- 著者
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相原 玲二
- 雑誌
- 情報処理
- 巻号頁・発行日
- vol.49, no.10, pp.1135-1139, 2008-10-15
JGN2の大きな目的の1つである,全国レベルでの研究者相互の協調活動活性化を実現するために,さまざまな取り組みと活動が展開された.地域活動の強化による研究開発活動の活性化と,広域協調型教育研究活動基盤の整備は,ハードウェアだけではなく,ソフトウェアおよびコミュニティの充実が必須となる.本稿では,JGN2利活用の地理的な展開に関する具体的な活動の総括を行い,今後の課題の整理を行う.さらに,地域ネットワークとの連携や,地域に根ざしたアクティビティとの協調など,JGN2での成功は今後の地域活性化のモデルとしても価値が高いと思われる.情報処理研究者としてネットワークというメディアを使った地域貢献に関する考察も行う.