著者
東 禹彦 久米 昭廣 上田 清隆 藤本 美穂 日野 奈保子
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.40, no.5, pp.481-483, 1998 (Released:2010-08-25)
参考文献数
3
被引用文献数
1

爪甲縦裂症の3例を報告した。罹患爪の後爪廓部に外用ステロイド剤を塗布させたところ, 3例とも正常な爪甲になり完全に治癒した。このことから, 爪甲縦裂症の原因は後爪廓部の異常に基づくものと推測した。
著者
重本 博充 原田 和郎 石原 好之 戸高 敏之 上田 清 中村 秀司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EE, 電子通信エネルギー技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.176, pp.1-8, 1999-07-16
被引用文献数
1

電気自動車に搭載されるバッテリの車載型充電器用として, 補助スイッチを用いたZVS昇圧形コンバータに関する検討を行った. 回路の諸特性及び主スイッチのソフトスイッチング動作について, 解析及び試作機を用いた実験により検討を行い, ZVS条件並びにスイッチに発生する電圧及び電流ストレスを明らかにした. 特に, 転流用付加回路の接続位置が異なる2態様のコンバータに関して, これらの動作解析による諸特性の比較を行った. 試作機を用いた実験において, コンバータは最大電力4.4kW, 最大効率95%を得た.
著者
上田 清弘 安東 嵩容 永尾 拓洋
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.50, no.7, pp.615-620, 2012 (Released:2013-07-01)
参考文献数
7

身延線富士宮・西富士宮間立体交差化事業は,工期短縮および景観性の向上を目的として,プレキャストアーチ式ラーメン高架橋を鉄道構造物として初めて採用した事例である。プレキャストアーチ式ラーメン高架橋とは,工場製作されたスタンド部材,半割アーチ梁部材,横梁・スラブ部材と呼ばれる3つのプレキャスト部材を現場で組み立てることにより構築した開腹型アーチ橋形式の高架橋である。本稿では,プレキャストアーチ式ラーメン高架橋の特徴,施工方法および施工管理について報告する。
著者
岩佐 絵里子 入江 道生 金子 雅志 福元 健 上田 清志
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J97-B, no.1, pp.19-30, 2014-01-01

本論文では,大規模分散処理技術を適用したクラスタ構成の高可用システムにおける動的構成変更方式について示す.動的構成変更とは,サーバの動的な追加や削除によってシステム構成を変更することである.通信事業者の提供するネットワーク内の高可用システムでは,高い信頼性を確保すること,リアルタイム処理が保証されることが必要があり,動的構成変更時においても,これら2要件が満たされる必要がある.本論文では動的構成変更に伴う処理を通常処理に影響を与えない範囲に抑制することを目的に,新たに追加されるサーバがデータを引継ぐ処理による負荷を抑制する2方式及びデータの再配置・再冗長化を通常処理に影響のない範囲に抑制し実施する方式を提案し,それらの特性を実験環境にて評価する.評価結果から,提案方式により高可用システムに求められる要件を満たしながら,動的構成変更が実現できることを確認する.
著者
西村 豪生 岩佐 絵里子 入江 道生 金子 雅志 福元 健 上田 清志 片山 悦子
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J97-B, no.5, pp.393-406, 2014-05-01

設備コストの低減や運用柔軟化を目的として,セッション制御サーバシステムの仮想化プラットホームへの移行が行われつつある.本環境では,仮想化されたハードウェアリソースをリソースプールとして共有化し,各サーバシステムの要求に応じて動的なリソース割り当てを行う.本論文では,仮想化プラットホーム上のセッション制御サーバシステムを前提とし,リソースプール中のハードウェアリソースを一時的に活用することにより,キャリア網の構成装置に求められる無停止ソフトウェアアップデートを実現する手法を提案する.具体的には,現用のシステムとは独立して更新済みのソフトウェアが動作するシステムを構築し,動的な移行を行うことで冗長性を維持したまま無停止ソフトウェアアップデートを実現する.また,セッション制御アプリケーションがリソースプールや複数世代のシステムを意識することなくソフトウェアアップデートを実施可能とするミドルウェアを提案し,プロトタイプ実装によって提案するソフトウェアアップデート方式がサービスに深刻な影響を与えることなくセッション制御サーバをアップデート可能であることを示した.
著者
岩佐 絵里子 入江 道生 金子 雅志 福元 健 飯尾 政美 上田 清志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.408, pp.65-70, 2012-01-19

