著者
井上 敏幸
出版者
福岡女子大学
雑誌
香椎潟 (ISSN:02874113)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.71-82, 1992-03-30
著者
友田 久美子
出版者
福岡女子大学
雑誌
香椎潟 (ISSN:02874113)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.25-33, 1963-12-25
著者
長 修司 藤井 久雄 白石 淳
出版者
福岡女子大学
雑誌
福岡女子大学家政学部紀要 (ISSN:02883953)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.65-69, 1984-12-25

Bacillus natto産生多糖類あるいは酵母のアルコール抽出物がコレステロール食ラットの脂質代謝におよぼす影響について検討した。(1)Bacillus subtilis natto(納豆菌)産生レバンはラットの血清と肝臓の脂質レベルを低下させることはできなかった。一方, レバンと同じフラクタンである市販のイヌリンは血清の総コレステロールとトリグリセリド量を有意に減少させた。(2)イヌリン投与ラットの食餌コレステロールの吸収率は対照ラットに比べて著しく低下した。(3)Sporobolomyces ruberrimus(赤色酵母)あるいはSaccharomyces uvarum(ビール酵母)のアルコール抽出物はコレステロール食ラットの血清の総コレステロールあるいはトリグリセリド量を減少させた。この報告は著者らの実験指導のもとに本学食物学専攻学生の高橋貴美子, 山口羊子, 安部博美ならびに井波忍君らがまとめた卒業論文の一部である。

1 0 0 0 OA 高橋氏文考

著者
倉野 憲司
出版者
福岡女子大学
雑誌
文芸と思想 (ISSN:05217873)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.65-79, 1952-07-01
著者
林 恵子
出版者
福岡女子大学
雑誌
Kasumigaoka review (ISSN:13489240)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.1-14, 2008

コールリッジが「動機なき悪意が動機探しをしている」とIagoのOthelloへの復讐に関して言及して以来、多くの批評家は彼の動機に様々な関心を示してきた。"But partly led to diet my revenge, / For that I do suspect the lusty Moor / Hath leaped into my seat" (2.1.275-77)と打ち明けるIagoの台詞は、その信憑性には疑義が付きまとうが、少なくとも彼の悪意の動機を照らし出している。IagoはOthelloと自分の妻Emiliaとの不貞を疑い、「寝取られ夫」にされたと思い込み、それが彼の復讐への動機の一因となっているのだ。「寝取られ夫」の題材は、主として、喜劇に多く見られるものである。このことからして、Othelloは悲劇ではありながらも、バーレスク的様相に彩られていることは否めない。本稿では「寝取られ夫」という喜劇的題材と、ムーア人として表象されたOthelloへの人種差別的観点から生まれるシャリヴァリ的なOthelloとDesdemonaの結婚を分析し、その結婚が大衆祝祭的な価値の転覆関係として表象されていることを考察する。
著者
梅根 健一
出版者
福岡女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1と略す)は以下の特徴をもつ。(1)HSV-1はmaster herpesvirusであり、HSV-1の基礎研究は、最先端レベルで遂行されている。(2)HSV-1はヒトの重要な感染性病原体であり、ヒト集団の80-90%がHSV-1に感染しており、ヘルペス脳炎や角膜ヘルペス(失明の最大の原因)のような重篤な結果を引き起こす。HSV-1のゲノムDNA成熟機構について以下のことが判明している。(1)DNA成熟部位(シス因子)としてのa配列が、HSV-1DNAの複製後に切断され、ウイルス粒子中にウイルスDNAが包み込まれる(DNAゲノムの成熟)。(2)DNA成熟に関与する遺伝子(トランス因子)として、10余りのHSV-1遺伝子の必要性が判明して、細胞遺伝子としてTAF_<II250>遺伝子の必要性が知られている。<研究の概要>HSV-1のDNA成熟において、中心的役割を担っているのはa配列である。しかし、a配列のDNA配列は分離株ごとに大きな相違が認められ、どの配列がどのような影響をDNA成熟に及ぼしているのかの判断に、困難を伴う状況にある。また逆に、それらの相違の存在から、a配列の機能の必須部分を抽出することが可能となり得る。そこで本研究では、a配列のコンセンサス配列を明らかにすることを目的として、以下のことを行った。(1)研究対象とするHSV-1株の選定:我々は、数百株のHSV-1株についてのDNA多型情報を持つ。これらの株から、DNA多型に関して多様性の確保を考慮しつつ、HSV-1株を30株選択した。(2)HSV-1株DNAの抽出:選択されたHSV-1株を培養細胞にて増殖させ、ウイルスDNAを抽出した。(3)HSV-1株a配列の分子クローニング:抽出されたHSV-1DNAを制限酵素で切断の後に電気泳動し、a配列を含むDNA断片を電気泳動ゲルから回収し精製し、クローニングベクターへ挿入し、a配列を分子クローニングした。(4)a配列のDNA配列の決定:分子クローニングされたa配列のDNA配列を決定した。(5)以前に報告されたものとは異なる、構成パターン又はDNA配列を持つ、a配列の存在が判明した。
著者
森田 健 大中 忠勝 上野 智子 山本 昭子
出版者
福岡女子大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2004

