著者
田島 公
出版者
吉川弘文館
雑誌
日本歴史 (ISSN:03869164)
巻号頁・発行日
no.608, pp.136-137, 1999-01
著者
関野 良祐 釜野 洋二郎 石井 真理子 中崎 慶子 中俣 修 上田 泰久
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.CbPI2222, 2011

【目的】側腹筋は外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋に分けられ、それらの腱膜は1つの機能単位を構成して体幹の運動に関与している。特にインナーユニットの一つである腹横筋は体幹の安定性に重要といわれている。腹横筋の収縮を促すために,Abdminal Drawing-in(腹部引き込み運動)やPelvic tilt(骨盤後傾運動)などの運動療法が実施されることが多い。しかし,これら運動療法で収縮を促すことが難しい症例に対して,仰臥位での股関節内転運動を実施すると体幹の安定性が向上した。股関節の内転運動に関する先行研究では,股関節の運動(内転・外転・外旋)が骨盤底筋の収縮を活発にするという報告(小林ら2008) がある。また解剖学的な連結として,大内転筋が坐骨結節や内閉鎖筋を介して骨盤底筋と連結される(Thomas W. Myers 2009)。骨盤底筋と腹横筋はインナーユニットを形成する筋であり,内転筋群の収縮を促通することにより骨盤底筋を介して腹横筋の活動も高まると考えられる。本研究の目的は,股関節の内外転運動と側腹筋との関連性を検討することである。<BR><BR>【方法】対象は,健常成人20名(年齢20.9±1.3歳、身長165.8±7.2cm、体重56.9±7.7kg)とした。計測機器は,側腹筋の筋厚の測定として超音波診断装置My Lab25(日立メディコ社製)を使用した。測定肢位は,上肢を体側へ伸ばし,下肢が股関節内外旋中間位(第2中足骨が床へ垂直) になる背臥位とした。運動課題は背臥位での等尺性の股関節内外転運動とした。筋力の測定はhand-held dynamometer(以下、HHD)を用い,股関節内外転運動の最大等尺性収縮時の発揮筋力を調べ,負荷量は各々20%と60%の2種類とした。測定部位は軸足側の中腋窩線上で,肋骨下縁と腸骨稜の中間点とし,安静時・20%内転・60%内転・20%外転・60%外転の5条件における腹横筋・内腹斜筋・外腹斜筋の筋厚を測定した。測定はランダムに行い,十分に休憩をはさみ5条件を各3回実施して,その平均値を求めた。統計処理は一元配置分散分析後、多重比較(Bonferroni)を用いて行った。有意水準は5%未満とした。<BR><BR>【説明と同意】本研究の内容を書面にて十分説明し,同意書に署名を得た。<BR><BR>【結果】腹横筋の筋厚は、安静時2.79±0.69mm・20%内転3.10±0.66 mm・60%内転3.48±0.83 mm・20%外転2.91±0.86mm・60%外転3.05±0.89mmであった。安静時と比較して,20%内転・60%内転では筋厚が有意に増大した(p<0.01)。また20%内転よりも60%内転で有意に増大した(p<0.05)。さらに、20%外転よりも60%内転で有意に増加した(p<0.01)。<BR>内腹斜筋の筋厚は、安静時8.59±1.66 mm ・20%内転8.90±1.65 mm・60%内転9.39±2.04 mm・20%外転8.87±1.99 mm・60%外転9.04±2.05mmであった。安静時と比較して20%内転(p<0.05)と60%内転(p<0.01)で筋厚が有意に増大した。さらに、20%外転よりも60%内転で有意に増加した(p<0.05)。<BR>外腹斜筋の筋厚は、安静6.37±1.24 mm ・20%内転6.38±1.39 mm・60%内転6.53±1.55 mm・20%外転6.25±1.39mm・60%外転6.32±1.38mmであり,有意差は認められなかった。<BR><BR><BR>【考察】腹横筋では安静時に比べ20%・60%内転時に有意な筋厚の増加がみられた。これは骨盤底筋群との筋膜を介した連結を大内転筋がもつために生じたと考えられる(Thomas W. Myers 2009)。大内転筋の収縮は閉鎖筋膜・肛門挙筋腱弓に伝わり、骨盤底筋を収縮させたと考えられる。その結果、骨盤底筋の収縮により腹腔内圧は上昇し、インナーユニットが活性化され腹横筋が収縮したと考えられる。内腹斜筋では、安静時に比べ20%・60%内転時に有意な筋厚の増加がみられた。これに対し、外腹斜筋の変化については、すべての課題動作に対して筋厚の増加がみられなかった。これは、胸腰筋膜を介し内腹斜筋には腹横筋との連結があるが、外腹斜筋では連結がなかったために変化が起こらなかったと考える。胸腰筋膜は、内腹斜筋と腹横筋の収縮を繋いだ水圧ポンプ作用があり、これが腰椎の安定性に寄与しインナーユニットの収縮を促す(Diane Lee 2001)。これらのことから、股関節内転筋運動により骨盤底筋を介した、インナーユニットである腹横筋と腰椎安定に関わる内腹斜筋の、筋膜連結による活性化が可能であることが分かった。<BR><BR>【理学療法学研究としての意義】今回の実験で、股関節内転筋収縮により腹横筋の収縮を促すことが可能であることが解った。腹横筋エクササイズは体幹のみだけでなく、股関節内転筋からの介入によりインナーユニットの活性化も可能であることを理解し、これらを併用した運動療法の有効性が示唆された。

