著者
遠藤 謙
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.7, 2013-06-15
著者
作田 誠
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.44, no.9, pp.916-920, 2003-09-15
著者
所 洋一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.45, no.8, pp.862-866, 2004-08-15
参考文献数
3

2000年12月からBSデジタル放送が始まり,3年後の2003年12月1日からは東京・大阪・名古屋で地上デジタル放送が開始された.デジタル放送の特徴は,ハイビジョンによる高画質放送,5.1サラウンドなどによる高音質放送がある.さらに,アナログ放送にはなかったまったく新しいマルチメディアサービスである,データ放送も大きな特徴の1つである.データ放送では,ニュース,気象情報,スポーツ情報をリアルタイムで提供するサービスや,受信機に装備されている通信機能を利用した,クイズ参加,リクエストなどにテレビから直接参加できる双方向サービスなどを視聴者へ提供することが可能となった.デジタル放送における,データ放送コンテンツのマルチメディア符号化方式は,BML(Brodacast Markup Language)と呼ばれる記述言語が採用されている.BMLは,ARIBで開発された,XMLベースのマルチメディア符号化方式で,BMLのタグの基本セットは,XMLに基づきhtmlの仕様を記述しなおした,XHTML規格のタグセットが採用されている.モノメディアと呼ばれる,情報を表現する文字,図形,静止画,映像,音声などの個々のメディアのレイアウトを記述するためには,CSS(Cascading Style Sheets)規格が採用されている.また,リモコン操作などにより,表示を切り替えるといった動的な制御を行うためのスクリプト言語として,ECMA Script規格が取り入れられている.ECMA Scriptで記述されたスクリプトから,文字やレイアウトのパラメータへのアクセスには,DOM(Document Object Model)規格が採用されている.BMLは,これらの規格に対して,放送として求められる要件を実現するための拡張仕様を付加した規格になっている.さらに,規定された規格の中で実際の放送において利用できるものを定義した運用規定が,別途,「BS/広帯域CSデジタル放送運用規定」,「地上デジタルテレビジョン放送運用規定」において定義されている.
著者
米田 貴
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.7, pp.746-749, 2014-06-15

「SNS上での仲間外し」のロールプレイングを学校の普通教室で行い,他者に対するおもいやりや人権等に対する意識を向上させる事で,情報社会に参画する態度の育成を試みた.SNSやLINE等のコミュニケーションツールを介してやり取りをする事により,以前ならば小さな衝突で済んでいた事案でも,問題が急速に拡大・悪化する事がある.「SNS上での仲間外し」をロールプレイングする事で生徒の倫理観を向上させ,情報社会に参画する態度の育成を目指した筆者の指導内容について,実践する上で留意した点や工夫した点を踏まえて報告する.
著者
園田 道夫
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.10, pp.996-1001, 2019-09-15

実践的なセキュリティ人材育成の取り組について,セキュリティ・キャンプ,情報危機管理コンテスト,hardening,SECCON,AVTokyoという,主に筆者がこれまでかかわってきたイベントについて,その狙いや特徴を紹介する.
著者
袖 美樹子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.10, pp.538-541, 2021-09-15
著者
田中 久美子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.46, no.6, pp.691-696, 2005-06-15
参考文献数
18
被引用文献数
1

