著者
小池 百合子
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1085, pp.22-25, 2016-12-08

ボートとカヌー(スプリント)競技の開催候補地となる「海の森水上競技場」は、国際大会の規格を満たす施設として工事が進められてきた。埋め立て地湾岸エリアの水路を整備することから予算が拡大。2013年の立候補ファイルでは69億円だった建設コストは、14年…
著者
磯 達雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.847, pp.80-83, 2007-04-23

群馬音楽センターを語るには、群馬交響楽団についてまず語らざるを得ない。前身である高崎市民オーケストラは、戦後間もない1945年に始まっている。その2年後にはプロ化を果たすが、練習場は喫茶店の2階で、公演場所は大抵が山奥の小学校。重い楽器を抱えながらの移動音楽教室は苦難の連続だったが、少しずつ支持の輪を広げていく。
著者
ぽむ企画
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.820, pp.巻末2-9, 2006-04-10

秋葉原の現状を知るために、まずは近年の秋葉原の空間的変化を研究する森川嘉一郎氏(桑沢デザイン研究所特別任用教授)に、秋葉原の建築空間の特質を聞いた。 「秋葉原を構成する建物自体は、他の街とさして変わらない。大きく異なっているのは、それらのファサードの多くの面積が広告物で覆われていることと、そうした広告の趣味的な偏りだ」と森川氏は言う。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1015, pp.48-51, 2014-01-10

品川駅と田町駅の間に広がる約20ヘクタールの車両基地については、JR東日本が南北に長い敷地の西側半分〔地図B-2、3、A-3、4〕を使って業務ビル街を開発する構想を温めている。既に車両基地の機能を東側半分と品川以外の車両基地に移しており、布石が打たれた状…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.749, pp.65-67, 2003-07-21

「F1を誘致するサーキット場」をうたい文句に、それを眺めるVIPホテルとロイヤルスタンド、美術館を備えた複合レジャー施設「オートポリス」。大分県上津江村に、総事業費540億円を投じて建設された。ホテルなどに先がけ、サーキット場は90年10月にオープン。だが、92年9月、発注者の日本オートポリスが、約883億円の負債を抱えて破産した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1002, pp.64-67, 2013-06-25

会津若松の町は、平日にもかかわらず、観光客のグループや修学旅行の学生でにぎわっていた。市内を巡回するバスは満員。NHKで大河ドラマ「八重の桜」を放映している効果だろう。 バスを白虎隊十九士の墓地がある飯盛山の麓で降りる。
著者
安藤 忠雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.761, pp.56-59, 2004-01-12

——安藤さんの手がける旧同潤会青山アパートの建て替え工事がはじまりました。設計のプロセスでポイントになった部分を聞きたいのですが。 私が表参道の辺りを初めて歩いたのは、オリンピックが開催された1964年のことです。代々木体育館に行った帰り道に、同潤会青山アパートに出会い、魅力的な建物だと思ったのを覚えています。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1096, pp.20-29, 2017-05-25

1日に1万人以上が利用する太田駅だが、周辺は衰退が進み、時間を過ごせる場所やカフェが欲しいという声が市民から出ていた。そこで、太田市は、にぎわいを呼び戻す拠点として、初の市立美術館と、5つ目の市立図書館が入る複合施設を計画した。 「1㎞ほど南…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.819, pp.8-13, 2006-03-27

東京都品川区にある天王洲アイル駅近くの運河に2月20日、建築基準法を適用したフローティングレストラン「WATERLINE(ウオーターライン)」がオープンした。「建設」したのは、同地区で倉庫業を営む寺田倉庫だ。「20年以上前から夢見ていたプロジェクトがついに実現した」と同社の寺田保信会長は話す。
著者
和泉 洋人 畠中 克弘
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1003, pp.37-39, 2013-07-10

内閣総理大臣補佐官の和泉洋人氏は、元国土交通省住宅局長。アベノミクスの成長戦略が、建築や住宅の仕事をどう変えていくのか、従来の成長戦略とどう違うのかを聞いた。(聞き手は本誌編集長、畠中克弘)─アベノミクスの成長戦略(図4-1)では、たくさんの項…
著者
磯 達雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.926, pp.90-93, 2010-05-24

