著者
下 孝雄
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤史学 (ISSN:04506928)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.33-34, 1955-03-01
著者
小林 惣八
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤史学 (ISSN:04506928)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.55-64, 1972-03
著者
小林 和幸
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤史学 (ISSN:04506928)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.1-32, 2001-03
著者
久保田 実
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤國文 (ISSN:04523652)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.47-58, 1976-02
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤史学 (ISSN:04506928)
巻号頁・発行日
vol.41, 1990-03
著者
高山 方尚
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤史学 (ISSN:04506928)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.97-107, 1978-03
著者
野島 利彰
出版者
駒澤大学
雑誌
論集 (ISSN:03899837)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.41-64, 1995-08
著者
中丸 茂
出版者
駒澤大学
雑誌
駒沢社会学研究 (ISSN:03899918)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.53-69, 2001-03

本論文では、随伴性の心理学の観点により、モラル・ハラスメントを分析し、精神的な暴力や精神的な嫌がらせの過程で使用される方法の一般法則を推論することを目的とした。モラル・ハラスメントとは、精神的な暴力・精神的な嫌がらせであり、支配の段階と暴力の段階の2つの段階があり、加害者の特徴として、自己愛的な性格があげられ、支配の段階と暴力の段階という2つの段階を踏む(Hirigoyen,M-F.1998)。支配の段階と暴力の段階では、加害者が被害者に「負の感情」を生じさせ、また、周囲のひとの被害者に対する感情を「正の感情」から「負の感情」に変換する方法がとられる。モラル・ハラスメントで使用される方法を形式化すると、手続き-手続き間の変換、性格-性格間の変換、手続き-性格間の変換、手続き-感情間の変換、対処不可能な状態を生じさせる不安定な手続き、被害者の行う加害者や周囲の人に対する手続き機能お取り消しといったことが行われ、その際に使用される被害者につての悪口や悪評の作成過程では、否定文の法則、一部強調の法則、動詞の切り取り、抽象化の法則といった法則が予測される。モラル・ハラスメントに対する対処としては、行われていることがモラル・ハラスメントであることを認識するために、「愛情」なのか、「支配・暴力」なのかといったような手続きを行う目的の違い、ボトムアップ型の悪口なのか、トップダウン型の悪口なのか、人物批判、行動批判、感情批判、思考批判などを区別し、形式化されたモラル・ハラスメントの方法を使って、他の解釈を加害者にフィードバックする必要がある。
著者
平松 亮卿
出版者
駒澤大学
雑誌
駒沢大学実践宗乗研究会年報
巻号頁・発行日
vol.4, pp.213-229, 1936-03-05
著者
永田 正臣
出版者
駒澤大学
雑誌
駒沢大学経済学論集 (ISSN:03899853)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, pp.453-470, 1980-03
著者
清水 善和
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤地理 (ISSN:0454241X)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.17-35, 2001-03

小笠原諸島母島の主稜線部の雲霧帯にのみ産する小笠原固有属のキク科木本植物ワダンノキ(Dendrocacalia crepidifolia Nakai)の現状と,更新様式の調査を行った。母島の堺ヶ岳-石門と船木山-乳房山の稜線2か所でルートセンサスを行い,出現した全ワダンノキ個体(96個体と97個体)について,樹高,地際直径,幹本数,ツルダコの有無,活力度の測定・記録を行った。また,台風被害で明るくなった林床に芽生えた当年実生の追跡調査を行った。さらに堺ヶ岳と乳房山山頂付近の生育地の植生調査も行い,過去のデータと比較した。その結果,樹高や生育形にはばらつきがあるものの,地際直径は一山型の度数分布を示すこと,1980年代後半より枯死が急速に進み群落が失われつつあること,全域で稚樹がほとんど見られないこと,陽樹なので発芽・初期成長に十分な光が必要なこと,台風後の明るい林縁に芽生えた当年実生は1年後にほぼ全滅したことなどが明らかになった。以上の結果から,ワダンノキはガラパゴス諸島のスカレシア林で知られている一斉更新型(一斉枯死・一斉発芽)の更新様式を持つことが推定された。ワダンノキの更新に関わる事項として,ツルダコとの競合関係,帰化種アカギの生育地への侵入,返還後30年間の乾燥化傾向と旱魃の被害,台風による撹乱と樹冠の損傷,近年増加した蛾(モンシロモドキ)の食害,固有ハナバチ類から帰化種セイヨウミツバチへの訪花昆虫の交替,群落状態から点在状態への生育状況の変化などを挙げ,現在,正常な更新を妨げる要因が複数あることを議論した。現時点の総個体数は500を切っている可能性が高い。今後も個体数の減少が続くことが予想される一方,後継の稚樹がほとんど育っていないので絶滅の恐れも出てきた。ツルダコの刈り払いなど,積極的な保護策をとる必要がある。
著者
中村 昭之
出版者
駒澤大学
雑誌
駒沢大学文学部研究紀要 (ISSN:04523636)
巻号頁・発行日
no.31, pp.26-48, 1973-03

本論文は,共感性について,主としてその研究方法を中心に,概観することを目的としたものである。精神分析や,患者中心療法で使用される共感性の概念は,他者を正確に理解するという知的過程,他者の内的状態に対する感受性や,それをあたかも自分のことのように感ずるという感情的過程,理解し感得したものを他者に伝達する過程といった3つの複雑な過程を同時に含む,曖昧なものであった。その後の,実験社会心理学的研究は,その,複雑で曖昧な過程の2,3に,焦点を当て,曖昧さを払底し,ある過程を浮彫してくれた。予測的共感性の研究は,質問紙やインベントリーによる,他者の反応の正確な理解という,共感性の知的過程に重点を置く研究であるが,初期の研究で,他者の反応の正確な予測の障害であると考えられた自他評価の類似性(投影)が,その後の研究ではむしろ,共感性の本質的な過程として取上げられ研究されている。これと対照的に,電気生理学的指標による,共感性の実験的研究では,他者の内的状態に対する感受性とか,それをあたかも自分のことのように感ずるといった,感情的過程に焦点を置いていて,たとえば"構え"といった態度的変数を統制することで,このような過程が,捕捉され得る事を明らかにしている。その他の研究法として,Q技法によるもの,TATによるもの,自叙伝によるもの,等を取上げた。前二者は,役割理論を基礎としたものであり,後者は,実験者の自己露呈と共感性の関連を問題にした研究である。そのいずれもが,未解決の問題を残してはいるが,しかし,共感性という,微妙で,捕捉し難い現象への一つのアプローチの仕方を,示唆するものといえる。