出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1111, pp.96-99, 2018-01-11

1964年の東京オリンピック開催で会場施設が数多く建設された。そのなかで丹下健三の設計による国立屋内総合競技場(現・国立代々木競技場)と並んで、建築として特に高い評価を得たのが駒沢体育館だ。これを設計した芦原義信は、同じ年にもう1つの名作を竣工…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.779, pp.26-29, 2004-09-20

さ152m、43階建ての超高層マンションでありながら、免震構造の採用によって躯体にかかる地震力を減らし、内部に梁のないフラットスラブを実現した。しかも、内部には床荷重だけを支える小断面の鉄骨柱しか構築せずに、空間構成の自由度を高めている。梁は外周部にしかない。地震荷重は鉄筋コンクリート(RC)による外周部のチューブ架構が受け持つ仕組みだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.706, pp.64-66, 2001-11-26

長崎県が発注した野球場建設工事で,杭の残材が工事現場に不法に埋設してあったことが発覚。施工者と工事監理者が指名停止になった。廃棄物処理に関する理解が徹底されていなかったことが原因だ。 「廃棄物処理に関する認識が足りなかったと言わざるを得ない」。
著者
樋口 智幸
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.929, pp.68-71, 2010-06-28

空地や都市内の公園を半日にして人のにぎわう産直市場に変える─。農家と消費者が直接触れ合う場を演出する「マルシェ・ジャポン」。値札のデザインにまで気を配り、集客につなげる。(樋口智幸) 「おいしそう」──シェフが腕を振るった料理が供されると、ウッドデッキに設けたテーブルから歓声が上がる。素材は産地直送だ。
著者
佐野 由佳
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.874, pp.62-67, 2008-05-12

意表を突いたものに出くわすと、思わず笑ってしまうことがある。ここはまさにそんな場所だ。ウェブサイトの制作を中心にしたIT(情報技術)企業、カヤックの新オフィス。神奈川県鎌倉駅前の、若宮大路の途中、ビルの2、3階を占める。 エレベーターの扉が開くと、そこはもうオフィスだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1033, pp.95-97, 2014-10-10

横浜市のマンション「パークスクエア三ツ沢公園」で、基礎杭が支持地盤に到達していないことが判明した。不十分な地盤調査が原因と推測されている。専門家は、敷地周辺の地形を考慮して調査することの必要性を説く。
著者
高秀 秀信 平島 寛
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.679, pp.52-54, 2000-11-13

横浜市役所や神奈川県庁がある関内周辺には多くの歴史的建造物が残る。その一つ,旧横浜商工奨励館が横浜情報文化センターに生まれ変わった(41ページ参照)。21世紀はストック活用の時代とは言うが,昔の建物を現役として使い続けることはそう容易ではない。耐震性や使い勝手の改善など,手間がかかることも事実。「建物を壊さずに長く使う」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.667, pp.80-87, 2000-05-29

2001年のみやぎ国体,2002年のサッカーワールドカップ用の施設として建設された,5万人を収容する宮城県最大のスタジアム。1992年の公開コンペで当選した針生承一,阿部仁史両氏による共同アトリエが設計を担当した。敷地は仙台市中心部から車で約40分の位置にある宮城県総合運動公園内。すでに総合体育館やプールなどが整備されている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.956, pp.40-44, 2011-07-25

文部科学省が、学校施設の防災機能を強化する提言を今秋までにまとめる。東日本大震災の経験から地域住民が避難生活できる機能をあらかじめ盛り込み、学校の役割を拡大する。学校自ら取り組む動きも出てきた。 文部科学省は、6月8日から30日まで、有識者らで組織した「東日本大震災の被害を踏まえた学校施設の整備に関する検討会」を3回にわたって開催。
著者
小宮山 宏 真部 保良
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.927, pp.30-32, 2010-06-14

地球環境工学の専門家として、環境問題を解決して高齢者が元気に活動できる理想の街「プラチナシティー」、理想の住宅「プラチナハウス」を提唱する。この構想に同調する各地の街が、ネットワークで結ばれつつある。(聞き手は本誌編集長、真部保良)─8年前に自宅をエコハウスとして建設されましたね。この経験がプラチナハウスの原点になっているのですか。
著者
大井 智子
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.887, pp.62-65, 2008-11-10

