著者
佐道 健
出版者
公益社団法人 日本木材保存協会
雑誌
木材保存 (ISSN:02879255)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.74-81, 1996-03-25 (Released:2009-05-22)
参考文献数
9
被引用文献数
3
著者
曽根 信三郎
出版者
公益社団法人 日本木材保存協会
雑誌
木材保存 (ISSN:02879255)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.160-165, 2007-07-25 (Released:2009-05-22)
参考文献数
6
被引用文献数
1 1
著者
岡部 敏弘 齋藤 幸司
出版者
公益社団法人 日本木材保存協会
雑誌
木材保存 (ISSN:02879255)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.66-76, 1993-03-30 (Released:2009-05-22)
被引用文献数
3 3
著者
井上 徹志 張 筱墀 池田 彩花 河野 祥子 勝山 一朗 山田 昌郎 金子 元 渡部 終五 山田 明徳 工藤 俊章
出版者
公益社団法人 日本木材保存協会
雑誌
木材保存 (ISSN:02879255)
巻号頁・発行日
vol.40, no.6, pp.261-268, 2014 (Released:2015-01-07)
参考文献数
29
被引用文献数
1

食材性二枚貝であるフナクイムシは,他の食材性の動物同様,その消化管内にセルロースを利用する細菌が生息していることが予想されるが,その細菌相に関する知見はほとんどない。本研究では,フナクイムシ(Teredo navalis)由来のセルロース分解菌を単離することを目的に,フナクイムシ由来の197株およびフナクイムシ周辺環境としての木片由来の47株の単離株について,セルロース,キシラン,アルギン酸などの難分解性多糖類に対する分解活性を判定した。セルロース分解活性を示したフナクイムシ由来34株,木片由来7株の単離株について,16S rRNA 遺伝子の部分配列による相同性検索の結果,単離株は10属に分類された。フナクイムシ由来のセルロース分解菌は,耐アルカリ性あるいは好アルカリ性,中度あるいは高度好塩菌を含み,フナクイムシがセルロース分解能をもつ極限環境微生物の分離源になり得ることが示唆された。
著者
大澤 朋子 栗本 康司 土居 修一
出版者
公益社団法人 日本木材保存協会
雑誌
木材保存 (ISSN:02879255)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.44-59, 2023 (Released:2023-06-01)
参考文献数
27

わが国の木造住宅の床下環境は構法の変遷とともに変化しており,現在は床下土壌現しよりも床下防湿コンクリート打ちが主流で,寒冷地を中心に床下換気孔を持たない基礎断熱工法も広まってきている。そこで本研究では,居住者のある住宅を対象に,至近に建つ4棟の木造住宅の床下温湿度を1年間実測する調査,新しい基礎仕様である基礎断熱の木造住宅1棟の床下等の温湿度および木材含水率を17年間の長期にわたり実測する調査の2つを行い,異なる基礎仕様が土台等の床下木材に与える影響を検討した。その結果,基礎断熱の住宅の床下環境はいずれも年間を通して相対湿度40~80%の低湿に保たれており,床下木材が高含水率となる危険性はなかった。一方,床下換気孔を持つ在来型の基礎の場合は夏季に相対湿度が80%を超える高湿度期間が確認され,床下木材が高含水率となる懸念があった。さらに床下防湿コンクリート打ちの住宅は床下土壌現しの住宅よりも高湿度の影響が大きく,これは床下が低温となることに起因することが分かった。
著者
桃原 郁夫
出版者
公益社団法人 日本木材保存協会
雑誌
木材保存 (ISSN:02879255)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.132-137, 2016 (Released:2016-08-02)
参考文献数
5
被引用文献数
2 1
著者
金野 尚武 木村 茉穂 奥澤 里奈 中村 泰隆 池 正和 林 徳子 小原 あゆみ 坂本 裕一 羽生 直人
出版者
公益社団法人 日本木材保存協会
雑誌
木材保存 (ISSN:02879255)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.157-164, 2016 (Released:2016-08-02)
参考文献数
13
被引用文献数
3

木材腐朽性食用きのこ類の菌床栽培において,大量の廃菌床が発生している。廃菌床には腐朽木材が含まれているが現在のところ有効な活用方法がない。成分分析の結果,シイタケ栽培後の廃菌床には25.4%のセルロースが主要成分として含まれていた。そこで本研究では,シイタケ廃菌床にTEMPO(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-オキシラジカル)触媒酸化を適用することで,セルロースナノファイバーを調製した。廃菌床(1g)を,3つの次亜塩素酸ナトリウム添加量条件下(20,40,80mmol)において,触媒量のTEMPO と臭化ナトリウムと共に酸化処理した。TEMPO 触媒酸化反応後,水不溶性画分を水中で懸濁させ,超音波処理によりセルロースナノファイバーを個々に分散させた。透過型電子顕微鏡(TEM)観察を行ったところ,これらセルロースナノファイバーは幅2~3nm,長さ数μmであった。得られたセルロースナノファイバー分散液をキャストすることで透明なフィルムを作製した。セルロースナノファイバーフィルムの収率は次亜塩素酸ナトリウム添加量80mmol 条件下において最も高く,廃菌床1gに対して0.18gであった。また,廃菌床中に含まれるセルロースに対しての収率を算出したところ,71%であった。
著者
亀井 一郎
出版者
公益社団法人 日本木材保存協会
雑誌
木材保存 (ISSN:02879255)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.144-156, 2012 (Released:2012-09-06)
参考文献数
74
被引用文献数
1
著者
金野 尚武
出版者
公益社団法人 日本木材保存協会
雑誌
木材保存 (ISSN:02879255)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.60-70, 2013 (Released:2013-05-11)
参考文献数
50
被引用文献数
1 1
著者
蒔田 章
出版者
公益社団法人 日本木材保存協会
雑誌
木材保存 (ISSN:02879255)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.138-144, 2016 (Released:2016-08-02)
参考文献数
10
被引用文献数
3 1
著者
廣重 亮一 村上 知徳 曽我部 昭好 井上 章二 金城 一彦
出版者
公益社団法人 日本木材保存協会
雑誌
木材保存 (ISSN:02879255)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.199-207, 2016 (Released:2016-10-01)
参考文献数
18
被引用文献数
1 1

実建物を模したミニチュアハウスを用いた野外暴露試験により,住宅建築における基礎周囲や基礎内部におけるシロアリの活動状況について検討した。無処理区では基礎配管部からシロアリが侵入し,PEシートの端部を通過し,土間コンクリートの出隅部に生じたわずかな隙間を通り,基礎入角部に蟻道を構築した。さらに,蟻道は基礎パッキン上を延び,土台,柱,野地板などが食害された。土壌に敷設したPEシートの裏側の蟻土の付着率からシロアリがPEシート下のほぼ全面で活発に活動していることを明らかにした。防蟻処理区では7.9年経過後も基礎内への蟻道の構築は見られなかった。またPEシートの蟻土の付着率も無処理区の半分で,新たな蟻土の付着は見られず,防蟻施工がシロアリ侵入防止に有効であることが示された。
著者
屋我 嗣良
出版者
公益社団法人 日本木材保存協会
雑誌
木材保存 (ISSN:02879255)
巻号頁・発行日
vol.23, no.5, pp.222-228, 1997-09-25 (Released:2009-05-22)
参考文献数
5
被引用文献数
1