著者
サイエンスウィンドウ編集部
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
サイエンスウィンドウ (ISSN:18817807)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.1-40, 2014-04-01 (Released:2019-02-19)

目次 【特集】 わたしの体が教えてくれる p.06 人体には無限に学ぶべきものがある p.10 なぜ今、人体を教えるのか? p.12 ヒトで教える授業 p.15 「ヒトの遺伝」を小中高校でどう教えるか p.16 人の体が持っている700万年の進化の歴史 p.18 実物そっくりの標本で生物授業 学校訪問 p.22 教材づくりで学ぶ人の体や生命 現地レポート 【連載】 p.02 共に生きる:ミヤマシジミとクロオオアリ p.20 人と大地:アフリカ/ガボン共和国 p.24 タイムワープ夢飛翔:実験犬/医学研究に身をささげた p.25 カタカナ語でサイエンス!:インフルエンザは「流れてくるもの」!? p.26 文学と味わう科学写真:春の水 p.28 TOPICS1:震災後の放射線教育はいま3 p.30 動物たちのないしょの話:シロテテナガザル p.32 自然観察法のイロハのイ:手作り聴診器で知る 心音リスニング p.34 TOPICS2:理科教育の課題をどう克服するか p.36 発見!くらしの中の科学:ミクロの敵を防ぐマスクの工夫 p.38 読者の広場:サイエンスウィンドウ カフェ p.40 人と大地:解説

6 0 0 0 OA 気づきの防災

著者
サイエンスウィンドウ編集部
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
サイエンスウィンドウ (ISSN:18817807)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, pp.1-40, 2017 (Released:2018-06-19)

サイエンスウィンドウ2017秋号の冊子体一式(PDF版)およびHTML版は下記のURLで閲覧できます。 https://sciencewindow.jst.go.jp/backnumbers/detail/92 目次 【特集】 気づきの防災 p.06 「教える」から「語り合い伝える」へ 地域で育てる防災の心(山田三正 大島町教育委員会) p.10 大災害のたびに強く賢くなる社会の実現を目指して(今村文彦 東北大学災害科学国際研究所) p.14 絵図から読み解く災害の歴史(北原糸子 立命館大学歴史都市防災研究所) p.18 災害予測の最前線 p.20 人間の心理と行動を考えた無理のない防災対策を(関谷直也 東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター) p.24 教育現場でどう教える? 災害・防災と新学習指導要領(清原洋一 文部科学省初等中等教育局/青木久美子 世田谷区立千歳中学校) 【連載】 p.02 かくれてるカモ?:トラフズク p.26 空からジオ:伊豆大島ジオパーク/東京都 p.28 発見!くらしの中の科学:もし火山が噴火したらどうしたらいいの? p.30 自然観察法のイロハのイ:身近な自然の中に天気を感じよう p.32 科学写真の言霊:リチャード. P.ファインマンの言葉より p.34 タイムワープ夢飛翔:天体衝突/人類は生き残れるか p.36 動物たちのないしょの話:ニホンリス(井の頭自然文化園) p.38 読者の広場:サイエンスウィンドウカフェ p.40 空からジオ:解説
著者
サイエンスウィンドウ編集部
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
サイエンスウィンドウ (ISSN:18817807)
巻号頁・発行日
vol.7, no.3, pp.1-40, 2013-10-01 (Released:2019-02-21)

目次 【特集】 空の向こうに生命を探す p.06 どこまで高く 生命は存在できる? p.08 青空の向こうに 生き物はいる?-生物学者に聞く- p.11 生命はどのように生まれる?-化学者に聞く- p.14 どうやって宇宙の生命を探すの? レポート p.17 生命の原材料を持ち帰れるか-はやぶさ2 - インタビュー p.20 星とともにできた私たちの体の材料-宇宙図より- p.22 みんなも望遠鏡で見てごらん-天文学者に聞く- p.24 空を見上げて生命を考える教育 学校現場から 【連載】 p.02 共に生きる:ニホンリスとオニグルミ p.18 人と大地:米国/アリゾナ隕石孔 p.26 タイムワープ夢飛翔:地球外生命/どこかに仲間がいるはず p.27 カタカナ語でサイエンス!:ヘリコプターは「らせんの翼」! ? p.28 TOPICS:震災後の放射線教育はいま1 p.30 文学と味わう科学写真:写真機の原初 p.32 動物たちのないしょの話:ムササビ p.34 自然観察法のイロハのイ:見上げるだけでできる! 雲ウオッチング p.36 発見!くらしの中の科学:香りはどうやってつくるの? p.38 読者の広場:サイエンスウィンドウカフェ p.40 人と大地:解説
著者
木村 宏 佐藤 優子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.60, no.8, pp.555-563, 2017-11-01 (Released:2017-11-01)
参考文献数
15

