著者
松田 憲次郎
出版者
尚絅学院大学
雑誌
尚絅学院大学紀要 (ISSN:13496883)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.1-11, 2006-05
著者
會澤 まりえ 大野 実
出版者
尚絅学院大学
雑誌
尚絅学院大学紀要 (ISSN:13496883)
巻号頁・発行日
vol.59, pp.23-34, 2010-07
被引用文献数
1
著者
箭内 任
出版者
尚絅学院大学
雑誌
尚絅学院大学紀要 (ISSN:13496883)
巻号頁・発行日
vol.63, pp.1-15, 2012-07

The purpose of this paper is to reconsider Kant's philosophy of religion, and reconstruct it in the context of the modern secular society. In particular, I would like to consider this problem referring to "Religion within the Limits of Reason Alone"(1793). The first point that requires clarification is Kant's thought of "radical evil." The second argument concerns the theory of religion , especially of the concept of "evil" in reference to the secular society. So, it is concluded that it should be characterized from the point of the postmetaphysical thinking and the secular stage of modern age.
著者
太田 健児
出版者
尚絅学院大学
雑誌
尚絅学院大学紀要 (ISSN:13496883)
巻号頁・発行日
no.63, pp.59-69, 2012-07

In Moral EducationII, Durkheim tried to put a theory of moral education(in Moral Education I) to practical use, to apply "Collective representation" and "Social Realism" in his sociological works at this time , to pedagogy. He result from them, he constructed a theory on "altruism" in the child, established the authority of the secular teacher, developped the school teaching, and reconstructed tha role of school as "aasociation" in the thierd Republic in French. Even so, "Collective representation" and "Social Realism" contributed many ideas to the field of Pedagogy, Moral Laique, and Moral science. Moral Education II is further a works of theory,not only practical manual.
著者
黄 梅英
出版者
尚絅学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

日本の教育型大学における卒業研究の教育実態に関する研究(人文社会科学を中心に)について、2017年度は主に学生のアンケート調査の分析と、インタビュー調査の追加・内容分析を行った。アンケート調査の(重回帰)分析結果から卒業論文の完成度は下記の要因に影響されている。①教育側の要因として、学生の卒業論文の完成度は3年次までのアカデミックライティングのトレーニングの有無・頻度、4年時の卒業研究での個人指導の回数と正の相関をもっている。②学生側の要因として、学生の卒業論文の完成度は高校での平均成績分布と正の相関、4年時の履修単位数と負の相関をもっている。上記の分析結果は学生のインタビューからもある程度の裏付けが得られた。例えば3年時までの授業の中で小論文の指導、添削を受けた場合、また、社会調査やフィールドワーク、国内外の実習など(大学外主催のものも含む)のプログラムに参加した際に報告書が課されたり、指導を受けたりした場合、何らかの力が身につき、卒業研究を進める中でも活かされたというケースが幾つもあった。それに加え、高校の在学中に模試などのために小論文のトレーニングを受けたり、また入試形態によって特別指導を受けたりした学生の中で一定の力を身につけたと感じた学生もいた。つまり、卒研にかかわる基礎的な学習・トレーニングは重要であるといえよう。一方、完成度の比較的高い学生は4年時に卒業研究のほかに履修する(しなければならない)単位数が比較的少ない者が多い。つまり、履修状況が比較的よくて、単位を落とされたケースがあまりない場合、卒業研究も比較的うまく仕上げている。そこから通常の授業での学習姿勢や成績が卒業研究の質も影響していると読み取ることができる。上述の分析を通して教育型大学の卒業研究の教育実態は、学生と教員の両側の取り組み状況に影響されていることは明らかにされた。