著者
吉田 雅夫
出版者
農業技術協會
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.32-35, 1981 (Released:2011-03-05)
著者
斎藤 雅文 堀 由美子 中島 啓
出版者
日本栄養・食糧学会
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.69-75, 2013 (Released:2014-01-23)

人工甘味料の摂取が糖代謝に及ぼす影響を明らかにすることは,糖尿病患者や減量に関心のある人々にとって重要である。しかしわが国では人工甘味料に関する疫学研究が進んでおらず,その摂取状況の把握と評価は困難であり,適否を判断することが難しい。そこで我々は,国内外の文献検索データベースから人工甘味料と肥満や糖尿病に関する論文を抽出し,研究デザインごとに内容を整理することとした。観察研究では,人工甘味料入り飲料の飲用習慣が肥満や糖尿病の発症に影響すると報告されており,介入研究では,人工甘味料の負荷は糖代謝へ影響しないこと,ショ糖を人工甘味料に代替した食事は体重や糖代謝に影響しないことが報告されていた。これらは欧米人を対象としたものであり,結果についても一様ではなかった。今後は,人工甘味料に関するわが国でのエビデンスを蓄積するために,日本人での記述疫学や観察研究などによる情報の集積が求められる。
著者
原田 恭行 大泉 徹
出版者
日本食品科学工学会
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.117-126, 2016 (Released:2016-09-14)

冷風乾燥した塩干品の呈味成分の変化を明らかにするため,マアジを約20℃(冷風乾燥区)または約50℃(熱風乾燥区)で20時間乾燥させ,FAAと核酸関連物質の経時変化を比較した。その結果,熱風乾燥区ではIMPの急激な減少に伴いHxが増加するとともに,苦味を呈するFAAの増加が著しかった。一方,冷風乾燥区ではIMPの減少が小さく,苦味を呈するHxとFAAはあまり増加しなかった。このような呈味成分の差異は乾燥時間の経過とともに顕著となった。一方,両乾燥区における乾燥2時間(水分約68%)の半乾品を焙焼すると,冷風乾燥区では,甘味を呈するアミノ酸が増加する傾向にあったが,熱風乾燥区では,Hx含量が増加し,リジンとヒスチジンが顕著に減少した。さらに,両区を官能評価すると,冷風乾燥区は,甘味が有意に強く,苦味が弱い傾向にあり,総合評価で有意に好ましい結果となった。これらの結果は,塩干品の冷風乾燥の優位性を呈味の面から示唆するものである。
著者
森川 繁樹 川田 健太 岩田 裕美 東山 雅人 西村 公寿 左達 美佐 福見 善之
出版者
徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課
巻号頁・発行日
pp.15-20, 2016 (Released:2019-04-01)

家畜市場において高く評価される子牛を生産し,農家の収益向上を図るため,新たな人工哺育技術および自給飼料を活用した育成技術について検討した。黒毛和種人工哺育技術について,5日齢時の体重比3%を代用乳の最大給与量とするプログラムを検討したところ,従来の方法と比較して増体が良くなる傾向があり,28日齢時点におけるDG(1日増体量)は対照区と比較してして有意に高かった。育成期の粗飼料としてイタリアンサイレージを給与したところ,チモシー乾草を給与した区と比較して同等の発育が得られ,9,926円/頭の生産コスト削減効果が得られた。
著者
小野 明日香 石田 安理紗 上原 誉志夫
出版者
日本醸造協会
巻号頁・発行日
vol.114, no.7, pp.402-411, 2019 (Released:2019-12-03)
著者
伊藤隆二 櫛渕欽也 池橋宏 中根晃 東正昭 谷口晋
巻号頁・発行日
no.21, pp.79-91, 1974 (Released:2011-09-30)
著者
米元 俊一
出版者
日本醸造協会
巻号頁・発行日
vol.112, no.2, pp.96-107, 2017 (Released:2017-06-05)