7 0 0 0 OA 花と虫たち

著者
サイエンスウィンドウ編集部
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
サイエンスウィンドウ (ISSN:18817807)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.1-32, 2007-04-01 (Released:2019-04-12)

サイエンスウィンドウ2007 4月号の冊子体一式(PDF版)およびHTML版は下記のURLで閲覧できます。 https://sciencewindow.jst.go.jp/backnumbers/detail/47 目次 【特集】 花と虫たち p.05 光のトンネル p.06 花は虫たちのレストラン p.08 あの手この手の多彩なかけひき p.10 ミツバチと私たちの暮らし p.12 身近な花の不思議を見つけてみよう! p.14 本誌編集委員会委員長 永山國昭氏に聞く 「科学するこころ」をどう開くか p.16 【宇宙特集】 冥王星の新しい教え方—定義が決まると太陽系のイメージが変わる— p.18 科学が古い「常識」を覆した p.20 太陽系はもっと広かった 【連載】 p.02 似姿違質:在来種カントウタンポポ VS 外来種セイヨウタンポポ p.22 ヨッシーの お米一話:第1 回 目覚めさせる p.23 とっておきの一冊:絵とき ゾウの時間とネズミの時間 p.24 小学校の先生におくる イチから伝授実験法:失敗に学ぶ水素の取り出し方 p.26 地域とつながるミュージアム:東京都 科学技術館 教室に運ばれた深海の世界 p.28 発見! 暮らしのなかの科学:ペットボトルはどこから来てどこへ行くの? p.30 せんせいクラブ p.32 シリーズ 窓:国立天文台ハワイ観測所「すばる望遠鏡」
著者
酒井 美里
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.50, no.9, pp.569-577, 2007 (Released:2007-12-01)
参考文献数
7
被引用文献数
4 3

従来よりサーチャーの間では,「特許検索には,経験とノウハウがものをいう」「技術は人に属するもの」とされることが多かった。また「マニュアル化できない部分が本当のノウハウ」であるとも言われてきた。ところが近年,エンドユーザー検索の普及を契機に,検索ノウハウは「サーチャー間で“わざ”として伝達されるもの」から「多くのエンドユーザーに,“型”として伝達するもの」への変革期にさしかかっているものと思われる。本稿では,サーチャーのノウハウを伝達可能な形に変換する試み,ならびに,実際にエンドユーザー教育を行う際のコミュニケーションのとり方について報告する。
著者
長谷川 敦士
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.59, no.7, pp.441-448, 2016-10-01 (Released:2016-10-01)
参考文献数
5
被引用文献数
3

サービスデザインとは,生活者の価値観の変化に伴って,ビジネスの本質がモノから体験にシフトしたことによって生まれた,新しい事業開発の手法である。従来のモノを主体にした考え方(グッズドミナントロジック)に対して,サービスを中心にした事業の考え方はサービスドミナントロジックと呼ばれている。サービスデザインはユーザー中心,共創,体験の連続性,物的証拠,全体的な視点,といった「サービスデザイン思考」を基に構成される。Airbnbなどの新しい事業体は,事業の企画だけでなく,組織運営にまでサービスデザイン思考を導入している。これからの事業開発において,サービスデザインアプローチは重要性を増していくと考えられる。
著者
久米川 正好
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.400-407, 2012-09-01 (Released:2012-09-01)
被引用文献数
1

アナログ時代のフィルムは,劣化,散逸し,死蔵されている。われわれはアナログ時代の貴重な科学映画作品を収集し,高度な技術でデジタル復元し,保管している。この映像をWebで国内外に広く提供することにより,記録映画界の発展に寄与するとともに,日本の文化,科学,産業の継承と発展に貢献しようと,2007年4月1日「NPO法人科学映像館を支える会」を設立した。その活動の意義,5年間の収集,保管と提供に関する実績を紹介する。またその間に生起されたさまざまな課題,特に作品の劣化と資料の散逸および著作権処理問題などを明らかにした。今後,映像遺産を守り,どう生かすべきかについても触れた。
著者
大谷 卓史
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.335-338, 2017-08-01 (Released:2017-08-01)
参考文献数
11