大きな木の扉を開けて室内に入ると、そこは土間。目の前のキッチンカウンターは茶の間のテーブルへと続いていく。ここは玄関土間であり、キッチン、リビングでもある。家族は普段から長さ約5mのテーブルまわりに集い、土間は家の中心としてにぎわっている。ときには突然の来訪者がそのにぎわいに加わる。 場所は福岡県小郡市。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.884, pp.20-25, 2008-09-22

敷地はかつて東京電力の社宅があった場所だ。今も隣地に月光町変電所が残る。最寄り駅からは徒歩12分とやや離れているが、南は「林試の森公園」の豊かな緑に面している。 この立地を生かし、東京電力では「電気がサポートするLOHAS(LifestylesOfHealthAndSustainability)な暮らしの発信拠点とする狙い」(同社用地部の前川努氏)でこの月光町アパートメントを計画した。
著者
西沢 立衛 真部 保良
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.946, pp.68-70, 2011-02-25

建築界のノーベル賞とも評されるプリツカー賞を、建築家の妹島和世氏と連名で受賞。世界が注目するなか、環境を意識した建築をコラボレーションによって模索し続ける。(聞き手は本誌編集長、真部保良)─プリツカー賞を受賞して、何か変化はありましたか。世界から仕事の引き合いがある、といったような。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1123, pp.56-63, 2018-07-12

「街と駅をつなぐ0番線」。プランツアソシエイツ(東京都中野区)の宮崎浩代表が、新山口駅ターミナルパーク整備事業公開プロポーザルで提案したコンセプトだ。「駅と街の境界に歩道を設け、そこに利用者のアクティビティーを入れることを目指した」と宮崎…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.956, pp.54-61, 2011-07-25

大阪・フェスティバルホールの建て替え工事が進んでいる。約60m四方の無柱空間の上に、センターコアの超高層オフィスが載る前例のない構造だ。上下のスパンを切り替えるメガトラスの工事が大詰めを迎えている。 大阪・中之島フェスティバルタワーは、「音楽の殿堂」と呼ばれたフェスティバルホールや、朝日新聞大阪本社が入るビルなどを建て替える再開発プロジェクトだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.789, pp.16-20, 2005-02-07

っくいの外壁と庭園の緑が柔らかな印象を与える。4階建てと8階建ての2棟で構成された賃貸集合住宅は、長年この土地に住む建て主の自宅を建て替えたものだ。高層棟の正面に設けられた庭園には、4階まで届くほどの高さを持つ立派なケヤキが植えられている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.722, pp.71-75, 2002-07-08

東京・赤坂に2001年11月にオープンした「NINJA AKASAKA」は,テーマパークのような飲食店だ。忍術をかけると橋が架かるからくりが廊下に仕込まれていたり,客席部分が忍者村のようにデザインされている。忍者姿の店員が天井から出没したかと思うと,術の披露を始めたりする。1日の集客数は180人〜200人。予約は平日なら1週間先,金曜日は3週間先まで埋まっている状態だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.804, pp.76-80, 2005-09-05

各住戸の専有面積は25m2から58m2。シングルやSOHO、セカンドハウスなどの需要を見越した分譲集合住宅だ。約3.4mの天井高を利用して、36戸中25戸がロフト付き。うち最上階の1戸はメゾネットにもなっており、ほかに5戸のメゾネットタイプがある。道路側は全面ガラス張りにして、立体プランによる開放感を強調した。
著者
磯 達雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.868, pp.98-103, 2008-02-25

辺りは一面の雪景色だった。色がない、音もない世界。その中に弘前市民会館は建っていた。 雲が途切れて晴れ間が訪れる。すると打ち放しコンクリートの壁が雪に反射した光でまばゆく輝き出した。そこに浮かび上がる木々の影。世界は一瞬のうちに息を吹き返したようだ。寒さで体は凍えていたが、雪の中で建築を見るのは、これはこれで悪くない。 建物の中へと足を踏み入れる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1127, pp.10-12, 2018-09-13

当該アパートは岐阜市にある。訴状によると、原告である所有者は95年4月にレオパレス21(当時の社名はエムディアイ)と契約を交わした。エムディアイ一級建築士事務所が設計・工事監理者、エムディアイ名古屋店が施工者となり、同年8月にアパートが完成した。