著者
梶原健吾 鳥海不二夫 大橋弘忠 大澤博隆 片上大輔 稲葉通将 篠田孝祐 西野順二
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.597-598, 2014-03-11

近年の人工知能の技術の発展により、チェスや将棋等の完全情報ゲームでは人工知能が人間のプロを相手に勝利するようになった。一方で、不完全情報ゲームについての研究は多くはない。そこでコミュニケーションゲーム“人狼”に着目し、人工知能が目指すべき新たな目標として設定する。本研究ではこのゲーム内で使用される主な言葉をプロトコル化し、各エージェントがそのプロトコルで会話をすることでゲームが進行される。過去の会話内容やプレイヤー数等を環境とし、発言内容や能力者の行動等の戦略をQ学習により学習させ、最適戦略を解析する。
著者
馬場 正剛 鳥海 不二夫 榊 剛史 篠田 孝祐 栗原 聡 風間 一洋 野田 五十樹 大橋 弘忠
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

災害時においては、避難場所等の情報を素早く得ることが重要である。ソーシャルメディアは新聞やテレビよりも素早く情報を得ることができ、その一つとしてTwitterがある。災害時では飛び交っている様々な情報の分類が必要がある。本研究においては、東日本大震災時にTwitterで共有された情報をネットワーク構造によって分類し、そのクラスタリングの評価を行った。
著者
古泉 大輔 橋本 康弘 陳 ユ 大橋 弘忠
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集 第2回横幹連合コンファレンス
巻号頁・発行日
pp.135, 2007 (Released:2008-11-27)

人間は顔に対する認識能力が優れているため、現実の顔だけでなく顔イラストに対しても、その個性を認識し、描かれている表情を感じ取ることが出来る。本研究では、イラストで描かれた顔に対する人間の評価を元にして表情を定量的にモデル化し、それを任意の顔イラストに適用することで、元の顔の特徴を保持したまま表情のみを変化させられるシステムを構築した。
著者
成宮 祥介 大橋 弘忠 宮田 浩一 渡辺 憲夫 楠木 貴世志
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.354, 2011

原子力発電所地震安全特別専門委員会の活動として作成した地震安全の論理について発表する。
著者
内藤 優太 橋本 康弘 陳 Yu 大橋 弘忠
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.131, 2007

電力市場における大きな特徴として連係線制約などのネットワーク制約が挙げられる。発電会社と電力システム管理者をエージェントとし,各エージェントはネットワーク制約やノーダルプライスなどを考慮しながら線形計画法を用いて市場への24時間の入札戦略や送電計画を決定する。本研究ではネットワーク制約などを考慮したマルチエージェントによる基礎的な電力市場モデルを提案する。
著者
上子 優香 鳥海 不二夫 吉田 光男 大橋 弘忠
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.3P1NFC00a2, 2017

<p>ソーシャル・メディアにおける情報伝播に関してはこれまでもあらゆる研究が為されてきたが、直接情報が伝播するユーザのネットワーク推定を試みたものは数少ない。本研究ではユーザが起こす共有行動の時間差に着目した、情報伝播ネットワーク推定手法を提案し、さらに提案手法を2016年4月に発生した熊本地方の震災データに対して適用することで、災害が情報伝播ネットワークにもたらした変化を明らかにする。</p>
著者
大橋 弘忠
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌 (ISSN:00047120)
巻号頁・発行日
vol.40, no.6, pp.442-449, 1998
被引用文献数
1

原子力開発を含む理工学分野に現れる流れのほとんどは,複合的で複雑な性格をもっている。熱流動シミュレーションは,この複雑な熱流動に向けて新しい挑戦を始めたところである。このためには,新しい考え方とそれに基づく新しい解析方法が必要となる。本稿では,これらの複雑な熱流動を対象に行われている新しいシミュレーション手法の研究開発について現状と展望をまとめた。まず,複雑さと複雑流れの特徴を分析し,解析に当たって要求される事項と平均場モデルの特徴を整理した。次に,複雑熱流動解析の主な動向として,界面を含む流れの解析手法とミクロ機構に基づくモデルを取り上げ,それぞれについて基礎となる考え方と現状,課題をまとめた。
著者
秋山 守 大橋 弘忠 太組 健児 篠原 慶邦 広瀬 正史 伴 博之 粕谷 俊郎
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌 (ISSN:00047120)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.103-111, 1994

The super-simulator is a conceptual name for future innovative simulators of nuclear power plants which surpass, to a large extent, the capabilities and performances of existing nuclear power plant simulators for operator training, plant analyzers for engineering studies or computer codes for dynamics analysis. Such super-simulators will be realized by employing highly advanced methods of mathematical modeling of the physical chemical and other related processes in the nuclear power plants and innovative methods of numerical computation using rapidly evolving high performance computing systems.
著者
大橋 弘忠
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌 = Journal of the Atomic Energy Society of Japan (ISSN:18822606)
巻号頁・発行日
vol.52, no.11, pp.732-736, 2010-11-01

<p> 我が国では近年,いくつかの原子力発電所で設計想定を超える大きな地震動がもたらされたが,地震による被害は軽微なものであり,原子力発電所の安全は確保された。それにもかかわらず,国民の間では設計想定を少しでも超える地震動が発生すると原子力発電所の多くの設備が損傷するのではないかという懸念が拡がり,地震に対する原子力発電所の安全性を改めて見える形にしていくことが求められている。これを受けて,日本原子力学会原子力発電所地震安全特別専門委員会では,安全分科会において,地震に対する安全確保の基準,考え方,評価の方法など多方面からの再検討を行い,地震安全の論理を取りまとめたのでその概要を紹介する。</p>
著者
大橋 弘忠 成宮 祥介 宮田 浩一 渡邉 憲夫
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.402-405, 2010-12-15

<p>原子力の安全確保は,実際に起こるかも知れない不具合に備える現実的な側面と,防護の考え方として,代表性と包括性をもって評価・確認の手段と方法を定めておくという論理構造の側面をもっている.地震に関しては,これまで後者の原子力安全の論理における位置づけがあいまいだった.このたび,地震時の安全性について,原子力安全の論理に対応させて検討し,基本的な考え方の明確化と,これに伴う課題の整理を行った.</p>
著者
大橋 弘忠 成宮 祥介 宮田 浩一 渡邉 憲夫
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.402-405, 2010-12-15 (Released:2016-09-30)

原子力の安全確保は,実際に起こるかも知れない不具合に備える現実的な側面と,防護の考え方として,代表性と包括性をもって評価・確認の手段と方法を定めておくという論理構造の側面をもっている.地震に関しては,これまで後者の原子力安全の論理における位置づけがあいまいだった.このたび,地震時の安全性について,原子力安全の論理に対応させて検討し,基本的な考え方の明確化と,これに伴う課題の整理を行った.
著者
橋本 康弘 陳Yu 大橋弘忠
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.85, pp.63-66, 2008-09-11

本研究ではソーシャルコミュニケーションの時系列データからネットワークの時系列を構築し,コミュニティ検出によってコミュニティ構造の時間発展を捉える.そして,分裂・融合を繰り返すコミュニティの遍歴を視覚的に理解するためのインタラクティブ性の高い可視化手法を実現することで,人間行動をモデル化する前段階としてのシナリオを語る枠組みを提案する.We introduce a new framework that enables us to discuss a probable scenario derived from insights on human behavior by developing a highly interactive visualization method for visualizing human community evolution. First, we create a number of successive networks from the time-series data on social communication, and then, extract and visualize a hidden dynamic structure of evolving communities by integrating some recently developed methods.