation of the system. In this evaluation, we paid attention to two categories of children: the age of four or nine, and the age of ten or twelve. In our assumption, the former would use the browsing function mainly, while the latter would use both the browsing function and the authoring function. The result indicates that the children enjoyed reading English picture-books whether they had experienced English or not, and that even the children without such experiences enjoyed creating English picture-books.
著者
勝井 美沙緒 服部 哲 速水 治夫
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.3, pp.1-4, 2010-01-14

ネットショッピングをするにあたり,さまざまな店舗の購入候補商品を一元管理することによって比較・検討を容易にし,さらに複数商品の購入組み合わせを提案することで,より買い物上手な購入活動を行えるようなネットショッピング支援システムを提案する.When shopping online, information of goods are managed only to each store. So, we propose a system that can manage together that the wanted the goods information for users, regardless of the stores. This allows you to easily compare products. In addition, in a shopping online to assist the user by presenting a combination of goods.
著者
新巻 洋一 服部 哲 五百蔵 重典 田中 博 速水 治夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.3, pp.133-138, 2009-01-15
被引用文献数
1

前年までの研究では, GPS 機能付きの携帯電話を用いて取得した位置情報をデータベースに格納し, Web を介して移動履歴として地図情報とともにパソコン上に表示するシステムを実現した.しかし,その場所に関する情報やその場所での行動などを記録として残すことができなかった.本研究では,その場所で取得した情報をグループ間で共有することを目的に GPS 携帯電話の測位機能や撮影機能などを利用し,その場所で撮影した写真やメモなどのテキスト情報を位置情報とともに一括して送信することを提案する.そして,場所に付随する情報の収集とそれらの共有を可能とするシステムのアーキテクチャを検討するとともに実利用に供することが可能なシステムとして構築し,基本動作を確認した結果を述べる.We have developed the display system of moving log obtained by GPS embedded cell phones with GoogleMaps. It seems to be desirable that the picture data and text information describing the place information are added to the location information. The system which gathers location information including picture data and text information is investigated in this study. The requirements for the information system linking places are considered at first. The system configuration and sequences are clarified to satisfy the requirements and the system is constructed with Web, Mail, SQL servers. The system function and its usefulness are verified by the basic system experiment.