著者
都司 嘉宣 中西 一郎 佐藤 孝之 草野 顕之 纐纈 一起 西山 昭仁 行谷 佑一
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

およそ100年ごとの間隔で発生していることが、歴史記録から判明している東海地震・.海地震、三陸沖の巨大地震、およびそれらに誘発されたと考えられる内陸直下の地震について、歴史記録の収集、現地調査、および理工学的考察を経て、発生機構にいたる研究を推進した。海溝型巨大地震として1707年宝永地震、1854年安政東海・.海地震、および古代に発生した869年貞観三陸地震などを検討した。内陸直下の地震としては1596年文禄豊後地震、1828年文政越後三条地震、1812年文化神奈川地震、1855年安政江戸地震などを研究した。
著者
及川 亘 小宮 木代良 石津 裕之 金子 拓 黒嶋 敏 森下 徹 佐藤 孝之
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2017-04-01

本年度は公儀普請関連の史料収集と整理・分析・研究のために、以下のような研究活動を行った。①史料調査:まず、靖國神社遊就館所蔵の「名古屋御城石垣絵図」の調査・撮影を行った。これは慶長十五年名古屋城普請にかかる丁場割を示した絵図である。同種のものとして宮内庁書陵部所蔵の絵図などが知られているが、本絵図はこれまで学界未紹介のものである。併せて名古屋市蓬左文庫において関連史料の調査も行った。また熊本大学所蔵「松井家文書」および、柳川古文書館寄託の立花家重臣十時家関連の文書から、公儀普請関係の史料の調査・撮影を行った。②公儀普請関係史料目録:研究協力者の協力を得て、柳川立花家関係として『柳川市史 史料編Ⅴ』(前年度より継続)・『福岡県史 近世史料編 柳川藩初期』、福岡黒田家関係として『黒田家文書』・『福岡県史 近世史料編 福岡藩初期』、萩毛利家関係として『大日本古文書 毛利家文書』より(それぞれ刊本)、公儀普請関連の史料の抽出・目録化を行った。③『大日本古記録 梅津政景日記』のフルテキストデータベース化:『大日本古記録 梅津政景日記』の第二巻・第三巻テキストデータを加工、前年度に加工の完了していた第一巻とともに東京大学史料編纂所の古記録フルテキストデータベースに搭載し、一般公開した。④研究会の開催:研究代表者・研究協力者を中心に二回の研究会を開催した。それぞれの報告者・題目は以下の通りである。第一回(2018年9月3日 於東京大学史料編纂所)、黒嶋敏「天下普請としての秀吉の造船」、及川亘「靖国神社遊就館所蔵『名古屋御城石垣絵図』について」、第二回(2019年3月19日 於かんぽの宿柳川)、金子拓「天正四年における織田信長の洛中普請について」、黒嶋敏「『今井宗久書札留』にみる織田信長と銀山」、立石了(研究協力者)「立花家重臣十時家の公儀普請関係史料の概要」、以上。
著者
市村 智康 平社 信人 佐々木 信雄 宮越 俊一 先村 律雄 佐藤 孝之 大岡 久子 高橋 徹 鶴見 智
出版者
公益社団法人 日本工学教育協会
雑誌
工学教育 (ISSN:13412167)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.2_76-2_80, 2020 (Released:2020-03-27)
参考文献数
6

IoT has been getting a lot of attention in the global industry. Recent education programs also adopt information technologies such as IoT and ICT to improve the teaching method. However, education of KOSEN is desired to teach how to realize IoT and ICT, not only to utilize information technology. In this education program, we gave lectures about social needs of IoT and the management method of a project first. Based on the lecture, students investigated real information applications and then proposed their new technical seeds of information applications independently. Some projects were launched to realize the technical seeds. To move their project forward, they were able to use a virtual workshop in National Institute of Technology, Gunma College. Finally, students discussed their final products within the projects, and then we evaluated deliverables and processes of their projects. The virtual workshop includes visualization of existing equipment, which is placed in laboratories and facilities of our college, by network management. We connected the hardware and software resources to our college network and rebuilt the resources to the virtual workshop which was shared across our college. Moreover, we introduced new network-compatible IoT products other than existing equipment. This paper describes our education program to nurture IoT engineers in Gunma College.
著者
山本 博文 佐藤 孝之 宮崎 勝美 松方 冬子 松澤 克行 横山 伊徳 鶴田 啓 保谷 徹 鶴田 啓 保谷 徹 横山 伊徳 小宮 木代良 杉本 史子 杉森 玲子 箱石 大 松井 洋子 松本 良太 山口 和夫 荒木 裕行 及川 亘 岡 美穂子 小野 将 木村 直樹 松澤 裕作
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2006

本研究は、江戸時代および明治時代に編纂された史料集を網羅的に蒐集し、その記事をデータベースとして一般公開すること、蒐集した史料の伝存過程および作成された背景について分析・考察すること、を目的としている。本研究は、従来、交流する機会のなかった異なる分野の研究者が、1つの史実を通じて活発な議論を戦わせる土壌を作り、近世史研究の進展に大きく寄与することになった。