ヒトの生体機能が季節により変動することはよく知られているが、原因がはっきりしている例は少ない。また、生体リズムの季節変動についても報告が少ない。季節により生体リズムが変化する機序としては、日長の変化によるリズム同調の変化が考えられる。このことから本研究では、緯度が異なる3地域(高・中・低緯度)及び季節(春・夏・秋・冬)において人々が日常生活の中で受ける光の量及び質の違いを把握し、ヒトはその環境にどのように適応しているのかという環境適応能の観点から分析を行った。その結果、自然の光環境が気候や季節及び緯度により大きく異なることが明らかになった一方、被験者の受光量や活動量は季節や緯度との関係性は低く、むしろ個人の生活スタイルや過ごす場所に依存している可能性も示唆された。しかし生体リズムの指標となるメラトニンリズムには、季節変動及び地域差における特徴が明確に表れた。特に中緯度:日本の秋において、高いメラトニン分泌量及び位相後退の特異的季節変動が認められたが、これが外部の光刺激変化によるのか、また冬に備える内分泌機能の働きによるものなのなど、その原因を明確にすることはできなかった。本研究における調査は、フィールド調査であり、生体リズムに影響する様々な因子の厳密な制御は行っていない。しかし、日常生活における実際の光環境下で確認した本成果は、今後の光環境計画を考える上での基礎的知見を提供するものと考えている。
著者
戸渡 智子
出版者
福岡女子大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究では、日常生活において曝される温熱・光環境について、年間を通した実態調査を行うと同時に、唾液分析によりホルモン分泌量を測定し、環境要因と内分泌挙動との関係について検討を行った.その結果、温熱・光環境ともに内分泌挙動と有意な相関がみられ、特に光環境が内分泌挙動の変動に及ぼす影響については、短期の光曝露履歴が個人内変動と関係し、長期的な光曝露履歴が個人間の差と関係することが示唆された.
著者
早渕 仁美 梅木 陽子 久野 真奈見
出版者
福岡女子大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