インターネットという情報の巨大な伝送装置を得,おびただしい量の情報に囲まれることになった現代。実体をもつものの価値や実在するもの同士の交流のありようにも,これまで世界が経験したことのない変化が訪れている。本連載では哲学,デジタル・デバイド,サイバーフィジカルなどの諸観点からこのテーマをとらえることを試みたい。「情報」の本質を再定義し,情報を送ることや受けることの意味,情報を伝える「言葉」の役割や受け手としてのリテラシーについて再考する。第3回は,伝承の匿名空間とでも呼ぶべきインターネット上に流布される「虚偽情報」にだまされないための方法はあるのか,を考える。
著者
藤田 節子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.49, no.10, pp.564-575, 2007 (Released:2007-01-01)
参考文献数
9
被引用文献数
1 1

筆者は2005年本誌で科学技術分野の投稿規定の分析調査結果を発表した。今回は人文・社会科学分野167学会の学会誌172誌の投稿規定を収集して,論文の長さなど18の記載項目の内容を詳しく調べ,昨年の科学技術分野の調査結果と比較し,人文・社会科学分野の学会誌の実態や特徴を分析した。また,1997年に寺村由比子が行った投稿規定による分野別特徴の調査結果とも比較し,最近の電子化に伴う変化を探った。本稿では,投稿規定の概要と投稿者の資格など11の記載項目の分析結果を報告する。他の7項目と本調査の考察は次稿で報告する。
著者
橋本 勝美
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.87-96, 2012 (Released:2012-05-01)
参考文献数
12
被引用文献数
1 1

この20年のWeb基盤技術の進歩により,研究者は研究に必要な文献情報を容易に得ることができるようになった。同時に,研究成果発表のプレッシャーを背負う研究者による科学研究の不正が顕在化している。研究成果を公表する学術ジャーナルでは,重複出版や剽窃・盗用を未然に防ぐ対応が求められ,剽窃検知ツールCrossCheckの利用が広まってきている。日本疫学会はJ-STAGE利用学会として,CrossCheck導入の検討ワークショップに参加した。CrossCheck導入の際に必要となる検討事項やCrossCheck利用の結果と対応案について日本疫学会誌Journal of Epidemiologyの事例を報告する。また,CrossCheckの利用によって明らかになった自己剽窃などの課題についても紹介する。
著者
越村 俊一
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.59, no.12, pp.822-828, 2017-03-01 (Released:2017-03-01)
参考文献数
4

最先端のシミュレーション・センシング・ICTを統合し,津波発生直後のきめ細かな津波情報や,迅速な被害情報の推計・把握と配信を通じて被災地を支援し,災害に対するレジリエンス(回復力)の向上とわが国の国土強靱化に資する,世界最先端のG空間防災モデルを確立した。スーパーコンピューターの活用により,沿岸部10mメッシュ分解能でのリアルタイム津波浸水予測(浸水する範囲と深さの予測)を可能とし,その予測とG空間情報の活用による建物被害予測を,地震発生から20分以内を目安に完了させ,実証自治体での災害対応の基盤情報に組み込んだ他,準天頂衛星からのメッセージ送信や災害に強いワイヤレスネットワークを活用し,住民等の利用者に対して確実に情報を配信するシステムを構築した。東北地方の津波被災地,南海トラフ巨大地震による被害が想定される自治体において本システムの実証実験を行い,システムの活用性を高めることができた。
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.60, no.12, pp.b1-b14, 2018-03-01 (Released:2018-03-01)

「この本! おすすめします」は、毎月一人の執筆者がテーマを決めてお薦めの本を紹介する連載である。この連載は、選書を通じて選者をも紹介する意図で企画した。11年半(2006年10月~2018年3月)続いたこの連載の中で紹介された全360冊をリスト(PDF)にした。
著者
佐藤 翔 上田 真緒 木原 絢 成宮 詩織 林 さやか 森田 眞実
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.908-918, 2016

2002~2013年に日本の学協会誌に掲載された論文120万9,674本を対象に,どの程度オンラインで入手できるのかを調査した。調査にあたっては1)CiNii Articlesを用いた調査,2)J-STAGE・メディカルオンラインへの収録状況調査,3)サーチエンジンを用いたサンプリング調査,という3つの方法を採用した。結果から,日本の学協会誌掲載論文のうち,7割以上は何らかの形でオンラインで入手可能であると見積もられた。特に英語論文や自然科学分野の論文は,オンラインで入手可能なものが多い。一方で,人文学分野ではオンラインで入手できる論文が43.7%,社会科学分野でも51.5%にとどまっていた。