著者
長澤 槙子 渡辺 知恵美 伊藤 貴之 増永良文
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.37, pp.69-76, 2007-05-11

近年MP3プレーヤの流行により,多くの人がたくさんの楽曲を聞く機会が増えてきている.楽曲には様々な音楽的特徴があり,楽器の種類,ハーモニーの変化,コード進行,リズムパターン,モチーフなどが挙げられる.そこで我々は,これらの音楽的特徴と作曲者,年代,ヒットチャートとの関係や,あるユーザの好みの楽曲の音楽的特徴の関係やユーザ同士の好みの楽曲の音楽的特徴の関係といったマイニングを行う.本稿では,以上に述べたことのマイニングを行うために,ポピュラー音楽を対象としたコード進行に着目した楽曲クラスタリングシステムを提案する.コード進行の類似度に関して,我々は音楽理論にて定義されている近親調をもとに定義した.Recently we have more chances to listen to a lot of music due to the spread of MP3 players. There are various features in music, including musical instruments, harmony, chord progression, ryhthm patterns, and motifs. Target of our study is mining of relativity among various features of music and their attributes, such as composers, date of release, ranking of hit charts, and among features of listeners' favorite music. In this paper we propose a music clustering system focusing on the chord progression of popular music for mining of the above relativity. We define similarity of chord progression according to relative keys defined by music theory.
著者
長澤 槙子 渡辺 知恵美 伊藤 貴之 増永良文
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.37, pp.69-76, 2007-05-11
被引用文献数
1

近年MP3プレーヤの流行により,多くの人がたくさんの楽曲を聞く機会が増えてきている.楽曲には様々な音楽的特徴があり,楽器の種類,ハーモニーの変化,コード進行,リズムパターン,モチーフなどが挙げられる.そこで我々は,これらの音楽的特徴と作曲者,年代,ヒットチャートとの関係や,あるユーザの好みの楽曲の音楽的特徴の関係やユーザ同士の好みの楽曲の音楽的特徴の関係といったマイニングを行う.本稿では,以上に述べたことのマイニングを行うために,ポピュラー音楽を対象としたコード進行に着目した楽曲クラスタリングシステムを提案する.コード進行の類似度に関して,我々は音楽理論にて定義されている近親調をもとに定義した.Recently we have more chances to listen to a lot of music due to the spread of MP3 players. There are various features in music, including musical instruments, harmony, chord progression, ryhthm patterns, and motifs. Target of our study is mining of relativity among various features of music and their attributes, such as composers, date of release, ranking of hit charts, and among features of listeners' favorite music. In this paper we propose a music clustering system focusing on the chord progression of popular music for mining of the above relativity. We define similarity of chord progression according to relative keys defined by music theory.
著者
増永 良文 舘 かおる 小山 直子 喜連川 優 藤代 一成
出版者
お茶の水女子大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2003

今や,Web空間は茫漠たる量の情報が発信され,数十億ページを有する地球規模のデータベースと化している.このWeb空間には,社会の実態が姿を変えた形で映し込まれていると言える,一見しただけでは混沌として様子がつかめないが,それを巧みに分析すれば,現実を俯瞰できる地図や興味ある事実が浮かび上がってくるであろうことは十分予想される.そのための分析手法が「Webマイニング」である.中でも,Webページ間のリンク構造に着目してWeb上のコミュニティ(Webコミュニティ)を発見するWebマイニングツールは,1990年代後半から急激に発展してきた.ここで,Webコミュニティとは,基本的に同じトピックに関心を持つ人々や組織によって形成された「Webページの集合体」を指す.本研究では,お茶の水女子大学ジェンダー研究センター(舘かおる教授・小山直子研究員),東京大学生産技術研究所(喜連川優教授・豊田正史特任助教授),および東北大学流体科学研究所(藤代一成教授)と共同して,Webマイニングによるジェンダー(社会的な意味での性別)関連のWebコミュニティの発展過程を徹底的に分析した.その結果,1999年6月の「男女共同参画社会基本法(英訳:The Basic Law for a Gender-Equal Society)」,この法律は性別(gender)によって不利益をこうむることがない平等(gender-equal)な社会の実現を目指すためのもの,の施行に伴って日本各地で発生した女性センター関連コミュニティの発展過程を的確に捉え,かつWebマイニングが隠れた事実を浮き彫りにしたという大きな成果を得た.これらの結果はキーワード「ジェンダー」をWebマイニングツールCompanion-(喜連川研究室が開発)に日本語で入力して抽出した結果を,ドメイン知識,つまり特定分野の専門知識を持つ者(上述,舘教授,小山研究員)が徹底的に読み解いて得たものであり,Webマイニングツールの有用性を明らかにするとともに,Webマイニングがジェンダー学(gender studies)を含む社会科学の新しい研究方法論となり得ることを実証してみせた.本研究では,さらにこの結果に基づいて,ジェンダー関連ポータルサイトの構築法を明らかにし,それをお茶の水女子大学ジェンダー研究センターのホームページ作成に役立てた.12611
著者
金野 紋子 増永 良文
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.68(2005-DBS-137), pp.539-546, 2005-07-14

