著者
冨士 昭雄
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤國文 (ISSN:04523652)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.10-20, 1972-05
著者
原田 弘道
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤大學佛教學部研究紀要 (ISSN:04523628)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.1-17, 1997-03
著者
中村 哲子
出版者
駒澤大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

1801年にアイルランドは政治的にイギリスの傘下に入り、以降、アイルランドの作家はアイルランド性を色濃く打ち出した小説を広くイギリス読者に向けて発表していく。プロテスタントの作家だけでなく、1820年代以降はカトリック出身の作家の活躍も顕著となる。こうした中で、イギリスからの旅行者がアイルランドの実態を語る旅行記を数多く発表するようになる。小説と旅行記を読み解くことから、イギリスとアイルランドの双方の視点から見るアイルランド性の諸相を浮彫にした。
著者
岡部 和雄
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤大学佛教学部論集 (ISSN:0389990X)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.528-515, 1989-10
著者
伊藤 茂樹
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤大學教育学研究論集
巻号頁・発行日
vol.16, pp.23-47, 2000-03

子どもが自殺したという報道に接すると,大人は何ともやりきれない思いにとらわれる。前途に多くの可能性が広がっているはずの若い命が自ら死を選んだことに対して,「何も早まらなくても」という無念の思い,「何が自殺に追いやったのか」という疑念や憤りを抑えられない。これらは,子どもの自殺に接した際の感情としてはごく当たり前の,自然なものと見なされる。しかしこれを子ども以外の-すなわち大人の-自殺や,子どものその他の逸脱行動-例えば暴力や性非行-に対する感情と比べてみると,こうした感情が「子どもの」「自殺」であることによって導かれていることがわかる。そしてその基盤には,子どもという存在と自殺という行為,及び両者の結びつきについて我々が前提している意味づけや論理があり,それが我々の反応を方向づけているのである。そこで,子どもの自殺に対して我々が自明視している前提を抽出し,それが個々の,或いは多発する自殺に対して適用されることによって自殺が持たされることになる「社会的意味」のあり方について検討する。
著者
冨士 昭雄
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤國文 (ISSN:04523652)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.37-44, 1981-03
著者
樋口 純明
出版者
駒澤大学
雑誌
論集 (ISSN:03899837)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.59-71, 1983-03

《精神の昼の領域》が文明を牛耳っている現代においては,実証や裏付けという,客観的記録によって人の言動の価値が定められ,また,人の方も自分が加わっている客観的実在物たる体制や組織の意向に自分の意思のすべてを任せきることによって,主体的決断の重責から逃れた空白の安逸を楽しんでいる。他方,《精神の夜の領域》は《昼》の一元的な明るさ,健全な単純さを嗤いながら,夢想の海の中を遊戈しつつ社会的実効性に背を向け,蟄居して全能の主観に淫している。これは共に各領域の偏向著しい場合を述べたが,本来,《昼》は太陽が現出させているのであって,その暖かい光の恵みは生命維持の必要条件であり,人の心を自然の新鮮なオゾンで満たしてくれるはずのものである。また,《夜》に輝く月は,雪のごとく降り注ぐ月光によって,《昼》の景色を一変させ,その演出を通して人の感受性を富ましめてくれるものである。私は以下,精神世界を二元論的に構成する比喩,《昼》と《夜》とを,その比喩の中に象徴的に実在する天体,《太陽》と《月》とに還元することによって,この二元性の根源を問い易い形にした。そして,まず序論で,ドイツ語圏において同様な観点から展開されている二元論をフリードリヒ・シラー(1759-1805),カール・グスタフ・ユング(1875-1961)のもとに辿って,この二元性をそれぞれ異なる仕方において洞察した先達のいることの確認を試みた。さらに本論においては,エルンスト・クレッチュマー(1888-1964)のもとにその確認作業を続けたあと,ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)の内に,この二元性の根源をただす問いに対する「答え」を探ってみる。そして,最後に《太陽》と《月》の二元論を総括することになろう。元来,この二元性は,文学作品におけるリアリズムとロマンチシズムの対置や,文学研究における実証主義とヘルメノイティックの対置とも完全に対応するものである。したがって,この二元性のあり方を文学的・心理学的・精神病理学的に探究した先達の論考を辿ったり,秘教的な著作の内にその「根源」を読み取らんとしたりする試みは,文学の本質をめぐる作業として無益なことではあるまい。
著者
田上 太秀
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤大学佛教学部論集 (ISSN:0389990X)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.29-42, 1973-12
著者
池上 良正 中村 生雄 井上 治代 岡田 真美子 佐藤 弘夫 兵藤 裕己 松尾 剛次 池上 良正 中村 生雄
出版者
駒澤大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

「供養の文化」を日本の民俗宗教の重要な特徴のひとつとして位置づけることによって、古代・中世から近現代にいたる、その歴史的変遷の一端を解明することができた。さらに、フィールドワークを通して、中国・韓国を含めた現代の東アジア地域における「供養の文化」の活性化や変貌の実態を明らかにした。
著者
王 志安
出版者
駒澤大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

本研究は、20世紀最後の20年から今日に至るまでの中国と国際法の関係を、国際法の受容、適用および実効性にかかわる理論および実行についての体系的検証を通して、解明することを目的とするものである。3年間の間研究を通して、『中国と国際法--その開放政策30年の軌跡』という一つの研究成果をほぼ完成するに至った。具体的には、中国と国際法の基礎理論、国際法に対する中国の基本政策、中国における国際法の実行という3部構成からなる。
著者
河内 信弘
出版者
駒澤大学
雑誌
論集 (ISSN:03899837)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.73-88, 1975-03