著者
木村 大翼 鹿島 久嗣
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

カーネル法は木構造データに対する有望な学習手法であり木構造の有用な情報を捉え るために様々な木カーネルが提案されてきた。本論文では木構造の垂直方向の構造に 基づいた木カーネルに着目する。この木カーネルは木構造に対する拡張接尾辞配列 を用いて入力サイズの線形時間で計算が可能であるが、さらに本論文では予測時に おける計算がサポートベクトルの数に依存せずに高速に行うことが可能であることを示す。
著者
吉澤 小百合 吉川 厚 寺野 隆雄
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

文章を論理的に書くことは難しい。論理的に書かせる手段として,他人が読み,問題点を指摘するピアリヴューは効果的であるとされている。ピアレビューを支援する場合の問題点を明らかにするために,外国語のピアレビューを課題の知識の有無による差をみることにより論理的な指導に必要な要素を考察する。
著者
中村 友昭 長井 隆行 岩橋 直人
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

本稿では,ノンパラメトリックベイズの一種であるHierarchical DirichletProcess(HDP)を用いて物体概念の形成を行う.ロボットが実際に物体を掴み,様々な視点から観察することで得られるマルチモーダル情報を,教師なしでカテゴリ分類を行い,物体概念を形成する.HDPを物体のカテゴリゼーションに応用することで,物体概念モデルのパラメータだけでなく,カテゴリ数の推定も可能となる.
著者
市瀬 龍太郎 森山 甲一 沼尾 正行
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

本発表では,シミュレーション環境を用いて,適切な行動モデルを学習する手法について,報告する.
著者
西山 莉紗 竹内 広宜
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

ビジネス上重要な技術課題を解決することができる社内外の技術を知ることは,企業の知財戦略や技術戦略を検討する上で役立つことが期待される.本発表では,特許公報や科学技術論文などの技術文書から,ある課題の解決につながる効果を持った複数の技術を同定し,任意の技術課題を解決する技術を調査しているユーザーの検索要求に応えることを目指す.
著者
松井 藤五郎 後藤 卓 和泉 潔 陳 昱
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

複利型強化学習は,複利のリターンに基づいて強化学習を行う枠組みであり,ファイナンスへの応用に適している. 本論文では,複利型強化学習を国債銘柄を選択する問題へ適用し,その結果を報告する. 具体的には,国債銘柄選択問題を債務不履行(デフォルト)確率と利回りに基づいてバンディット問題として定式化する方法について述べ,複利型Q学習をこの問題に適用した実験結果を報告する.
著者
飯島 千絵 森田 武史 榎本 善太郎 山口 高平
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

近年,Linked Dataが情報流通基盤として注目されている.しかし,日本語に対応したLinked Dataは少なく,情報サービスへの適用方法は十分に研究されていない.本研究では,地理・位置データを中心として,高速道路,飲食店,交通規制,イベント,口コミ,天気など,様々なデータについて,更新性を考慮した日本語Linked Data構築方法およびそれらを利用したモビリティサービスを提案する.
著者
長坂 翔吾 谷口 忠大
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

階層 Pitman-Yor 言語モデルでは入力文書より言語モデルを解析することにより、未知語を含む文書であっても教師なし形態素解析により単語分割を行うことができる。 この手法を動作解析に適用することで、教師なし学習によって非文節運動系列から動作の抽出を行う。
著者
濱畑 慶太 谷口 忠大 岩橋 直人 西川 郁子
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

ロボットが人間の非分節な動作系列を観察することを通じて多様な動作を獲得することは未だに困難である.そこで,本研究ではDirichlet過程と相互情報量を用いることで,人間の連続的な行動系列から状況に応じた動作を抽出するメカニズムの提案を行う.実験では,モーションキャプチャを用いて計測を行った人間の連続的な行動系列から状況に対応した複数の動作の抽出を行った.
著者
市瀬 龍太郎 Kappara Venkata Narasimha Pavan Vyas O.P.
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