小田急線と横浜市営地下鉄が接続する湘南台駅。高層住宅と商業施設に囲まれた郊外ターミナルから、歩いてすぐのところに、その建物はある。銀色の小屋根の連なりと、その奥に見える巨大な球体。湘南台文化センターだ。 球の中身はプラネタリウムと市民シアターである。それ以外にこの建物は、こども館、公民館、市役所支所などの機能を収める。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1032, pp.70-77, 2014-09-25

2026年に完成─。サグラダ・ファミリアが竣工までのCG動画を投稿サイト「ユーチューブ」で公開し、世界中で話題になっている。現在の姿が、わずか1分20秒で完成後の姿へと変貌。
著者
加藤 光男
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.859, pp.74-79, 2007-10-08

1965年に完成したオフィスビルを耐震改修した。JR山手線の神田駅前に建ち、電車からも見える。外観を全面ガラス張りに一新した姿は、多くの人が新築と見間違うほどだ。耐震改修の場合、耐震性能だけを高める場合と、内外装や設備を含めてリニューアルするケースに分かれる。オーナーである上野産業が最終的に選択したのは、後者だった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.932, pp.36-39, 2010-08-09

英国・ロンドンの交通ターミナルであるキングス・クロス地下駅。2期にわたった改修プロジェクトが2009年11月に完成した。英国の設計事務所、アライズ・アンド・モリソン・アーキテクツに勤務する山嵜一也氏が、このプロジェクトの設計・監理を担当し、竣工を見届けるまでには、長く険しい道のりと、いくつもの巡り合わせがあった。 「会社を辞めて海外で働く」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.943, pp.64-67, 2011-01-10

人口減に悩む地方自治体が目立つ中、30代の定住人口が増えている町がある。外房の自然に恵まれた千葉県一宮町だ。住まいを移したサーフィン愛好家たちが中心となって、町を変え始めている。 JR外房線の上総一ノ宮駅から自動車で約10分、海沿いを走る道路の向こうには、防砂林と浜辺が広がる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.827, pp.45-47, 2006-07-24

名義貸しに対する司法判断や警察の対応は確実に厳しくなってきた。「構造計算書の偽造事件などに伴う社会の批判を受けて、捜査当局は建築士法違反などを積極的に取り締まる姿勢を示している」と、日本建築家協会の顧問弁護士を務める松浦基之氏はみる。
著者
萩原 詩子
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.913, pp.24-28, 2009-11-23

〓KAMIIKEDAI2155」は、免震構造を採用したRC造・9階建ての集合住宅だ。賃貸用の27戸すべてがメゾネット住戸で、2階から7階までの6層を2層ずつに分けて配置している。屋上庭園に載る形の8〜9階部分は、オーナーの家族が使用する。 建物は南を東急池上線、北を中原街道に挟まれ、東西に長い。周囲は低層の住宅街なので、どこから見ても目立つ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.842, pp.10-22, 2007-02-26

大きな曲面を描くガラスカーテンウオールと緑の広場が来訪者を迎える。日本で5番目、30年ぶりの新設の国立美術館である「国立新美術館」が1月21日オープンした。東京・乃木坂の東京大学生産技術研究所跡に建つ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1057, pp.48-53, 2015-10-10

Part.2検証委報告書にみる「失敗の本質」新国立競技場の整備計画が白紙に至った原因について、文部科学省の第三者委員会は9月24日、報告書をまとめた。関係者への聞き取り調査から、発注者の稚拙なプロジェクトマネジメントの実態が浮き彫りになった。 「全ての…
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.967, pp.46-53, 2012-01-10

神奈川・湘南地域最大級の大型商業施設「テラスモール湘南」がJR辻堂駅前に開業した。街やそこにある生活との連続性を重視し、周辺の地勢となじませた施設形態や、低層の路面店感覚のゾーンを持つのが特徴だ。 駅前広場に面し、ひな壇状にセットバックするゆったりとしたテラスの風景が広がる。駅からは2階レベルのデッキでつながり、行き交う人の姿は絶えない。