著者
渡邊 智子 土橋 昇 鈴木 彰 Tomoko WATANABE Noboru TSUCHIHASHI Akira SUZUKI 千葉県立衛生短期大学(調理科学 食品学) 千葉県立衛生短期大学(食品学) 千葉大学 Chiba College of Health Science Chiba College of Health Science
雑誌
千葉県立衛生短期大学紀要 = Bulletin of Chiba College of Health Science (ISSN:02885034)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.13-17, 1994
被引用文献数
1

The effect of ozone exposure (concentration : 0 and 0.3 ppm) during cultivation of Winter mushroom (Flammulina velutipes (Curt. : Fr) Sing.) was investigated on the weight and chemical composition (diameter of pileus, lenght of stipe, water, protein, lipid, carbohydrate and ash as major constituents : and thiamin, riboflavin and ascorbic acid as vitamins) on dry matter basis of fruit body i. e., pileus, stipe and the whole. As to 0 day after the ozone exposure treatment, increase was observed on water, protein, ash, thiamin, riboflavin and ascorbic acid in the whole bodies. On the other hand, as to 5 days after the ozone exposure treatment, an increase was observed on diameter, content of lipid and carbohydrate in pileus, on the length, content of carbohydrate, thiamin and ascorbic acid in stipe, and on the content of protein, carbohydrate, thiamin and ascorbic acid in the whole.
著者
渡邊 智子 土橋 昇 鈴木 彰 Tomoko WATANABE Noboru TSUCHIHASHI Akira SUZUKI 千葉県立衛生短期大学(調理科学食品学) 千葉県立衛生短期大学(食品学) 千葉大学 Chiba College of Health Science Chiba College of Health Science
雑誌
千葉県立衛生短期大学紀要 = Bulletin of Chiba College of Health Science (ISSN:02885034)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.13-17, 1994

The effect of ozone exposure (concentration : 0 and 0.3 ppm) during cultivation of Winter mushroom (Flammulina velutipes (Curt. : Fr) Sing.) was investigated on the weight and chemical composition (diameter of pileus, lenght of stipe, water, protein, lipid, carbohydrate and ash as major constituents : and thiamin, riboflavin and ascorbic acid as vitamins) on dry matter basis of fruit body i. e., pileus, stipe and the whole. As to 0 day after the ozone exposure treatment, increase was observed on water, protein, ash, thiamin, riboflavin and ascorbic acid in the whole bodies. On the other hand, as to 5 days after the ozone exposure treatment, an increase was observed on diameter, content of lipid and carbohydrate in pileus, on the length, content of carbohydrate, thiamin and ascorbic acid in stipe, and on the content of protein, carbohydrate, thiamin and ascorbic acid in the whole.
著者
鈴木 彰 Duc Hoang Pham Nguyen 中村 公亮 穐山 浩 笠原 義正
出版者
日本食品化学学会
雑誌
日本食品化学学会誌 (ISSN:13412094)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.18-24, 2011

2004年に、木材腐朽性の担子菌スギヒラタケを摂食した人、とりわけ慢性腎臓病患者に深刻な急性脳症が大発生した。急性脳症を引き起こす要因の主体は依然未解明である。これは、同菌の生長が極度に遅いことに一部起因している。このため、様々な分野の研究の進展に資する同菌の栄養生長に適する培地の探索を試みた。日本各地の地理的に異なる地点のスギとアカマツの枯木から分離した同菌の15菌株をポテトデキストロース寒天培地(PDA)で培養したところ、生長速度のみならずコロニー形態にも著しい変異が存在することが明らかになった。生長の速い5菌株を選抜し、5種類の液体培地[ポテトデキストロース培地(PD培地)、麦芽エキス・酵母エキス培地(MY培地)、ジャガイモ抽出液・ニンジン抽出液培地(PC培地)、甘酒培地、太田氏培地]で20℃、暗黒下で8週間、静置培養したのち、各菌株の乾燥重を量った。同菌の乾燥生物量を指標とした生長は、PD培地で最大値が得られ、次いで太田氏培地、MY培地、甘酒培地、PC培地の順となった。同一培地での液体培養において、いずれの供試菌株ともに生物量に顕著な変異がみられ、栄養菌糸体には発育不全の分枝が高頻度に発生しており、栄養生長が極めて遅い一因となっていると推察される。これらの結果から、日本産のスギヒラタケの個体群には顕著な生長変異が存在することが判明した。以上から、今後、栄養生長能の高いスギヒラタケ菌株を選び、PD培地や太田氏培地を用いて培養実験を行なえば、同菌の菌体化学成分と急性脳症の発症との関係の解明に寄与すると期待される。
著者
本田 大典 鈴木 彰仁 丸山 智子 井上 雅裕
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.403-408, 2010-03-11