生物の遺伝情報はゲノムDNAに刻まれている。ゲノムDNAからいかにして必要な情報を必要に応じて取り出すことができるのか,という問題を解明できれば,生命現象の理解に大きく近づくことができる。遺伝子の発現制御には,DNAに直接結合する転写因子が必須であるが,ヒストンの翻訳後修飾を介したエピジェネティクス制御や細胞核内でのゲノム高次構造なども重要な役割を果たすことがわかってきた。そこで,最近,細胞核を包括的かつ時空間的に理解する「ヌクレオーム(Nucleome)」研究が注目を集めている。ヌクレオーム研究という視点に立ち,顕微鏡解析,ゲノム解析,情報・数理解析を融合させることで,ゲノムの発現制御機構を理解できると考えられている。ヌクレオーム研究は米国ですでに予算措置されている他,ヨーロッパでの動きや国際コンソーシアム発足に向けた活動も進んでいる。わが国でもヌクレオーム研究を推進することが生命科学の発展に重要であると考えられる。
著者
岩見 紫乃
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.58, no.9, pp.694-700, 2015-12-01 (Released:2015-12-01)
参考文献数
15

科学技術戦略を策定するにあたり,近年では,データを分析して客観的なエビデンスに基づき判断しようという潮流があり評価手法の研究が進められている。本分析では,分析対象に,2007-2014年の各年の被引用数上位1%の論文を収集し,論文の引用ネットワークを分析して,萌芽研究領域を特定して投資対象を判断する指標を提案する。研究領域に含まれる平均出版年から萌芽研究領域を特定した結果,日本の論文が含まれる領域は5領域が検出された。それらの領域における日本の研究の質・量・最新性を判断し,その後,取るべき戦略ごとに研究領域を区分した。
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
サイエンスウィンドウ (ISSN:18817807)
巻号頁・発行日
vol.14, no.S2, pp.202014S2, 2021-01-22 (Released:2020-12-14)

目次 p.03 幸せな生活を、科学技術で実現する~Science for Global Well-Being~ p.07 “ 自然”と“人工” が調和する、未来の社会をどう生きるか p.13 見えない感覚から見いだす、新たな価値観~障害者の視点でとらえるカラダ~ p.19 科学と社会の対話で、ありたい未来をつくる p.23 感染症の歴史から見えてきたウイルスと人間の関係 p.27 建築は人を幸せにするか~閉じた「箱」からの解放~ p.33 愛する故郷 天草を守りたい!~高校生が地球温暖化による海面水位上昇量を予測する~ p.39 農業で地球温暖化に立ち向かう~水田からのメタン抑制と高温耐性のイネ育種~ p.43 「STI for SDGs」アワード2020 受賞取組一覧
著者
神里 達博
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.875-886, 2016-03-01 (Released:2016-03-01)
参考文献数
18

本稿は,近年急速な発展を遂げる情報技術が,社会の中で適切に発展していくための条件について,科学技術の社会史や生命科学の倫理問題の経緯を踏まえつつ,考察するものである。具体的には,科学技術観の歴史を簡単に確認したうえで,1970年頃に広がった「科学技術に対する懐疑」の思想について議論する。また,生命科学,とりわけ分子生物学において,倫理的な問題意識が登場した背景について検討する。さらに,このような動きの延長線上にあるものとして,「ヒトゲノム計画」に伴って提唱された「ELSI」という研究プログラムについて確認する。そのうえで,情報技術におけるELSIの現状と可能性を,EUと日本の事例を参照しつつ,考察する。
著者
秋元 浩
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.54, no.7, pp.377-386, 2011 (Released:2011-10-01)
参考文献数
8

