著者
立花 幸司 村瀬 智之 三澤 紘一郎 山田 圭一 土屋 陽介 佐藤 邦政
出版者
熊本大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2020-04-01

哲学と教育哲学のあいだには研究交流の不在が国内外でたびたび指摘されてきた。このプロジェクトでは、お互いの活動に理解のある哲学者(立花・山田)、教育哲学者(三澤・佐藤)、教育実践者(土屋・村瀬)が一つのグループとなって緊密な共同研究を行うことで、日本という教育文化的風土をフィールドとして、よき認識主体としてもつべき徳と避けるべき悪徳を明らかにする。そして、この解明を通じて、理論的に妥当で教育実践上も有効な徳認識論の一つの理論を構築する。
著者
小山 裕司 中鉢 欣秀 土屋 陽介
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.3, pp.1-6, 2011-12-10

産業技術大学院大学は,高度専門職を養成するための専門職大学院である.学生及び修了生は専門分野を持ち,社会で活躍している社会人である.彼らは,専門分野での専門職の相互コネクション (人脈) を構築することを希望している.著者らは,これらの活動を支援するため,既存の Facebook,Twitter,LinkedIn 等のソーシャルメディアを活用し,相互交流を取ることができる環境の整備を行い,またこれらと連携し,職歴,専門分野,活動等のポートフォリオを横断的に取り扱うことができるシステムを開発した.The Advanced Institute of Industrial Technology (AIIT) is a professional graduate school which have a mission to provide excellent human resources to the industry in Tokyo. Our students and Alumni have jobs in their special field, so they want to make connections which are usefull for their busines. We tried to support their activity using social media such as Facebook, Twitter and LinkedIn. This paper reports several atempts in order to make their interaction among social media and our application which maneges their portfolio such as career record and the special fields.
著者
土屋 陽介
出版者
学校法人 開智学園 開智国際大学
雑誌
開智国際大学紀要 (ISSN:24334618)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.41-54, 2018 (Released:2018-03-01)

本稿では、今般の道徳教育の拡充において主要な授業方法の改善案として掲げられている「考え、議論する道徳」を取り上げ、「考え、議論する」ことは道徳教育にとってなぜ必要なのかを明らかにする。本稿の議論によれば、「考え、議論する」ことは、「道徳性」を構成する三要素の一つである「道徳的な判断力」の教育に特に寄与する。本稿では、このことを、古代ギリシアの哲学者アリストテレスが提起したフロネーシスの概念と、それをめぐる徳倫理学上の議論を参照することによって明らかにする。 本稿では、まず、道徳的な判断とはどのように下されるものであるかを検討することで、適切な道徳的判断を下すためにはフロネーシスと呼ばれる知性の働きが不可欠であることを明らかにする。次に、フロネーシスとは正確にはどのような種類の知性の働きであるかを明らかにする。その上で、私たち人間はフロネーシスをどのように獲得するのかについて、アリストテレスはどのように考えていたのかを明らかにする。最後に、子どもの哲学の創始者であるMatthew Lipmanの議論を参照して、哲学対話を通した「考え、議論する」教育が、フロネーシスの教育(すなわち、「道徳的な判断力」の育成)にとって理想的な方法であることを明らかにする。
著者
小山 裕司 中鉢 欣秀 土屋 陽介
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.363, pp.11-16, 2011-12-10

産業技術大学院大学は,高度専門職を養成するための専門職大学院である.学生及び修了生は専門分野を持ち,社会で活躍している社会人である.彼らは,専門分野での専門職の相互コネクション(人脈)を構築することを希望している.著者らは,これらの活動を支援するため,既存のFacebook, Twitter, LinkedIn等のソーシャルメディアを活用し,相互交流を取ることができる環境の整備を行い,またこれらと連携し,職歴,専門分野,活動等のポートフォリオを横断的に取り扱うことができるシステムを開発した.
著者
長尾 雄行 土屋 陽介 森本 祥一 中鉢欣秀
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.48, no.10, pp.200-200, 2007-06-15

従来型のWeb アプリケーション開発で利用されるMVC 2.0 アーキテクチャではモデルからビューへのリアルタイムの更新が困難である.この問題に対する解決策として,Web ブラウザからの非同期通信技術であるAjax とLong-lived HTTP を利用することでWeb サーバからWeb ブラウザへ更新情報をプッシュできることに着目した.本発表ではMVC アーキテクチャの構成要素であるモデル・ビュー・コントローラを複数のWeb ブラウザと単一のWeb サーバに分散させてインターネット経由で協調動作させる「Web 分散MVC(WD-MVC)」アーキテクチャを提案する.WD-MVCアーキテクチャを利用することで,リアルタイムで情報共有が可能な分散Web アプリケーションを実装できる.Web ブラウザ側が満たすべき要件の洗い出しやサーバ負荷に関する評価やチューニング方法ついても考察する.One of the most difficult and challenging problems in the application of the MVC 2.0 architecture is how to realize the "real- time" web application by using that. Especially, there are few approach to update a view on demand in the MVC models. In this presentation, we focus on this difficulty and try to find a solution of this problem by proposing the new architecture, so called "Web Distributed MVC (WD-MVC)", in which models, views, or controllers are distributed over the internet and can cooperate with each other to constitute a single web application. In creating interactive web application, the Ajax (Asynchronous JavaScript and XML) was proposed by J. J. Garrett (2005) and it enables a web server to push messages to web browsers asynchronously. It turns out that by using this WD-MVC, we can implement a real time communication utility such that multiple users can share information simultaneously over the internet. Also, we discuss on the requirements that a user's web browser must satisfy and examine how to tune and customize the web servers to realize such web applications.