著者
ホッセン シャリフ Md. 吉田 めぐみ 中川 博之 長嶋 等 岡留 博司 中島 隆 久城 真代
出版者
マイコトキシン研究会
雑誌
マイコトキシン (ISSN:02851466)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.77-82, 2012-07-31
参考文献数
17
被引用文献数
2

国産秋まき小麦の製粉過程におけるフザリウム属マイコトキシン・ニバレノールの動態を解析した.ニバレノール濃度が異なる2種類の小麦子実を用いてそれぞれ試験製粉を行い,6つの粉画分(ブレーキ粉:1B,2B,3B,ミドリングス粉:1M,2M,3M)と2つの外皮画分(大フスマと小フスマ)を得た.また可食部となる上質粉は1B,1M,2Bおよび2Mより,また末粉は3Bおよび3Mより作製した.上記4種類の試料(上質粉,末粉,大フスマおよび小フスマ)についてHPLC-UV法によりニバレノール含量を分析した.その結果,ニバレノール濃度が異なる2種類の小麦子実試料ともに製粉画分におけるニバレノールの分布は類似のパターンを示した.
著者
中島 隆太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1543, pp.125-127, 2010-05-31

この米は、三菱化学の子会社が開発した数少ない民間品種です。味は「コシヒカリ」や「あきたこまち」といった有名な品種に負けません。私は三菱から「夢ごこち」の栽培権や販売権を受けて、全国ブランドに育てようと必死で努力してきました。それは、肥料問屋だった当社を農産物の総合商社に成長させる道でもあったのです。
著者
関口 真良 中島 隆 奥村 康行
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.1209-1218, 2006-04-15

いつでもどこでもネットワークにつながるユビキタス時代の到来により,ユーザはその場にある端末を利用して自分の環境へアクセスできるようになる.この際,ヘテロジーニアスな環境から一様にアプリケーションを操作できるシステムが必要である.本論文では,サーバベースコンピューティングを利用し,単一なユーザ環境を提供するための,ユビキタスな各端末で動作するシンクライアントについて述べる.特に,ユビキタス端末の中でもスペックの厳しい携帯電話上で動作するシンクライアントを実現することを目標とする.携帯電話の狭帯域・高遅延な通信特性を克服するために,UI コンポーネントベースの軽量プロトコルと,ユーザイベントの予測に基づいた投機的実行の2 つの手法を提案し,携帯電話上でも高速なレスポンスを実現できることを述べる.また,プロトタイプシステムと,その上で動く2 つのアプリケーションについても述べる.In the coming ubiquitous age, people can browse their own information space anytime and anywhere. In that age, it is important to provide the unique interface for users whenever and wherever they are. In this paper, thin client system is proposed, which provides unique interface, operates on the several terminals, and is based on Server-Based Computing technology. To achieve comfortable operation even on a cellular phone, two techniques are proposed. One is UI component based lightweight protocol. The other is speculative execution mechanism based on user event prediction. These two proposals can achieve quick response even on a cellular phone. In addition, two applications implemented on the prototyping system are described.
著者
高山 守 榊原 哲也 西村 清和 小田部 胤久 中島 隆博 藤田 正勝 美濃部 重克 安田 文吉
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

哲学、芸術、国家の密接な関係が、「家族」、「理性の目的論」、「ケア」、「場所の記憶」、「国民文化」、「日本的な自然」、「自然の人間化」、「世俗化」、「啓蒙」、「近代の超克」、「新儒家」、「家」、「お店」、「かぶき(傾き)-歌舞伎-」、「道理」、「鬼神力(怨霊)」、「観音力」、「まつろわぬもの」等々の概念を媒介に、深層レベルで明らかにされた。
著者
橋本 一也 金子 善則 高倉 規彰 中島 隆
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.331-332, 1996-09-04

近年、マイコン組み込みシステムにおいて、プログラミングの容易さや並列処理による効率化のために、リアルタイムOS(以下OS)を用いることが多くなってきている。これに伴い、OS上のタスクを効率よくデバッグできるタスク・デバッガが開発されてきた。従来、タスク・デバッガは、モニタやデバッグ用のタスクで実現されていたが、これらの方式では、ユーザによる組み込み作業が必要であることに加えて、メモリの制約を受けるという欠点があった。特にメモリ容量の小さなマイクロコントローラを利用するとき、この制約により、タスク・デバッガを実現するのは困難な場合が多い。そのため、一般的にデバッグ装置として利用されているインサーキット・エミュレータ(以下IE)上でタスク・デバッガを実現することが望ましい。一方、デバッグを行なうターゲット・システムが自動車のエンジン制御やモータ制御などのリアルタイム制御装置である場合に、ターゲット・システムのソフトウェアが停止してしまうと装置を破損してしまう恐れがあるが、リアルタイム応答性を保証することによって装置の破壊を回避することが可能になる。上記理由により、ターゲット・システムのソフトウェアのリアルタイム応答性を損なわずデバッグ可能とすることがタスク・デバッガの重要な機能として要求されている。本論文では、このタスク・デバッガの実現にあたっての必要機能を洗い出し、その実現方式について考察する。