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1902年08月18日, 1902-08-18
著者
大谷 道輝 鏡 真衣 野澤 茜 松元 美香 山村 喜一 江藤 隆史
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.122, no.3, pp.613-618, 2012-03-20 (Released:2014-11-13)
被引用文献数
1

皮膚外用剤は塗布量が効果に影響を与える.この皮膚外用剤の塗布量は基剤や剤形により影響される.温度も塗布量に影響するが,これに関する検討はほとんど報告されていない.そこで,皮膚外用剤の伸展性あるいは塗布量に与える温度の影響について1°Cと30°Cでスプレッドメーターと健常人を用いて調べた.1°Cから30°Cの上昇により油脂性基剤では伸展性は2倍,降伏値は大幅に減少した.油脂性基剤の塗布量は約2倍に増加した.W/O型乳剤性基剤も伸展性や塗布量が同様に増加した.これに対し,水溶性基剤およびO/W型乳剤性基剤では1°Cから30°Cの上昇により伸展性,降伏値はほとんど低下せず,塗布量も変化は認められなかった.これらのことから,患者の塗布量に関する説明では油脂性基剤およびW/O乳剤性基剤では温度による伸展および塗布量への影響を考慮する必要があることが示唆された.

2 0 0 0 OA 大詔を拝して

著者
東京市 編
出版者
帝都復興叢書刊行会
巻号頁・発行日
1923

2 0 0 0 現代史資料

出版者
みすず書房
巻号頁・発行日
vol.第6, 1963

2 0 0 0 関東大震災

著者
姜徳相著
出版者
中央公論社
巻号頁・発行日
1975

2 0 0 0 東京震災記

著者
田山花袋 著
出版者
博文館
巻号頁・発行日
1924

2 0 0 0 震災画報

著者
宮武外骨 編
出版者
半狂堂
巻号頁・発行日
vol.第1冊, 1923

2 0 0 0 OA 震災叢書

著者
新生社 編
出版者
新生社
巻号頁・発行日
vol.第1編 (震災後公布の新法令集), 1923

2 0 0 0 震災画報

著者
宮武外骨 編
出版者
半狂堂
巻号頁・発行日
vol.第3冊, 1923

2 0 0 0 震災画報

著者
宮武外骨 編
出版者
半狂堂
巻号頁・発行日
vol.第6冊, 1923

2 0 0 0 震災画報

著者
宮武外骨 編
出版者
半狂堂
巻号頁・発行日
vol.第2冊, 1923

2 0 0 0 震災画報

著者
宮武外骨 編
出版者
半狂堂
巻号頁・発行日
vol.第4冊, 1923

2 0 0 0 震災画報

著者
宮武外骨 編
出版者
半狂堂
巻号頁・発行日
vol.第5冊, 1923

2 0 0 0 関東大震災

著者
吉村昭著
出版者
文藝春秋
巻号頁・発行日
1973
著者
草鹿竜之介著
出版者
光和堂
巻号頁・発行日
1973

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1930年05月22日, 1930-05-22