著者
清家 新一
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
年会講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, 1984-03-12
著者
小出 昭一郎
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.659-660, 1995-08-05
著者
近藤 宗平
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.33, no.8, pp.656-663, 1978-08-05

放射線は極微の世界から無限の宇宙まで走りまわり, そこで起っている現場の情報をとらえる. 放射線にとらえられた情報の解読は, 人類に千里眼的超能力を与え, 今世紀の目覚ましい物理学の発展の原動力となった. 1930年代には放射線を使って生命の支配的因子"遺伝子"の謎を解こうという研究が真剣になされ, それはE. Schrodingerの名著「生命とは何か」を生むに到った. この小冊子は, やがて誕生する分子生物学の強力な推進力となった. 本稿では, この歴史的発端をふりかえりつつ, その後の研究の発展を紹介する.
著者
内井 惣七
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
大学の物理教育 (ISSN:1340993X)
巻号頁・発行日
vol.98, no.3, pp.4-8, 1998-11-15
著者
右衛門佐 重雄
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.39, no.11, pp.809-817, 1984-11-05

筋収縮の分子機構を説明するため提案された α-へリックスにおけるダヴィドフ (Davydov) ソリトンについて, その内容と問題点を解説し, この理論の難点を救うものとして, α-ヘリックスの中に戸田格子ソリトンを導入し, 筋収縮の動的過程に合理的な推論を与え, 非線形波動方程式の初期値問題と関連して, 理論のパラメターを決定し, 分子に発生する張力や収縮率を表わすソリトンの振幅に数値的評価を与える. 一方, DNA の開いた構造に理論的説明を与えるため DNA 2重らせんの塩基がヘリックス軸に垂直な水平面内で回転するという単純化したモデル系について幾つかの興味あるサイン・ゴードン (Sine-Gordon) ソリトンのモードが見出されることを示し, DNA 中の平均のソリトン数密度を温度の関数として評価し, 実験結果との比較を行う.
著者
森 肇
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.105-106, 1978-02-05
著者
戸谷 友則
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.23-29, 2007-01-05
参考文献数
12
被引用文献数
1

超高温プラズマの火の玉として誕生した宇宙は,誕生後およそ40万年で水素原子核と電子の再結合が起こり,中性化したと考えられている.しかし,現在の宇宙に存在する水素原子のほとんどは再び電離されていることが知られている.何らかの過程で再び電離状態に戻ったのである.これを「宇宙の再電離」と呼び,宇宙誕生後10億年よりは昔に起こったことが分かっているが,具体的な時期や原因は不明で,初代天体形成と関連して宇宙論の重要問題の一つである.近年,目覚ましい観測技術の進展による多面的なアプローチで,再電離の手がかりが少しずつ増えてきている.すばる望遠鏡による日本の貢献なども交えて最近の状況を紹介する.
著者
佐藤 文衛 神戸 栄治 安藤 裕康
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.59, no.11, pp.751-760, 2004-11-05

1995年の太陽系外惑星(以下,系外惑星)の発見は,人類史上に燦然と輝く大発見であった.その後,現在までに約120個の系外惑星が発見され,驚くべき多様性に富む姿が明らかになってきた.我々日本のグループも2001年に系外惑星探索を始め,昨年,日本初の系外惑星の発見に成功した.これらの発見を支えているのは,恒星のわずか数ms^<-1>のふらつきをとらえる視線速度精密測定技術の目覚しい進歩である.最近,視線速度測定精度はついに1 ms^<-1>の壁を突破し,いよいよ地球型惑星の検出を視界にとらえ始めた.第2の地球に会える日は着実に近づいている.
著者
高橋 真聡 冨松 彰
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.46, no.10, pp.835-842, 1991
被引用文献数
3

クエーザーやセイファート型銀河などに分類される活動的銀河は, 中心核領域から相対論的速度でプラズマのジェット流を放出するなど, 非常に激しい活動性を示しています. この活動性のエネルギー源を説明するものとして, 超大質量のブラックホールの存在が強く示唆されています. その強重力はプラズマを集積し, 磁気圏を形成しますが, この磁気圏はブラックホールの回転エネルギーを抽出する窓口として重要な機能を担っていることが理解されるようになってきました. 本解説では, ブラックホール磁気圏の構造とはどのようなものか, ブラックホールと電磁場とプラズマの相互作用によってどのような物理過程が起こるのかについて解説します.
著者
菅野 暁
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.269-270, 1990-04-05