近年ではPDAや携帯電話などの小型携帯端末が普及し、これに伴って文書入力システムが議論されるようになった。 入力デバイスとしては、キーボードを用いるものからセンサや音声認識などを用いるものまでさまざまに提案されているが、少数キーによる入力は、キーボードの発展形として注目を集めている。 少数キー入力の問題の本質は、言語の総文字数よりも少ないキー数を用いていかに文書を入力するかという点にある。 この問題に対しては、日本は漢字の入力方法として世界で最も早くから取り組んできている。 現在では、predictive text entryとして世界的に研究されるようになり、日本で発展してきた技術上の思想が世界中の言語へ広がりつつある。 本稿ではこの世界の流れの中で、予測入力を中心に少数キー入力を捉える。 少数キー入力は、最先端の機器類を通して発展してきたが、同時に高齢者や身障者とのコミュニケーションを広く支援するユニバーサルな道具としての可能性も秘めている。 従来のコンピュータは、フルキーボードという特殊な環境を前提としており、そこではタッチタイプの技能に通じた達人だけを対象としてきた。 しかし、計算機が日常に浸透するにつれ、ユニバーサルな入力技術が求められるようになり、その1つの解決策の鍵を少数キー入力研究が握っている。以下ではまず入力システムの一般モデルを示し、次にさまざまに提案されている少数キー入力について述べる。
著者
和田 弘
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.27, no.11, 1986-11-15
著者
和田 弘 高橋 茂
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, 1960-09-15
著者
和田 弘
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, 1971-02-15
著者
金子 格 白井 克彦 阪本 秀樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.43, no.9, pp.981-987, 2002-09-15
参考文献数
14
被引用文献数
1

本稿ではMPEG-21国際標準化プロジェクトの現状を報告する.同標準は各国のコンテンツサービス技術全般に関係する企業,研究機関が参加し,メディア・地域横断型のマルチメディア・フレームワークの実現を目指している.現在パート7までの標準化が計画され,パート6までの委員会原案が完成している.
著者
苗村健
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.356-361, 2006-04-15
著者
青木 和麻呂
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.51, no.8, pp.1030-1038, 2010-08-15
参考文献数
6

2009年12月12日(日本時間では13日),RSA-768と呼ばれる768ビットの合成数が素因数分解された.特別な形の合成数では以前に,より大きいものが素因数分解されているが,RSA公開鍵暗号に利用される大きな2素数の積の素因数分解に対しては,世界記録更新である.この記録は瑞,日,独,仏,蘭の5カ国の機関の研究者の共同作業の成果であり,筆者もこの作業に参加した.この素因数分解では,一般数体篩法(いっぱんすうたいふるいほう; GNFS)と呼ばれる代数的整数論を応用した方法が使われた.数体篩法を実際に実現するためには,概念的なアルゴリズムばかりではなく,細部の実装や計算資源の配分などが効率の重要な鍵を握っている.本稿では,数体篩法の概略を説明し,各ステップでの実装や計算機運用の問題点を紹介する.最後に,従来よりRSA公開鍵暗号で1024ビットの公開鍵の新規利用は推奨できないことが指摘されていたが,今回768ビットの合成数が現実に素因数分解されたことはこの指摘を補強するものであることを付け加えておく.
著者
小宮 常康 佐藤 喬
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.9, pp.490-494, 2021-08-15

高校では2022年度から必履修科目「情報I」の学習が始まり,情報教育の充実が図られる.それに基づいて大学入学共通テスト「情報」が加わる方針が示されている.そこで,本会第83回全国大会で開催されたイベント企画「2025年実施の大学情報入試への展望」では,情報教育と情報入試について,これまでの動向と最新情報を提供し,これからの大学情報入試へ向けた展望を議論した.本稿では,本イベントについて報告する.
著者
喜連川 優
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.844-846, 2020-07-15

小生が本会会長のときに子供が対象の「ジュニア会員制度」を創設したが,「中高生情報学研究コンテスト」によりジュニアへのサービス展開が一層パワーアップされたことは大変喜ばしく,国立情報学研究所は本取り組みを支援している.2017年,18年に告示された学習指導要領で初等中等教育での情報教育は進化し,高等学校では「情報I」が必履修となり「情報II」も新設された.また,ギガスクールにより子供の学習IT環境が大きく改善される.各自治体は教師不足で困っている.本会には子供とともに学校の先生への学会誌の無償提供するなど,我が国において歴史的な大プロジェクトとなるギガスクールへの積極支援をお願いしたい.