本論文では、Linked Dataを用いた知識発見手法について報告する。
著者
吉田 稔 中川 裕志 石田 智也 中嶋 啓浩 松井 藤五郎 和泉 潔 池田 翔 本多 隆虎
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

ある銘柄の取引高の上昇・下降を予測するために、関連するニュース記事の見出しを利用する手法について検討する。
著者
後藤 卓
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

経済環境の変化や規制・会計制度の変化も踏まえつつ、現在日本の銀行がかかえる各種課題の内容と、その解決を目的とした人工知能技術応用の可能性について発表します。
著者
上田 明頌 西川 敬之 福井 健一 森山 甲一 栗原 聡 沼尾 正行
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

これまで我々は個人の感性を学習し、それを反映させた楽曲を自動生成するシステムを開発してきた。本論文では、音楽の重要な要素であるメロディのモチーフがどのように展開されるかを学習し、それを自動作曲システムに反映させることを提案する。これにより、メロディの質が向上し、より個人の感性に訴える曲が生み出された。
著者
金子 彩香 伊藤 貴之
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

薬と蛋白質の反応において,薬は蛋白質表面上の窪み(ポケット)に入り込みやすいとされている.我々は蛋白質の薬との反応性における評価値算出手法の確立を目指しており,その前段階として本報告では各ポケット形状の評価値を算出する手法を提案する.本手法では,蛋白質表面上から抽出された各ポケットに対して,形状特徴量を算出し,薬との反応性が高いサンプルポケットの形状特徴量との類似度比較により評価値を算出する.

2 0 0 0 OA IDM!水玉潰し

著者
松村 真宏
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

本研究では,影響伝播モデルIDMを用いてウェブコミュニティが蓄えている総影響量GWI(Gross Web Influence)を定義し,GWIを成長させるための道標を導くことに取り組む.具体的には,各種制約下(与える情報の種類および量)のもとでGWIを最大化する条件(どこにどの情報を与えるか)を求める問題に取り組む.本研究の成果は,コミュニティマネジメント/マーケティングへの応用が期待される.
著者
阿部 佑亮 中崎 寛之 横本 大輔 宇津呂 武仁 河田 容英 福原 知宏
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

本研究では,ブログ空間の情報や知識を類型化するための方式の一つとして, 「ブロガーの立場」に着目する.そして,事例研究として,「詐欺」,「イン ターネット犯罪」の分野を対象として,日英ブログサイトの収集を行い,ブロ グでの記述内容を被害者・ニュース記事引用・防止対策に類型化した結果を報 告する.さらに,それらの類型のうち,特に被害者によるブログ記事の自動収 集手法を提案する.
著者
石垣 司 本村 陽一 土肥 麻佐子 持丸 正明
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

生活者の視点に立ったサービス生産性向上の重要性が叫ばれている。本発表では商品購買者を対象に実施したアンケートデータを用いて、購買商品の認知構造を確率的な因果関係によりモデル化し、再購買の可能性が高い顧客の属性を探る。それにより顧客に対応した効果的な販売促進が可能な技術の枠組みを示す。また、作成したモデルの妥当性はクロスバリデーションによる判別率により定量的に評価できる。
著者
岡 瑞起 李 明喜 橋本 康弘 宇野 良子 荒牧 英治
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

我々は、見た目に特別な意匠はなくても人間や社会のプロセスに良い変化をもたらす提案を「デザイン」と定義し、実践を通じた情報技術を活用したデザインプロセスの形式化に関する研究に取り組んでいる。実践として「Augmented Campus:拡張するキャンパス」というテーマのもと、キャンパスをより活性化するための環境をデザインすることを目的としたワークショップを行った。その取り組みについて紹介する。
著者
加藤 義清 赤石 美奈 堀 浩一
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

大規模な文書集合を俯瞰的に理解すると共に,個別の情報を様々な文脈で捉 え,その解釈および再解釈を促すための技術は,情報編纂を実現する上で重要な ものである.本発表では,文書集合中の文脈を可視化するための時間軸を考慮し たバネモデルを提案し,提案手法を実装したプロトタイプシステムを通して,そ の有効について議論する.