著者
坪見 博之 齊藤 智 苧阪 満里子 苧阪 直行
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
pp.90.18402, (Released:2019-06-20)
参考文献数
139
被引用文献数
4

Working memory (WM) is a capacity-limited cognitive system that strongly relates to higher-order cognitive abilities including fluid intelligence. It has been suggested that WM training can increase memory capacity, which in turn, improves general intellectual abilities. To evaluate these claims, the present review critically re-assessed nine meta-analysis studies, and revealed that the effect of WM training on fluid intelligence (Gf), executive function, and academic performance is relatively small (averaged Hedges’ adjusted g < .20). Moreover, there were several methodological issues regarding the study design (placebo effect, small sample size), analytical approach (inadequate group comparison, lack of correction for multiple comparisons), and theoretical framework (lack of theoretical account of the training mechanisms) in previous WM training studies. We propose a set of recommendations for future training studies that go beyond training the WM ability per se. This includes theoretically possible methods to enhance intellectual abilities by, for example, learning strategies to effectively encode and recall information into long-term memory.

言及状況

外部データベース (DOI)

Yahoo!知恵袋 (1 users, 1 posts)

なんらかのトレーニングで全般的な知能の向上は難しそうですね。キャパ以上のモノを浴びてストレスを感じていたらワーキングメモリーの遂行能力が落ちるそうです。ただ、膨大な知識があれば思考や推論にその分脳のリソースを割けてパフォーマンスは上がるかも。思考力といった点では情報を得るだけじゃなくて実際に使わないければ鍛えられないですよね。 ありとあらゆる具体的な課題を解きまくれば天才超人になれるという途方も ...

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最近TLで(怪しげな/高額な)WM訓練商材が流れてきたので、ちょっと調べてみた。日本語だけど、バランス良さそうな良いまとめ発見。 子育てって楽しいなー J-STAGE Articles - ワーキングメモリトレーニングと流動性知能 https://t.co/BAn2LeiX9S
https://t.co/4QW1i8F8MO (苧阪) 手法の問題-統制群が不適切、プラセボ効果の混入、構成概念・潜在変数であるワーキングメモリや知能を一つの手法のみで測っている、参加者数が少ない、 解析の問題-多くの検定をしているが多重比較の補正がされていない
元論文 https://t.co/KWobEg1rtt
サラサラ読む限り、ワーキングメモリが低いと圧倒的に不利になる中学受験を考えている家庭は自費で(通常は特異性が高い子供しか縁がない)WISCを受ける価値がありそうな気がする。 https://t.co/pZY20wclfS
まあ、あと、これもメタアナリシスを参考にしてるとしつつも、分析対象や研究デザインにまだ再考の余地があるみたいな書かれ方してるから、 断定的な結論は出せなさそう J-STAGE Articles - ワーキングメモリトレーニングと流動性知能 https://t.co/CnDVVn5scU
某テストの講義を聞いて、ワーキングメモリーってトレーニングであがるんだっけ?と気になって検索。丁寧な総説の結果は「現段階ではワーキングメ モリトレーニングには実効性があるとは言えない」、予想通り J-STAGE Articles - ワーキングメモリトレーニングと流動性知能 https://t.co/abKaAcKNLE
流動性知能は青年期がピークとされますが、向上方法が多く研究されてきました。トレーニングの効果は小さいと考えられますが、情報を長く記憶し、想起するの戦略を学ぶことで、流動性知能を向上できるかもしれません。 ワーキングメモリトレーニングと流動性知能―展開と制約― https://t.co/S1eX5RcW9z
恐縮ですが「一言でいうと彼らは"結晶性知能"は高いが"流動性知能"が発達していない」では? 結晶性知能:テストによって測定できるような基礎知識。エビデンス(既存情報)に沿った対応力。 流動性知能:エビデンスがないor既存知識で解決できない問題への対応力。地頭力。 https://t.co/5c6mKcfMI3 https://t.co/GrCepAISp1 https://t.co/reMeB25EQr
検索して出てきた総説のような資料。今はもうワーキングメモリーのトレーニングってどちらかというと否定されてるのね。昔やっていた頃も眉唾みたいな向きあったけど。 https://t.co/6OPtFpkpDj
@syunta525 それについては臨界期があるというより、そもそも実行機能の「コアトレーニング」が転移(× 汎化、○転移)するほどの効果があるかということから考える必要があります。僕が説明するより、この論文の方が読みやすくて具体的に書いてくれてます > https://t.co/cRHmZlCUSe
@pp_autumn まさにおっしゃる通り、楽譜を読みつつ両手を別々に動かすような動作はや読書は一時記憶能力を要するため処理が早くなったと考えています。ひらめき等も私も同じように考えました笑 遠転移というやつかもしれないです。もちろんプラセボの可能性もあります、笑 https://t.co/JrBLFqefSX
再読。 ワーキングメモリトレーニングと流動性知能 https://t.co/K1lgikzGvR
坪見さんのこのレビュー論文でもワーキングメモリのトレーニングしても流動性知能上がらんし上がるにしても効率悪いからそれぞれの課題を練習したほうがいいっていう結論やったはず。https://t.co/cRHmZlCUSe
知能の高め方 https://t.co/ipMm4zAVfr
"ワーキングメモリトレーニングと流動性知能" https://t.co/aPC50aAckR 「ワーキングメモリ課題の成績が高い個人ほど知能得点も高く,ワーキングメモリ課題成績は知能得点の個人差(分散)の 50%を説明する」
J-STAGE Articles - ワーキングメモリトレーニングと流動性知能 https://t.co/imMwtyc9KF
『坪見博之ら:ワーキングメモリートレーニングと流動性知能-展開と制約-』 https://t.co/DIS2gO4AVR フリーアクセス ワーキングメモリーは様々な作業活動において重要な役割を担います。 日常的生活動作や学習など対象児を包括的に見るOTには必要不可欠な視点と思います。 #発達OT #発達OTレビュー
坪見他(2019)「ワーキングメモリトレーニングと流動性知能ー展望と制約ー」https://t.co/qmZ5Jze8dp
このスレッドを書いた時にはアブストラクトしかネット公開が終わっていなかったが、今はリンクから本文までたどり着けるようになっている。私のいい加減な解釈は無視して、論文そのものを是認お読みください。 https://t.co/5okWzYs0Cm
J-STAGE Articles - ワーキングメモリトレーニングと流動性知能 https://t.co/eZ59RyHTBB

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