出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1015, pp.34-37, 2014-01-10

東京五輪で変わる街神宮外苑東京都は現在の国立霞ケ丘競技場の周辺を13年6月に再開発等促進区に指定した。様々な議論を巻き起こしながら進む新国立競技場の整備は、神宮外苑改造の目玉であると同時に、再開発の序章でもある。 東京五輪のメーンスタジアムと…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.807, pp.64-69, 2005-10-17

建築好きの経営者は珍しくないが、これだけ実際の建物を見て回っている人はまれだろう。六花亭製菓の小田豊社長(58)は、建築の専門家が舌を巻くほどの建築通。そして、時に彼らを諭す。「建物は自分たちだけのものでなく、後世に残す社会資本なのだ」と。上の写真は、美術館でもレストランでもない。六花亭製菓の中札内工場(北海道中札内村)だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.788, pp.8-14, 2005-01-24

04年12月10日、トッズ表参道ビルのオープニングパーティーが開かれた。トッズはイタリアを代表する皮革製品ブランドだ。同社の靴やバッグのファンを自認する歌手の松任谷由実氏や、田中康夫・長野県知事なども出席。 エントランスから入場した出席者は、表参道側に視界の開ける3階まで続く階段を上り、6階パーティー会場へエレベーターで向かった。
著者
長井 美暁
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.915, pp.44-49, 2009-12-21

ユニクロが「現時点での最高のユニクロを表現する、世界へ向けてのショーケース」と位置付けるグローバル旗艦店。ニューヨーク(2006年)、ロンドン(07年)に続く世界で3つ目となるその店舗、「ユニクロパリオペラ店」が10月1日にオープンした。前2店と同様、インテリアデザインを手掛けたのは片山正通氏(ワンダーウォール)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1061, pp.58-63, 2015-12-10

職人不足をいかに克服するかも大きな問題だった。基礎工事に要する職人は、建築面積から計算して通常は1日当たり300人以上。震災復興で職人不足が顕在化していた当時、とても手配できる人数ではなかった。
著者
磯 達雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.889, pp.54-57, 2008-12-08

JR京葉線の千葉みなと駅で降りる。千葉港方面へ歩いていくと、土地区画整理事業によって生まれた更地に新しい建物がぽつりぽつりと建っている。そんなエリアを抜けて、目指す千葉県立美術館に着いた。 この美術館は、千葉県に関係した美術作品を収集・展示し、地域の美術活動を振興することを目的として、1974年にオープンした。その2年後に管理棟を完成させて主要部が完成。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.768, pp.14-18, 2004-04-19

京ディズニーリゾート(TDL)の玄関口、JR京葉線舞浜駅に隣接して2月末にオープンしたホテルである。駅舎の増築予定地だった鉄道の高架橋下の空間を利用した。騒音や振動のため、これまでは店舗や倉庫に使うケースが多かった。静寂さが求められるホテルの建設は初のケースだ。振動や騒音が伝わるのを防ぐ「吊り免震工法」を開発して、高架橋下に躯体を吊り下げた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.844, pp.53-55, 2007-03-19

新興マンションが建ち並ぶJR海浜幕張駅近くの打瀬地区にある公立小学校。地区内3番目のオープンスクールとして、教室や廊下だけでなく周囲の街に対しても分け隔てないという考え方で、全体を開放的な空間にしている。広いスペースを児童が自由な発想で使うことができる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.778, pp.16-21, 2004-09-06

頓堀は大阪を代表する繁華街の一つ。「ど派手」な形と色に彩られたにぎやかな街だが、3〜4年前は「ど不景気」のただ中にあった。この地で長年、上方文化を発信してきた演芸場・浪花座も2002年に閉館。その跡地に、総合エンターテインメント施設と銘打った複合娯楽ビルが建設され、今年7月にオープンした。
著者
工藤 和美
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1097, pp.76-79, 2017-06-08