N-Active型を採用したスケールアウト型セッション制御サーバでは,クラスタを構成するメンバ数を増減することで,多様なトラヒック処理にも柔軟に対応することが可能である.増設されたクラスタメンバでは,既存セッションに関するメッセージ処理を実施する際に,セッションデータを格納しているクラスタメンバを特定し,セッションデータを取得した後に処理を継続する.このように,増設メンバでは通常のメッセージ処理に加えて既存セッションデータを取得する処理が加わり負荷が高くなるため,既存セッションの切断や新規セッションの不成立に繋がりサービス品質を担保することができない恐れがある.本稿では,クラスタメンバの増設に伴う増設メンバへの負荷軽減方式を提案し,実機検証により提案方式の負荷軽減効果を検証する.
著者
萩原 清彦 森本 貫一 上田 清 平岡 泰太郎
出版者
公益社団法人日本セラミックス協会
雑誌
大日本窯業協会雑誌 (ISSN:18842119)
巻号頁・発行日
vol.30, no.362, pp.457-488, 1922-10-20

本報告は旭硝子株式会社試驗所に於て硝子研究報告第三報として発表せるものに係り, さきに硝子研究報告第一号として発表せる鏡曇の研究の継続とし, 銀引せる硝子鏡面に生ずる「くもり」の原因に付研究せる結果, 硝子には質として高温度により滲出する物質存在する事を悟り, 此滲出物の出現により硝子に存する斑紋及鏡曇りの一因たる彼の時日の経過に伴ひ生ずる「くもり」の原因をも明にせり, 面して此の滲出作用は硝子表面に限らず気泡の如く硝子実体内に密閉されたる面に於ても尚認め得べく, 此等の滲出物は直に湯気を吸収して溶解し硝子面上に於て其表面張力に従ひ, 種々に集合して斑紋を呈する者とし, 曇及び網目を生ずる場合は施工方法の如何によらず大差なきが如きも尚洗浄法を施せるものは少なき指数を示せり, 此れ等の結果によれば銀引の際生ずる鏡面の曇は(一)銀引の際硝子面を琢磨し表面に焼付きたる粒状の物質又は網目状に集合せる物質を除くか(二)硝子面をヴヰトロスコープにて検鏡し硝子面の曇らざる部分を選択し, 或は表面琢磨の際其状態を検査し全く除去し得たるを待ちて銀引するかによりて確実に大部分を除き得べし, さりながら鏡面製作後時間経過と共に生ずる曇は所謂常温滲出物の作用にて, 此の滲出物の出現を最小限度に止むるには熔融状態を均一にし熔融温度及び凝固温度の関係を明にするを要す, 要するに著者等は本研究により鏡面の曇の原因は滲出物の採用に基するを明にせるも此滲出物の性質及び防止法は尚将来の研究に待たざるべからずとなせり, 又著者等がさきに硝子研究報告第二報に発表せる粒子に関し此の滲出物と混同せる点あり, 即ち(一)粒子は限定せられたる斜入光線に限り検鏡し得るべく, 此の時滲出物も共に現はるゝ事あれども其の分は斜入光線の角度を限定するべきものに非ざるを以て, 此点にて粒子と滲出物とを区別し得る事, (二)滲出物は琢磨により除去さるゝも粒子は琢磨硝子面に於ても認めらるゝ事, (三)滲出物の存在は硝子面を斜にし強烈なる光源に照せば肉眼にても曇として認めらるゝも粒子は此事なき事等の事実を確めたるを以て前報告を訂正せり(倉橋)