著者
赤澤 紀子 久野 靖 Noriko AKAZAWA Yasushi KUNO
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.11, pp.1126-1129, 2020-11

学習指導要領の改訂により,2020年度から小学校でプログラミングが必須の内容になった.2022年から高等学校でも「情報I」が必履修になり,全員がプログラミングを学ぶことになる.今後,プログラミングについて,強い意欲を持つ高校生も今以上に増えると考えられる.そこで,筆者らは,大学の初年次情報基礎科目の内容を,そのままe-ラーニングにより提供する「大学授業科目先取学修」の環境を整備し,「高大連携・基礎プログラミング」を実施した.これらは,プログラミングに興味のある,進んだ内容を学びたい高校生に活用してもらうことを目的としている.本稿では2019年度の実施について報告する.
著者
小宮 常康 佐藤 喬 Tsuneyasu KOMIYA Takashi SATO
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.62, no.9, pp.490-494, 2021-08-15

高校では2022年度から必履修科目「情報I」の学習が始まり,情報教育の充実が図られる.それに基づいて大学入学共通テスト「情報」が加わる方針が示されている.そこで,本会第83回全国大会で開催されたイベント企画「2025年実施の大学情報入試への展望」では,情報教育と情報入試について,これまでの動向と最新情報を提供し,これからの大学情報入試へ向けた展望を議論した.本稿では,本イベントについて報告する.
著者
澁澤 栄
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.58, no.9, pp.790-793, 2017-08-15

ICTの農業への利活用場面をひもといていくと,農業技術の核心である「農作業判断」という技術要素の転換に直面する.そこで架空の若い農業者に登場してもらい,農業情報の収集と共有,作業判断に必要な情報と合意形成のプロセス,知的財産の共有など,コミュニティベース精密農業の具体的な展開の様子をフィクションにして解説した.
著者
高木 正則
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.62-65, 2018-12-15

情報処理学会では,2017年8月末から教員研修の講師紹介の相談窓口を設置している.本記事では,この相談窓口に最初に講師紹介の依頼があった青森県の教員研修(小・中学校プログラミング教育研修講座)について報告した.研修は2018年8月28日に青森県総合教育センターで行われた.講義後の事後アンケートでは,「企業・団体や地域等との連携について,今後希望する連携方法や支援してほしい内容」として,IT機器や教材等の貸し出し(5名),支援員等の派遣(4名),研修(4名),などの回答があり,2020年度から始まる小学校でのプログラミング教育に向けて,教員への支援体制の充実が必要不可欠であることが伺えた.
著者
杉本 貢
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.9, pp.489, 2021-08-15

高校の教科「情報」が2025年の大学入学共通テストに追加されると,教育現場は大きく変わる.その教科書を見た私は,内容の濃さに驚いた.この教科について,保護者ですら関心は高くないが,入試に追加されれば,若年層のリテラシーは一気に向上するだろう.今後は国民全体の底上げも課題だ.
著者
杉本 貢
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.9, pp.489, 2021-08-15

高校の教科「情報」が2025年の大学入学共通テストに追加されると,教育現場は大きく変わる.その教科書を見た私は,内容の濃さに驚いた.この教科について,保護者ですら関心は高くないが,入試に追加されれば,若年層のリテラシーは一気に向上するだろう.今後は国民全体の底上げも課題だ.
著者
平岡 敦
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.240-246, 2014-02-15

クラウドを巡る法律問題を概説する.クラウドを利用するに当たって適用される利用規約(約款)の有効性,クラウド利用契約の法的性質とその帰結としての法的効果(ベンダ破産時の処理やデータ保護義務の差異など),データ消失時のベンダの責任,利用規約の多くに含まれる免責規定の有効性(特に消費者との関係),ベンダによるデータ流用の可否,個人情報を匿名化した上で再利用することの可否,クラウド上で保管されるデータが引き起こす著作権侵害(特に私的利用として免責される範囲が争われた一連の判例の評価),海外ベンダとの紛争時の裁判管轄及び準拠法などについて論ずる.
著者
松尾 和洋
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.43, no.5, pp.590-591, 2002-05-15
参考文献数
5
被引用文献数
1

和田新編集長から,新しい連載を始めるから手伝ってほしいとの依頼を受け,何かお役に立てればとお引き受けした.インターネット時代に情報が満ち溢れていても現地の感覚はなかなか伝わりにくい.身近な話題を通して少しでも現地の感覚をお伝えできればと思う.
著者
西岡 英也
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.6, no.6, 1965-11-15
著者
髙田 真弥
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.62, no.11, pp.610-613, 2021-10-15