2復活した連載「私の駆け出し時代」の2人目は、シーラカンスK&Hの共同代表である工藤和美氏。シーラカンス時代の「千葉市立打瀬小学校」(1995年竣工)で注目を浴び、シーラカンスK&Hに改組してからも、学校建築を中心に活躍している。就職活動では女性差別の…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1078, pp.56-61, 2016-08-25

71回目の原爆の日を目前に、原爆ドームを俯瞰する展望広場を持つ「おりづるタワー」が完成した。旧耐震基準による築35年超のオフィスビルを全面改修したものだ。パノラマの眺望と、夏の市街地を渡る卓越風を感じる設計がなされている。
著者
樋口 智幸
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.868, pp.12-23, 2008-02-25

「このスタジオを、本社に続く第2のランドマークとしたい」。総務局長としてプロジェクトを取りまとめた現・フジテレビ湾岸スタジオビル総括所長の石丸省一郎氏は、意気込みを語る。同社が東京・台場に本社を移転したのは1997年のこと。丹下都市建築設計による球体展望室が目を引く本社ビルは観光スポットとなり、一帯のランドマークとして定着している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1106, pp.50-53, 2017-10-26

神奈川県鎌倉市、鎌倉五山の第一位の古刹である建長寺。同市山ノ内地区の境内では、壮大な伽藍配置を見ることができ、訪れる観光客も絶えない。鎌倉学園はこの寺の修行僧のための学校を前身とし、今年で創設96年になる男子中高一貫校だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1073, pp.62-65, 2016-06-09

配置プランに対し山田所長が要望したのはまず、住戸の平面が南北に通るようにきれいに配置すること。「寒冷地なので冬に重きを置いた。冬の日差しを最大限、取り込みたいと考えた」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.934, pp.46-53, 2010-09-13

屋上緑化やドライミストなど、「都市を冷やす」技術に注目が集まるなか、建設中のソニー新社屋では、打ち水効果を利用した「バイオスキン」と呼ばれる外装システムを採用した。陶製のルーバーに雨水を染み込ませ、気化熱で周辺の空気を冷やす。 歴史的猛暑が日本を襲った2010年の夏。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.759, pp.28-32, 2003-12-08

ノベーションホテル」という触れ込みで、今年9月の開業前から話題になっていたのが、東京・目黒通り沿いのクラスカだ。取り上げたのは「カーサ ブルータス」など、 デザイン性の高いライフスタイルを扱う一般誌。古いホテルを再生するという発想や、「どう暮らすか」という問いかけを名前に込めたというしゃれっ気が、雑誌編集者たちの心をとらえた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1063, pp.36-41, 2016-01-14

「フェイスブックを通じて仕事の依頼を受けることも多いが、前の仕事の依頼主など知人を介する場合がほとんどなので信頼できる」と語るのは、SUGAWARADAISUKE(東京都杉並区)の菅原大輔代表だ。 事務所の公式フェイスブックページは現在、フォロワー数1000人程…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.778, pp.86-88, 2004-09-06

「これで完成したとは思っていない。これから住みながらつくり上げていく」。建て主がこう語るのは、東京都中野区の密集市街地に建つ鉄骨造3階建ての戸建て住宅だ。 建物の内部は真っ白ながらんどうの空間だ。建物外周に沿って林立する鉄骨柱と、それらの柱に剛接合した鉄骨梁を組んだ構造フレームが鳥かごのようにむき出しになっている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1120, pp.52-55, 2018-05-24

山下啓次郎の設計で1908年に竣工した旧奈良監獄。国の重要文化財であるこの監獄を、コンセッション(公共施設等運営権)方式を活用して保存・活用する計画。国(法務省)が所有したまま、特別…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.766, pp.82-85, 2004-03-22

大阪府豊中市。阪急宝塚線・庄内駅を降りてしばらく歩くと、変わった外観のマンションが目にとまった。一見、南に開けたバルコニーと思ったのは、実は廊下。北側片廊下に南側バルコニーという従来型とは対極にある南側片廊下のマンションだ。芦澤竜一建築設計事務所(大阪市)が設計した。 北側片廊下をやめたのは、敷地の北側ギリギリに14階建てのマンションが建てられるからだ。