著者
伊藤 幸恵
出版者
東京都立大学人文学部
雑誌
人文学報 (ISSN:03868729)
巻号頁・発行日
no.31, pp.119-135, 1963-03-30
著者
山下 正男
出版者
京都大学人文科学研究所
雑誌
人文学報 (ISSN:04490274)
巻号頁・発行日
no.66, pp.p133-156, 1990-03

英文目次誤植修正済. (原文)The Tenno (The Emperor) in the Present Constitusion of Japan
著者
川島 浩平
出版者
京都大學人文科學研究所
雑誌
人文学報 (ISSN:04490274)
巻号頁・発行日
no.100, pp.77-112, 2011

「黒人は固有の運動能力を有する」という意味での「黒人身体能力神話」を研究の対象とするにあたって,次の二つの立場を措定することがで、きる。第一は,「神話」の浸透を国際的な広がりをもつ現象として捉え,その起源と形成・普及の過程をグローパルな視点から解明しようとする立場である。第二は,「神話」の浸透におけるすぐれて日本的な状況に注目する立場である。ここで問われるべきは,「神話」の歴史性や時代的文脈におけるその性質であると同時に,否それ以上に,「量的」あるいは「比率的」な展開のありかたである。すなわち,グローパルな水準に照らし,「なぜ日本において,かくも無批判に『神話』が受容されるのか」である。本論は第二の立場に立ち,「神話」の日本における受容の過程を,「人種」/「黒人」という言葉・概念との遭遇とその習得を中心に解明することを目的とする。具体的な構成は以下の通りである。まず第一節にて,「黒人」,「身体能力」,「神話」などの主要概念に定義を与え,文献調査や意識調査の結果を紹介し,日米間の神話に対する意識や態度の差異の度合を明らかにする。第二節では,研究調査の方法論を詳述する。特に,アンケートと聞き取りの結果に基づいて設定した神話受容の過程を解明するために検討すべき4つの経験領域(1 実際の「黒人」との遭遇,2. 「人種」や「黒人」という言葉・概念との遭遇とその習得,3. これらの言葉・概念の公的教育カリキュラムによる学習. 4. 「神話」を支持するに至った契機と体験)の説明に力点を置く。第三節では,第一の経験領域に関してすでに発表した主要な分析結果を報告し,第四節では,第二の経験領域に関して具体的な分析を行う。最後にこの分析に続く作業を展望し,本研究調査の意義を指摘する。
著者
高田 洋
出版者
東京都立大学人文学部
雑誌
人文学報 (ISSN:03868729)
巻号頁・発行日
no.329, pp.65-87, 2002-03

本論文は、人々が職業名に対応してもっている職業イメージの分析を行う。職業威信スコアの適用には、職業の類似性が考慮されなければならず、この類似性を職業のイメージによって明らかにする。また、職業の威信評定の基準は、多様であり、職業名に対応して決定されることも分析する。第一に、数量化III類による分析の結果、人々の職業の威信評定の基準は、職業名ごとに異なっており、職業名に対応した職業イメージの社会的距離によって、職業の類似性は測定することができる。第二に、職業によって、評定基準の優先度は異なっており、その順序パターンによって類似性にアプローチできる。第三に、職業評定基準には、収入や学歴や責任といったものが強く要求される高地位性、仕事のやり方を自分で決められる自立性、技能や労働を必要とする技術性の三つの基準があるということを分析する。
著者
稲本 朗
出版者
東京都立大学人文学部
雑誌
人文学報 (ISSN:03868729)
巻号頁・発行日
no.253, pp.p153-168, 1994-03