愛知県高等学校情報教育研究会では,令和7年度より実施される大学入試共通テスト「情報」に向けてサンプル問題を題材として研究協議を行った.参加者は事前にサンプル問題を解き,アンケートに解答,当日はZoomを用いて講演,研究協議を行った.大学入試共通テスト「情報」では,情報デザインや画像処理,プログラミング,データの活用や統計処理等幅広い分野からの出題が想定される.令和4年度より実施される「情報I」では,授業時間の配分や授業の構成,他教科との連携による読解力や計算力などの向上が課題となる.需要の高まる情報教育の発展のため,教員の情報交換や資質向上の場として本研究会が活発に運営されていくことが期待される.
著者
野坂 幸子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.965, 2020-08-15

情報社会はすばらしい.私たちはコンピュータやデータベースのない世界には,もう戻れません.しかし情報社会の恩恵を受けるためには,一定の知識や,思考力・判断力・表現力が必要です.高等学校で情報科の授業が始まって17年経ちました.高校生には,情報社会の恩恵を余すところなく享受し,さらにその発展に寄与するようになってほしいという願いを込めて,教科書を作っています.
著者
野坂 幸子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.965, 2020-08-15

情報社会はすばらしい.私たちはコンピュータやデータベースのない世界には,もう戻れません.しかし情報社会の恩恵を受けるためには,一定の知識や,思考力・判断力・表現力が必要です.高等学校で情報科の授業が始まって17年経ちました.高校生には,情報社会の恩恵を余すところなく享受し,さらにその発展に寄与するようになってほしいという願いを込めて,教科書を作っています.
著者
赤澤 紀子 久野 靖
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.11, pp.1126-1129, 2020-10-15

学習指導要領の改訂により,2020年度から小学校でプログラミングが必須の内容になった.2022年から高等学校でも「情報I」が必履修になり,全員がプログラミングを学ぶことになる.今後,プログラミングについて,強い意欲を持つ高校生も今以上に増えると考えられる.そこで,筆者らは,大学の初年次情報基礎科目の内容を,そのままe-ラーニングにより提供する「大学授業科目先取学修」の環境を整備し,「高大連携・基礎プログラミング」を実施した.これらは,プログラミングに興味のある,進んだ内容を学びたい高校生に活用してもらうことを目的としている.本稿では2019年度の実施について報告する.
著者
小松原 潤子
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.61, no.10, pp.1058-1061, 2020-09-15

教育産業の立場から,高校の情報科教員応援サイト「キミのミライ発見」を通して訴えてきた情報教育の重要性,および,情報教育における情報処理学会の役割等について感じていることについて解説する.
著者
福原 利信
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.10, pp.1053, 2020-09-15

全国で頑張っている情報科を教える先生に,コロナ禍の厳しい状況でも頑張ってほしいとエールを送ります!
著者
赤澤 紀子 久野 靖
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.61, no.11, pp.1126-1129, 2020-10-15

学習指導要領の改訂により,2020年度から小学校でプログラミングが必須の内容になった.2022年から高等学校でも「情報I」が必履修になり,全員がプログラミングを学ぶことになる.今後,プログラミングについて,強い意欲を持つ高校生も今以上に増えると考えられる.そこで,筆者らは,大学の初年次情報基礎科目の内容を,そのままe-ラーニングにより提供する「大学授業科目先取学修」の環境を整備し,「高大連携・基礎プログラミング」を実施した.これらは,プログラミングに興味のある,進んだ内容を学びたい高校生に活用してもらうことを目的としている.本稿では2019年度の実施について報告する.
著者
荒川 豊 石田 繁巳 酒井 幸輝 谷津 ゆい子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.9, pp.e36-e41, 2021-08-15

緊迫化する地方自治体の財政への対応として,限られた財源を有効に活用するために,施策成果をより正確に分析し,見直していくEBPM(客観的証拠に基づく政策立案)の推進が求められてきた.しかしながら,現在多くの地域では施策の効果検証や分析まで人手が回らず,また外部委託が必要でお金と時間が足りないなどの課題を抱えており,本格導入には至っていない.そうした状況を打破すべく,国内最大規模の広告位置情報ビッグデータを活用して観光拠点単位で人流の検出と集計を担う政策立案評価システムを開発,自治体職員がコロナ禍の人流抑制などを即時かつ安価に把握で環境を整えることで観光分野におけるEBPMの推進を目指す取り組みを紹介する.
著者
米谷 雄介
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.198-199, 2020-01-15

本稿は,『マルコム・グラッドウェル著,"ティッピング・ポイント−いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか",飛鳥新社(2000)』を紹介するものである.「あるアイディアや流行もしくは社会的行動が敷居を越えて一気に流れ出し,野火のように広がる劇的瞬間のこと」をティッピング・ポイントと呼ぶ.ティッピング・ポイントは人から人への爆発的な感染現象であり,一見すると不合理であるが,そこには一定の法則性が存在する.本記事では,こうした爆発的感染を起こす3原則(「少数者の法則」,「粘りの要素」,「背景の力」)を説明し,社会的な流行を生み出したい読者に対して学ぶことを勧めている.