著者
西出 喜代治 山村 真理子 小堀 武夫 常本 大英 近藤 聖 佐藤 清
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
Chemical & pharmaceutical bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.36, no.7, pp.2354-2361, 1988-07-25

The syntheses and the antibacterial activities of new 3-dimethoxyphosphinylmethyl and 3-dihydroxyphosphinylmethyl cephalosporins I-(Z), II-(Z), III-(Z) and III-(E), possessing the chloromethylene or methoxyimino substituent at the α-position to the 7-(2-aminothiazol-4-yl)acetamido or 7-(thiazol-4-yl)acetamido moiety of the cephem nucleus, are described. The key steps of these syntheses were the Michaelis-Arbusov reaction of the 3-halomethylcephem 1 with trimethyl phosphite and the dealkylation reactions of both the dimethoxyphosphinyl group and the p-methoxybenzyl ester of 7a, b-(Z) by treatment with bromotrimethylsilane to afford 9a, b-(Z).
著者
力石 國男 遊馬 芳雄 荒木 喬 佐藤 清一 道上 宗巳 児玉 安正
出版者
弘前大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1990

本研究では雪情報システム,各種気象観測機器,レ-ザ-等による降雪観測と併せて,既存のアメダスデ-タ,高層気象デ-タ,衛星画像などの解析を行った.このうち観測的研究については現在まだ実施中であるので,その他の解析によって得られた研究成果を以下に列挙する.(1)津軽地方の降雪と風向との密接な関係が明らかになった.例えば,鰺ケ沢の風向が南西の場合には津軽半島中部・北部に,西風の場合には五所川原,青森,野辺地を結ぶライン上に,北西風の場合には津軽平野中部・南部に多量の降雪が観測される.これらはいずれも局地的な風の収束帯を伴っている.(2)青森市内北西部の降雪は南部とかなり異なった降り方をしている.南部の降雪量は気温だけでなく気温の高度差(大気の不安定度の指標)と非常に良い相関があり,気温の高度差が降雪量予測のための重要なパラメ-タ-であることがわかった.(3)12時間前までの高層気象デ-タ(秋田及びウラジオスト-クの気温,等圧面高度,気温の高度差など)を用いて,青森市の日降雪量の予測式を導いた.事後予測の精度は±11cmである.(4)秋田の9時および21時の高層気象デ-タを用いて地吹雪指数の予測式を導き,地吹雪の予報が高い精度で可能であることを実証した.(5)日本列島における冬季の降水量のメソスケ-ルの特性を調べ,日本海小低気圧と降水量との関係などを明らかにした.(6)岩木山麓における長年の積雪断面観測デ-タを整理して山地での積雪特性を明らかにするとともに,札幌,新庄,長岡,富山での積雪との比較研究を行った.
著者
清川 清 神原 誠之 佐藤 清秀 伴 好弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.584, pp.49-56, 2004-01-15

第2回複合現実感国際会議(ISMAR03: IEEE/ACM International Symposium on Mixed and Augmented Reality)が2003年10月7日〜10日に東京の学術総合センターで開催された.本報告では,本会議の主要論文について紹介し,複合現実感研究の最新動向を探る.
著者
佐藤 清 豊嶋 久道 有山 一弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.78, no.9, pp.1226-1230, 1995-09-25
参考文献数
4
被引用文献数
2

中国人の剰余定理を実現する高速ハードウェアアルゴリズムを提案したものである.剰余生成部においてけた上げ保存加算器を利用することにより,ビット幅の大きいけた上げ伝搬加算器の使用を1段ですませることができる.
著者
佐藤 清左衛門
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.42, no.8, pp.298-304, 1960-08-25

1. ヨーロツパアカマツとヨーロツパトウヒの稚苗で1月30日から11月24日まで約10ヵ月間肥料3要素と長日処理の効果を検討した。2. 3要素試験は佐藤・武藤氏培養液で砂耕法によつて試験し, 長日処理は1月30日から4月8日まで室内で昼間補光を含めて約18時間処理し, 5月21日からはガラス室で自然日長より5時間日照時間を延長する方法をとつた。3. 3要素試験の結果, 窒素, 燐酸の欠亡は生育に悪影響を及ぼし, 無肥料とほとんど変りがなかつたが, 加里欠亡の影響はほとんど認められなかつた。そして要素欠亡の影響はヨーロツパアカマツで強く現われ, 窒素, 燐酸欠亡区の重量は, 完全区, 加里欠亡区の約1/7(自然日長区)〜1/10(長日区)であり, ヨーロツパトウヒの場合はそれほど強くなく, 約2/3(自然日長区)〜4/9(長日区)であつた。4. ヨーロツパアカマツ, ヨーロツパトウヒともに自然日長区の加里欠亡区が完全栄養区より重量の上回つている原因はよくわからない。5. 長日処理すれば両樹種とも完全栄養区の生長は促進するが他の要素欠亡区はほとんど促進しなかつた。促進効果はヨーロツパアカマツよりもヨーロツパトウヒの場合に著しく, アカマツの場合は茎の生長を73%促進し, トウヒでは茎を160%促進し, とくに根の生長を213%促進したのは注目される。6. 長日の効果に強く影響する肥料要素は窒素と加里で, 燐酸はややすくないようである。