京都大学・山中伸弥教授の新型万能細胞(iPS細胞)の研究に見られるように,日本の大学・研究機関の研究レベルは世界でもトップクラスであり,今後もこのような発明・研究を生み出す素地は十分に整っているといえる。しかし,日本はライフサイエンス分野(医薬,医療分野等)を含めた先端分野の研究では善戦しつつも,知財の活用による産業化という面ではいまだ欧米の後塵を拝しているのが現状である。このような状況を打破して日本の企業が国際競争に打ち勝つためには,わが国の英知を結集した効率的な産学官連携により,大学等から生み出された研究情報に基づく知財を積極的に活用してグローバルな事業展開を図っていくことが重要であり,そのために新しいチャレンジングな試みとして知的財産戦略ネットワーク(IPSN)/ライフサイエンス知財ファンド(LSIP)が設立された。
著者
大熊 健司
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.33, no.7, pp.607-617, 1990 (Released:2012-03-23)

科学技術庁の地域研究情報ネットワークは, パソコン通信のシステムで, 現在, 筑波と四つのモデル地域で実験的に運用されている。このネットワークの目的は, 時間, 空間の壁をこえて, 面識のある無しにかかわらず研究者・技術者間コミュニケーションを緊密なものとし, これによって研究開発から企業化までの研究開発の高度化を地域において図ることに貢献することである。昭和63年度にモデル地域に指定された, 石川・富山両県では, 各々, 本研究情報ネットワークの運用を始めて一年を経過。このため, それぞれのネットワークの運用内容を詳しく紹介するとともに, その利用状況と今後の課題にふれる。
著者
安藤 聡子 澤 綾子 エドモンズ マチルダ
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.60, no.7, pp.502-511, 2017-10-01 (Released:2017-10-01)
参考文献数
11

クラリベイト・アナリティクス社が提供する学術情報プラットフォーム「Web of Science」上の引用索引データベース「Web of Science Core Collection」に追加された,新しい引用索引ファイル「Emerging Sources Citation Index(ESCI)」を概説する。同時に引用索引の有用性検討の歴史を振り返るとともに,ESCIと従来のジャーナル引用索引であるScience Citation Index(SCI),Social Sciences Citation Index(SSCI)等との違いやインパクトファクターとの関係,ESCIの登場に伴う最新のジャーナル審査基準および審査プロセスの変更点を概説する。
著者
今津 均
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.54, no.8, pp.463-475, 2011 (Released:2011-11-01)
参考文献数
16
被引用文献数
1 1

Cytoscapeはバイオインフォマティクス分野などの複雑ネットワーク解析や視覚化ツールとして開発され,現在ではソーシャルネットワークやセマンティックWebなどを含むさまざまな分野で活用されている。しかしながら,わが国ではCytoscapeの活用事例は少ないようであり,世界的に見ても「Cytoscapeを特許情報解析に応用した」という事例を見いだせていない。そこで,本稿ではCytoscapeを特許情報解析に活用する具体的手順と,その応用事例を通じてCytoscape視覚化機能の豊富さやネットワーク解析機能による特徴ノード群の抽出方法などのテクニックと,Cytoscapeを含めたテキストマイニングなどによるマクロ解析における注意点などをも合わせて解説する。
著者
窪田 輝蔵
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.391, 2001 (Released:2001-09-01)
参考文献数
16

現代学術雑誌を代表するNature,BBA,JBCの歴史と現在をたどり,その誕生,変遷を探る。学術雑誌の今日の姿とその特徴はレフェリー制度,編集と出版の乖離(かいり),市場競争である。それぞれ検討すべき課題がある。価格を巡るあつれきが米国のSPARC,英国のNESLIを生み,電子ジャーナルの出現が学術出版社をNeutral Databaseによる情報サービス業に変身させ,市場である図書館をコンソーシアムによるブローカーに変身させつつある。今日,特にわが国において,学術雑誌に真の出版人が求められている。
著者
宇陀 則彦
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.163-173, 2008 (Released:2008-06-01)
参考文献数
18
被引用文献数
2 2 5

本稿はあるべきシステムをイメージするためにはバンテージポイントから大局的に眺める必要があることを主張する。現在,デジタルライブラリ,デジタルアーカイブ,機関リポジトリなどさまざまなシステムが存在するが,そのどれもが図書館,文書館,博物館,美術館のシステム担当者が求めるシステムとは一致しない。そこにはおそらくまだ概念化されていない「あるべきシステム」が存在するに違いない。本稿ではそのシステムを提供する主体を「リソースプロバイダ」と定義し,あるべきシステムを考えるための視点を与える。最も重要な視点は利用者のメンタルモデルである。