出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1018, pp.36-41, 2014-02-25

複数の企業や個人が集まって働く「シェアオフィス」がデザイン事務所などの間でブームとなったのは2011年末ごろ。流行の火付け役とも言えるのが、「co-ba(コーバ)shibuya」を11年12月に開設したツクルバ(東京都渋谷区)だった。 ツクルバは社名の通り、「場を…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.945, pp.60-64, 2011-02-10

駅前再開発ビルでにぎわう東京・立川。その一方、旧来の商店街は客足もまばらだ。地元出身の30代による地域FMの企画が商店街を動かし、今年1月には空き店舗を改修したシェアオフィスが開業した。 毎週金曜日の夜、立川駅南口から直結するビルの一角にできる人だかり。コミュニティーラジオ放送局「FMたちかわ」の公開生放送を聞きに来る人々だ。目当ての番組は「東京ウェッサイ」。
著者
三上 美絵
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.790, pp.86-89, 2005-02-21

社内各部署の管理職ら12人と久米設計からなる「新しいワークスタイル研究会」のプレゼンテーションを聞いて、文化シヤッター新社屋建設タスクフォースのトップである役員はこう言った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1098, pp.40-47, 2017-06-22

プロジェクトのきっかけは、16年夏に東京・青海で開かれた展覧会「HOUSE(ハウス)VISION(ビジョン)2」だ。ディレクターを務めたデザイナーの原研哉氏が、Airbnbと長谷川豪建築設計事務所を引き合わせ、吉野杉の家の企画がスタートした〔写真2〕。 同事務所の長…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1070, pp.68-71, 2016-04-28

インバウンド需要を追い風に、アパグループは大規模ホテルの開発を予定している。例えば客室数1015室の「アパホテル&リゾート2両国駅タワー>」(東京都墨田区、19年春完成予定)と、同約2400室の「アパホテル&リゾート2横浜ベイタワー>」(横浜市、19年秋完…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.759, pp.22-27, 2003-12-08

3万本のガラスチューブで構成された外壁に夜間、「LOUIS VUITTON」のロゴが浮かび上がる。1237m2という総面積は、「ルイ・ヴィトン」ブランドの国内店では4番目の広さだ。六本木ヒルズを東西に結ぶ六本木けやき坂通りのほぼ中央に建っている。 基本設計は青木淳氏、アウレリオ・クレメンティ氏、エリック・カールソン氏による共同体制で進められた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.927, pp.20-23, 2010-06-14

隈研吾建築都市設計事務所が海外で進行中のプロジェクトは40件近い。建設予定地は米国、スペイン、フランス、タイ、中国など10カ国に点在している。そうした海外の仕事は、大きく2つに分類できる。「中国/提案型」と「ヨーロッパ/コンペ型」だ。それぞれ進行中のプロジェクトから同事務所の戦術を探る。
著者
光井 純
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.838, pp.78-86, 2006-12-25

光井純氏に審査員を依頼した「第4回日経アーキテクチュアコンペ」の最終審査を2006年11月、公開の形で実施。応募作品199点の中から、最優秀賞と立原道造賞のほか優秀賞、佳作、奨励賞に計17点を選出した。入選作への光井氏の講評を含めて、コンペの経過を報告する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.788, pp.24-28, 2005-01-24

京都練馬区、西武池袋線江古田駅のほど近く。約1haの一筆の土地に、老朽化した木造住宅が軒を連ねていた。練馬区が進める密集住宅市街地整備促進事業に基づいて、共同建て替えの検討がスタートしたのが1999年のことだ。 それから5年半。街区再編成と並行して、敷地東側の約500m2の土地に、鉄筋コンクリート造5階建てのコーポラティブハウスが完成した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1048, pp.60-69, 2015-05-25

新宿コマ劇場の閉館から6年半近く。その跡地に新宿東宝ビルがオープンした。板状の高層ホテルは、南側の妻面全体が新宿駅からの誘導塔の役割を果たす。低層部の屋上から顔をのぞかせるゴジラの話題もあり、新たな客層を呼び寄せている。
著者
佐野 由佳
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.881, pp.68-73, 2008-08-25