飲食物の内容と量から主食・主菜・副菜等の料理分類を行う方法と基準、食事摂取基準等指標との関係を明確にし、食事状況を栄養素・食品レベルだけでなく料理レベル、さらに料理の組合せである食事レベルで示し、食生活の質を総合的に評価するための、食物ベースの食事評価方法を確立することを目的とした。また、栄養士等専門家向けの定量的データ(食事摂取基準)と、一般向け定性的メッセージ(食生活指針)をつなぐ、半定量的な食事ガイドとして、食物ベースによる食事評価の科学的根拠に基づく教育ツールを開発し、栄養指導や食育活動に活用し、その妥当性と有効性について検討した。1.前回の科学研究費の研究成果であった「料理群分類方法」の妥当性を、データベースに基づいた系統的分析 によって明らかにした。2.食事状況を食物ベースで、視覚的にわかりやすく、的確に示す方法を提案し、その効果を検証した。3.食事評価に料理レベルのデータを用いることの意義を明らかにした。4.料理レベルで食物摂取の内容と量を簡便に把握する食事調査方法の検討を行った。5.自分の食習慣を簡便に把握し、食生活改善の動機づけに役立つシステムを開発した。6.料理を食事バランスガイドの基準で分類、サービング計算するシステムを開発した。7.食事記録調査データの栄養計算を行い、食物ベースで評価するシステムを試作した。8.上記開発した調査、評価手法を活用して、食事調査や栄養教育・食育活動行い、その妥当性と効果の検証を行った。
著者
早渕 仁美 井上 厚美 池田 正人
出版者
福岡女子大学
雑誌
福岡女子大学家政学部紀要 (ISSN:02883953)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.41-50, 1985-12-25
被引用文献数
2

個人の平均的な食生活実態を, 簡便かつ数量的に把握する手段として, 簡易食生活実態調査票を考案した。調査内容は, 個人情報, 食事状況, 摂取状況に分かれており, 食事状況は10点満点で点数化し, 摂取状況は日頃よく使用する食品(76品目)の平均摂取頻度と1回当たりの目安摂取量から, 1日当たりの摂取栄養量および食品群別摂取量が推定できるようにした。なお, 塩分摂取量は調味や料理の好みなども考慮して推定している。本調査方法と思い出し法による食生活実態調査を行った佐賀県農村婦人(40歳代, No.=121)の事例を上げ, その簡便性と妥当性について, 若干の検討を加えた。
著者
南里 明子 早渕 仁美 梅木 陽子 肘井 千賀 大島 晶子
出版者
福岡女子大学
雑誌
福岡女子大学人間環境学部紀要 (ISSN:13414909)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.53-60, 2003-03-20
被引用文献数
2

福岡市健康度診断を受診した一般市民3,492名を対象に,食生活診断の判定に用いている体型分類について検討を行い,食生活との関係について明らかにした。日本肥満学会のBMI基準(普通:18.5〜25.0)による3体型分類では,対象者の70%前後の人が普通体型と判定されたが,対象者の50%前後には,高脂血症,高血糖,高尿酸血症,肝疾患等の異常がみられた。健康度診断システムが,健康増進のためのスクリーニングであり,栄養改善への動機づけとなるように,体型の基準を少し厳しく(19.8〜24.2)すると,普通体型が50%前後となった。一方, BMIが基準以下でも体脂肪率の高い人や. BMIは高いが体脂肪率の低い人が少なくないので,体型の判定にはBMIだけではなく体脂肪率も必要と考えられた。BMIと体脂肪率が,ともに基準内を「普通」,両方少ない「痩せ」,両方多い「肥満」,体脂肪率のみ多い「隠れ肥満」, BMIのみ多い「筋肉」の5体型に分類すると,肥満,隠れ肥満などの生活習慣病予備群や女性若年者の痩せを抽出することができ,栄養アセスメントに有効であると考えられた。また,体型と食生活との関係については,普通体型の食生活診断点数は男女ともに高く,肥満と痩せの量点数は低く,体型には食事の量や食べる速さが関係していることが分かった。なお,痩せや肥満など体型に問題のある人は,好ましくない食習慣の項目が多く,特に肥満では普通体型に比べ,腹一杯,早食い,濃い味,乳乳製品が少ないなどの食習慣が多くみられた。
著者
田坂 憲二
出版者
福岡女子大学
雑誌
香椎潟 (ISSN:02874113)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.A33-A58, 2006-12
著者
鶴 久
出版者
福岡女子大学
雑誌
香椎潟 (ISSN:02874113)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.1-9, 1976-10-30
著者
古田 東朔
出版者
福岡女子大学
雑誌
文芸と思想 (ISSN:05217873)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.11-19, 1955-07-01