著者
鈴木 聡一郎 林 末義
出版者
Japan Society of Sports Industry
雑誌
スポーツ産業学研究 (ISSN:13430688)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.1-8, 2009 (Released:2009-11-05)
参考文献数
19

Ski boots are generally important for assisting progress in ski turn technique as an interface between a skier and a ski. This study is aimed at developing a new ski boot that can improve the results of alpine ski races for Japanese players. In this paper, a new design of a ski boot that is adjusted to the features of the frame of Japanese athletes was experimentally examined. As a result, it was demonstrated that the front part of the upper shell of a ski boot should be lower and the rear part should be higher than the normal upper shell for providing well-balanced quick leaning of the leg in the ski turn. Finally, the effect of the new upper shell was verified in giant slalom and slalom test by Japanese alpine ski players of the first rank.
著者
鈴木 聡一郎 粟屋 徹 原 久男 廣井 透雄
出版者
特定非営利活動法人 日本冠疾患学会
雑誌
日本冠疾患学会雑誌 (ISSN:13417703)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.157-160, 2016 (Released:2016-09-23)
参考文献数
4

症例は過換気発作の既往のある43歳女性.健康診断で心電図異常を指摘され他院施行の心臓超音波検査にて左室前壁から中隔の壁菲薄化と心室瘤を認め,精査目的で紹介入院となった.心臓MRI,心筋血流シンチグラフィーでは左前下行枝の陳旧性心筋梗塞の所見であった.冠動脈造影検査では冠動脈に有意狭窄を認めなかったが,アセチルコリン負荷試験陽性であり冠攣縮によって心筋梗塞をきたしたと考えられた.また本症例ではアセチルコリン負荷試験時に過換気発作を生じたこと,過換気発作時にニトログリセリンが奏効したという点から,過換気発作により冠攣縮症状が誘発されるというよりも,過換気発作が冠攣縮性狭心症の症状であると考えられた.
著者
蜂谷 正泰 鈴木 聡一郎
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.57-63, 2009 (Released:2012-01-31)
参考文献数
8
被引用文献数
4 12

近年,実用化が進められているヒューマノイドの多くはフィードバック閉回路により制御されている.このような制御手法は軌道計画が複雑なうえ,エネルギ効率や任意環境への適応性等に多くの問題を抱えている.これらの問題の解決策として受動歩行が注目されているが,その歩行の安定化理論は未だ明らかにされていない.本研究では,ヒトの歩行解析結果を基にヒトと同様に三次元的な体重移動が可能な足部を有する受動歩行ロボットを実際に設計・製作し,実験的に歩行の安定化条件を検討した.さらに,歩行路性状が変化する任意の環境下においても常に安定した歩容を獲得するため,強制引き込み現象を利用した準受動歩行ロボットをモデル化し,その制御手法について解析的に検討した.
著者
鈴木 聡一郎 柴野 純一 早川 吉彦
出版者
北見工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

マウスガードの身体能力を向上する効果として、等尺性筋活動における背筋力、ならびに等張性筋活動におけるベンチプレス、レッグプレスの運動速度を向上する効果が有意に認められた。これらの主導筋と顎二腹筋の活動に強い相関が認められたため、マウスガードによる下顎骨の固定が、筋活動を向上することを明らかにした。
著者
高橋 修平 佐々木 正史 大橋 鉄也 川村 彰 榎本 浩之 鈴木 聡一郎 高橋 清 亀田 貴雄 菅原 宣義 堀 彰 舘山 一孝 中山 恵介
出版者
北見工業大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2007

研究課題について次のような成果を得た。(1)知床半島は海氷の流れに対して「せき止め効果」を持ち、北海道で最も長く海氷が接岸する。(2)知床峠の山間部では吹き払いによる無雪区間と5m以上の吹きだまり区間と地形に依存する積雪特性が得られた。(3)知床半島で陸生動物も入った栄養塩循環が確認された。(4)送電線がいしに海塩汚損と着氷による電力障害を観測し、低温実験室内でも再現できた。(5)雪氷環境と人間社会に関する様々な課題が研究された。