組込みシステム開発は高度化の一途をたどっており,生産性を高め,品質向上を図るためモデルベース・システムズエンジニアリング(MBSE)が注目されている.組込みシステムの設計コンテスト(飛行船ロボコン)への学生チームとしての出場にあたり,組込みシステムの設計品質向上を目的としてMBSEの適用に挑戦した.プロジェクトの成功を期するため,プロジェクトマネジメントを実施し,学生としてのリーダーシップの実践とリスクマネジメントの評価を行った.プロジェクトメンバーの学生間でのリーダーシップ評価の結果,学生の特徴として,技術課題解決でのリーダーシップが高く評価されること,自己の作業に集中するあまり,他人の緊張度やモチベーションのコントロールが不十分なことなどが抽出された.また,リスクマネジメントでは,個々人が識別し登録したリスクへの共通認識を得ることが容易ではないこと,また,監視コントロールプロセス群での活動に課題があることがわかった.なお,飛行船ロボコンでは,システム設計と競技の総合部門で優秀賞を獲得した.
著者
鄧 志強 鈴木 彰
出版者
日本きのこ学会
雑誌
日本きのこ学会誌 (ISSN:13487388)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.73-79, 2008
参考文献数
23
被引用文献数
2

外菌根性アンモニア菌,アカヒダワカフサタケの交配系は4極性であった.4種類の異なる交配型をもっ単核菌糸株は複核菌糸株と同様,子実体形成能を有していた.複核菌糸と単核菌糸由来の子実体形成はタイプI,タイプII,タイプIIIに大別された.タイプIは複核菌糸由来の通常の子実体形成である.タイプIIとタイプIIIは柄や傘の発達が不規則な子実体形成であり,後者は矯性の子実体を形成するものである.タイプIIはA^xB^xあるいはA^xB^yの交配型を有する単核菌糸株から,タイプIIIはA^yB^xあるいはA^yB^yの交配型を有する単核菌糸株から形成された.複核菌糸由来の子実体では,傘あたり1×10^7個の担子胞子が生産された.単核菌糸由来の子実体では,複核菌糸由来の子実体の1/40量以下の担子胞子しか生産されず,発芽率も複核菌糸由来の子実体由来の担子胞子に較べて低かった.以上のことに基づき,同菌の増殖戦略を考察した.
著者
鈴木 彰一 西坂 淳
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集F3(土木情報学) (ISSN:21856591)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.I_79-I_86, 2014

国土交通省は,道路の老朽化対策に向けた大型車両の通行適正化方針の一部として,ITS技術を活用した通行経路把握による特殊車両通行許可制度の新たな運用の準備を進めている.本論文では,特殊車両通行許可データを用い,特殊車両の通行経路把握を目的として,効率的な情報収集が可能な箇所から段階的に路側機の追加配置箇所を選定し,現状,および路側機追加配置時の通行経路の把握水準を算出することを試みた.その結果,現状の高速道路上を中心とする路側機配置では特殊車両の通行経路把握水準が不十分であること,直轄国道上に路側機を追加配置する場合には,900箇所程度に追加配置した後は,それ以上路側機設置箇所を増加させても通行経路把握水準が大きく向上しないことを明らかにした.
著者
小城 明子 鈴木 亜夕帆 鈴木 彰 鄭 鍾千 西澤 光輝 渡邊 智子
出版者
日本きのこ学会
雑誌
日本きのこ学会誌 : mushroom science and biotechnology (ISSN:13487388)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.119-124, 2004-10-30
被引用文献数
4

ブナシメジの収穫後子実体を5℃の暗所で14日間に渡って保存し,貯蔵期間(7日および14日)における生重量,形態,物性,および色などの変化を調査した.貯蔵期間が長くなると,子実体は傘が大きく柄が細くなった.傘の物性は貯蔵により,しなやかさおよびかみごたえを増し,柔らかさおよび脆さを失った.傘の色は,貯蔵7日目では明度と彩度が増して鮮やかな明るい黄色を呈し,貯蔵14日目では明度と彩度が低下し暗いくすんだ黄色になった.傘の水分含有率は,貯蔵14日目で増加した.以上から,ブナシメジの食品としての品質は,5℃での貯蔵では,貯蔵7日目までとそれ以降で異なることが客観的評価法を用いることによって判明した.