著者
東 淳樹 時田 賢一 武内 和彦 恒川 篤史
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画論文集 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.253-258, 1999-11-20
被引用文献数
5 10

サシバの繁殖期間中である1998年5月から6月にかけて千葉県北西部の手賀沼流域の22カ所の谷津環境において、サシバの生息分布調査を行ないサシバの生息地の土地環境条件について考察した。その結果、サシバの生息確認地点は、谷津田の面積、斜面林の面積、稲作面積、谷津田に接する斜面林の面積のそれぞれの値が、非生息確認地点よりも有意に大きかった。サシバの保全を意図した谷津環境のあり方として、水田耕作された谷津田面積が十分確保され、谷津田が斜面林に覆われ、その面積が広いことが重要であることが示された。これらは、サシバの採食地点とパーチング・ポイントの確保の面から説明されることが考察された。
著者
田口,有希夫
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画論文集
巻号頁・発行日
vol.3, 2001-12-07

日露戦争後の明治40年代から「経済と道徳の調和」を目指し, 内務省を中心として展開された地方改良運動の模範的事跡として全国に喧伝された模範村(本稿の事例については静岡県賀茂郡稲取村)の農村計画・町村自治を明らかにし, 同時代になぜ稲取村が注目されたのかその要因を視野に入れ検討する。そして, 稲取村の振興策が, 今日の地域振興に活かせる点, 学ぶべき点を考えたい思う。
著者
斎藤 亮司 藍澤 宏 北島 千寿
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画論文集 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.1-6, 2001-12-07
被引用文献数
4

住民各人の価値観のもと、日常の生活・生産活動を通じ、目にしている集落環境に対する認識状況や評価の特徴や捉えるため、被験者にインスタントカメラを渡し、集落内の中で「大切なものと」と「みっともないもの」の双方を撮影してもらった。評価対象物と被験者との関係から以下の様な集落環境整備の課題とその方向性が求められた。住民各人の視点からプラス評価だけでなくマイナス評価についても把握することは、集落環境の現状を捉える有効な手段となり、適切な維持・保全が求められている具体的な環境要素を抽出できた。今後は、環境整備活動において多世代の住民の意見や考えを取り入れる機会を設けることが必要であることを明らかにした。
著者
林 直樹 高橋 強
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画論文集 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.139-144, 1999-11-20
被引用文献数
4
著者
岩田 俊二 吉本 博文 荻原 正三
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画論文集 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.139-144, 2000-12-08
被引用文献数
1

集落全体の整備と新規住宅地の整備を一体的に行う農村活性化住環境整備事業が実施された地区についての分析を基にすると、集落整備計画の方法の視点からは、事業の目的と対象集落の集落整備計画のあり方との整合性、新規住宅地の整備に対応する集落の生活環境の再編整備、新規住民の参入を契機とした新たな集落生活システムの構築、集落の漸進的な成長に対応する計画システムの採用が課題となることが明らかとなった。
著者
星野 敏
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画論文集 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.211-216, 1999-11-20
被引用文献数
2
著者
川口 友子 糸長 浩司 栗原 伸治 藤沢 直樹
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画論文集 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.271-276, 2001-12-07
参考文献数
14
被引用文献数
3
著者
逢見 まどか 東 正則 北島 千寿
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画論文集 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.7-12, 2001-12-07
被引用文献数
2

農村地域での過疎化防止対策のひとつとして「優良田園住宅」が施行されており、その趣旨に即した環境を形成する試みが検討されている。本法を適用した最初の例である上越市アーバンビレッジにおいて、「ユーザー参加型の街づくり方式の有効性」をアンケートを用いて検証し、居住環境形成の実現手法を検討した。
著者
吉田 勲 原田 昌佳
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画論文集 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.91-96, 2001-12-07
被引用文献数
1