主に子どもたちを対象として、環境問題を体験的に伝えるために兵庫県がつくった施設だ。県南西部の丘陵地帯を切り開いて造成した播磨科学公園都市内に、この3月オープン。森の中に静かに生息する巨大生物のような有機的な形の建築は、プロポーザルコンペで選ばれた遠藤秀平氏が設計を手がけた。 全体はトラスによるドーム形状で、3方向に張り出した空間がある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1098, pp.60-67, 2017-06-22

2020年に訪日外国人観光客数4000万人を達成するという政府目標を追い風に、拡大する宿泊市場。だが延べ宿泊者数の伸びが鈍化し、競争は激化。民泊も台頭し、宿泊施設を取り巻く環境は大きく変化している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.965, pp.20-25, 2011-12-10

世界が原発事故の収束作業を見つめる中で行われた建屋カバー工事。絶対に失敗が許されない現場を乗り切るため、緻密な施工計画が立てられた。工事は、小名浜港での「予行演習」から始まった。 「これで、放射能の影響を少しでも減らせればいいが…」 福島県いわき市に住むある被災者は、現実離れしたクレーンの大きさに驚きながら、巨大な骨組みを飽くことなく見つめた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.965, pp.16-19, 2011-12-10

福島を襲った原発事故の直後、ゼネコン数社が東京電力の依頼で、収束に向けた対応策を練り始めた。1号機原子炉建屋を任されたのは清水建設。現場での作業を減らす画期的な工法を提案した。 そんなことが、本当に実現可能なのだろうか─。当初、会議の出席者らは懐疑的だった。 震災の余韻も覚めやらぬ3月28日のことだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.809, pp.94-97, 2005-11-14

タイル、石、土などを使った仕上げを手がける職人は数多く存在する。建物の印象を決定付ける重要な要素であるにもかかわらず、設計者でさえ職人の名前を知らぬまま仕事を終えることが多い。2003年12月にオープンした料理店「銀座うかい亭」のモザイク壁の制作などで注目される曽根研氏は、「いいものをつくるには建て主や設計者とのやりとりが大切だ」と強調する。
著者
前 真之
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1067, pp.86-89, 2016-03-10

エコハウスと聞いて、冬場の「ダイレクトゲイン」を思い浮かべる人は多いだろう。しかし、冬の「直達日射量」は地域差が大きい。また、開口部を広げれば熱ロスが大きくなる。計画時に損得を冷静に検討することが重要だ。
著者
田原 賢
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.753, pp.110-114, 2003-09-15

8回にわたる連載の途中から、「私の現場での対応とは異なる部分がある」「この部分をもっと詳しく解説してほしい」といった読者の声が編集部に寄せられるようになった。そうした質問にまとめて答える。田原氏の木構法の知識を現場でどのように応用すればよいかを読み取ってほしい。
著者
鈴野 浩一 禿 真哉 近藤 康夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.874, pp.56-61, 2008-05-12

ウェブサイト「クリエイターズコロシアム」上で本誌が進めてきた「商空間アワード2007」。3月末の最終審査で、若手建築家ユニット、トラフ建築設計事務所が設計したカフェにグランプリが決まった。小規模ながら、ざん新なアイデアが他を制した格好だ。受賞作「ブーリアン」(東京・本郷)で審査委員長の近藤康夫氏と語り合ってもらった。
著者
小池 百合子 安藤 忠雄 平島 寛
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.801, pp.84-89, 2005-07-25

京都議定書で義務付けられた温室効果ガスの排出削減対策を引っ張る小池氏。安藤氏の問いかけに答え、いま話題のクールビズ(環境省が提唱する「夏のビジネス用軽装」の愛称)に込めた思いから話は始まる。安藤氏は、CO〓や産業廃棄物の排出によって環境に大きな負荷を与えている建築界で、建築に携わる人々が取り組むべき課題を指摘。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.790, pp.10-15, 2005-02-21

長さ約70mの細長い石畳の路地に面して、所狭しと飲食店が軒を連ねる。2度にわたる火災を乗り越えて大阪・ミナミの法善寺横丁にようやく昔ながらのにぎわいが戻ってきた。2004年3月にすべての店舗で営業を再開してから1年近くがたつ。