著者
池上 高志
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.88, no.3, pp.444-447, 2007-06-20

人工的にしつらえたセンサーと、生命の持つセンサーとの違いについて、B.Libetの脳神経生理/認知実験を紹介しつつ議論し、コンピュータの中でのシミュレーションモデルによる構成論的アプローチによる、生命的センサーの理論の可能性について議論する。
著者
清水 明
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.716-725, 1999

ミクロとマクロの中間のサイズを持つ系である、メゾスコピック系を理論的に解析しようとすると、非平衡統計力学の基礎付けに関わる問題が、いろいろと顔を出してくる。これは、簡単だと思われている線形応答の領域(およびその近傍)であっても、既に現れてくる。そのことを、久保公式と、ランダウアー流の方法(を多体相互作用のある系に拡張した理論)とを、比較して議論する。
著者
岡田 真人
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.91, no.5, pp.427-458, 2009-02-20

統計力学は,気体の分子の運動のようなミクロ記述とボイルシャルルの法則のようなマクロ記述とをつなぐ学問です.統計力学を学ぶと,我々はミクロからマクロへつながる階層的な構造が自然界のいたるところに存在することを意識し,物理学の枠組みを超えて統計力学が活躍できるような気がしてきます.脳にある百億以上の神経細胞の活動から,我々の意識や感情が生じています.0と1のビットがある種のルールに従って並ぶと,そのビット系列は画像や音声などの意味ある情報になります.このように脳や情報にもミクロとマクロの階層性が存在します.これらを統計力学的に議論できるととても素敵だと思いませんか.実はその扉の鍵はスピングラス・レプリカ法に代表されるランダムスピン系の統計力学にありました.±1の二値状態を取るIsingスピンを脳の神経細胞の活動や情報のビットに対応させることで,統計力学は脳の神経回路モデルや情報・通信理論の難問を次々に解き明かしていきました.ランダムスピン系の一つであるHopfieldモデルを出発点として,脳と情報の統計力学をやさしく解説します.この講義を通じて,皆さんが知っている統計力学が,脳や情報という一見物理とは関係ないような分野で大活躍している姿を知ることができます.
著者
天羽 優子
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.76, no.5, pp.644-683, 2001-08-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
天羽 優子
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.76, no.5, pp.644-683, 2001-08-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
高畑 尚之
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.60-68, 2003-10-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
高畑 尚之 前野 みゆき
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.60-68, 2003-10

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
甘利 俊一
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.46, no.6, pp.828-831, 1986-09-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
池上 高志
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.61, no.5, pp.413-414, 1994-02-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
宮崎 州正
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.88, no.5, pp.621-720, 2007-08-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
荻野 晃也
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.82, no.1, pp.116-122, 2004-04-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
安冨 歩
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.404-405, 1992-12-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
森 肇
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.D8-D12, 1968

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
西野 友年
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.697-701, 1998

「密度行列繰り込み群(DMRG)[1]を学び、これを使いこなして研究を進めようと思い立った方々にお勧めの文献は何ですか?」と聞かれると、しばらく返答につまります。何よりもまずWhiteによる本論文[2]をお勧めしたいのですがヽこれは解説記事ではないので、[3]読みこなす為には多少の"数値計算の心得"が必要だからです。そういう訳でDMRG学習の副読本を探してみました。これから、幾つか文献を挙げて行きますが、とりわけお勧めなのが最初に挙げる成島毅氏の修士論文です。[4]和文の丁寧な解説としては、今の所これに替わり得る物はありません。幸いなことに、成島氏の論文はこの記事の直後に全文掲載されていますので、ぜひ御覧になって下さい。
著者
徳田 功
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.89, no.5, pp.656-661, 2008-02-20

多数のリミットサイクル振動子が弱結合した系に対して,計測時系列データから,位相方程式を推定する手法について紹介する.これによって,自然周波数や結合関数など,位相方程式を特徴つける重要な量を逆推定することが可能となる.従来までの推定法が,単一の振動子,あるいは二つの振動子が結合した場合のみを扱ってきたのに対して,三つ以上の多数の振動子が結合した系にも適用可能である点が本手法の特徴である.このような非侵襲的な方法は,視床下部視交叉上核(SCN)のニューロンなど,生物系の複雑ネットワークへの応用が期待される.
著者
伊藤 敏晴 尾高 一彦
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, 1988-03-20

時間に依存したゲージ場中でのフェルミオンの散乱問題を粒子猫像(生成,消滅演算子及びFock空間)の時間発展を追うことによって定式化し,ゲージ異常の出現の仕方及びゲージ異常のない量子化の可能性について,フェルミオンのコーヒーレント状態を用いた径路積分を基に議論した。
著者
多賀 厳太郎 山口 陽子 清水 博
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.p125-153, 1992-11

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。特別寄稿
著者
佐藤 譲
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.80, no.6, pp.882-892, 2003-09-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。