近年,ユビキタス社会を実現するに当たり,政府は,我々の最も身近な家電製品とコンピュータ技術および情報通信ネットワーク技術が融合する情報家電の市場化を戦略的に推進し,家電メーカは精力的に開発と普及に向けて取り組んでいる.本稿では,そうした情報家電開発の動向を調査,さらに,ユビキタス社会を支える注目技術RFIDと電子上皿天びんを合体したデバイスを創造し,加えてデータベース技術を駆使することにより,ユーザの様々な要求に対して冷蔵庫が応えるインテリジェント冷蔵庫システムの構想を述べ,そのシステム設計をUMLで描く.
著者
渡辺 知恵美 増永 良文
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.44, no.8, pp.65-77, 2003-06-15
被引用文献数
13

我々が開発を行っている仮想世界データベースシステムversion2 (VWDB2 )では,協調作業支援の視点からデータベース機能を備えたネットワークバーチャルリアリティ(NVR )システムの実現を目指している.VWDB2 はデータベース機能によってNVR システムをサポートすることにより,NVR システムで共有された仮想世界に対し高い信頼性および同期性を保障することを目的とする.我々はまずNVR システムで共有される仮想環境の信頼性を保障するために,複数のVR システムと1 台のバックエンドデータベースシステムによるクライアントサーバ形式のシステム構成をとり,仮想環境で行われるすべての更新操作をデータベースへのトランザクションとしてデータベースサーバで管理するためのトランザクションモデルを導入してきた17) .本稿では,仮想環境の同期性を保障するための仮想世界同期法を提案し,その有効性を検証する.VWDB2 では移動などの連続的な操作を行う場合,一定時間ごとに更新要求を行うことによって各クライアントとサーバとの同期を行う.この更新要求を発行する間隔を縮めることによって同期性を高めることができるが,その一方でサーバへのアクセス集中がおこり,全体のパフォーマンス低下を引き起こす可能性がある.そこで,「共有ゴーストオブジェクト」という同期法を新たに導入した.共有ゴーストオブジェクトの導入によりサーバへの同期間隔にかかわらずクライアント間で一定に高い同期性を保つことができる.実験では本同期法の有効性を確認し,サーバへのアクセス集中を大幅に軽減できることを示した.In this paper, the VWDB2, a network virtual reality system with a database function, is investigated particularly from the cooperative work support point of view. In order to realize the database function in the VWDB2, a set of virtual reality systems are system-integrated with a single back-end database system. A novel transaction model is introduced where three types of transactions are introduced, namely primitive transactions, group transactions, and continuous transactions. In the shared work environment provided by the VWDB2, more than one worker may issue continuous transactions concurrently. In that case, some abnormal phenomena are observed mainly due to the inconsistency of database states among virtual reality front-end systems. In order to resolve these phenomena, the neighboring ghost objects are introduced. The ghost objects are effective at eliminating the above difficulties. Based on the neighboring ghost objects, a novel synchronization model is implemented on the VWDB2 to realize a shared work environment. To verify the effectiveness of our approach, some experiments are done by using a new game named the block composition game created for this purpose. It is shown that the approach proposed in this paper ensures both high reliability and high synchronism which are known as the essential features for realizing an efficient shared work environment.
著者
矢野 ナホコ 渡辺 知恵美 増永 良文
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.71, pp.399-405, 2003-07-16
参考文献数
8

我々は,VRシステムの持つ概念をデータベースに取り入れた新たなデータベースシステムとして,仮想世界データベースシステム(Virtual World Database System: VWDB)の構築を進めている.既に,プロトタイプが実装され,その上で音声とジェスチャを使うマルチモーダルな問合せ言語の開発や共同作業に向けたトランザクション管理などの研究が行われ,仮想世界をデータベースとするVWDBの概念が具体化されてきている.しかしながらVWDBデータベーススキーマ言語の定義と実装はこれまで体系的にはなされてきてはおらず,VWDBデータベース空間はad hocに構築されてきた.そこで本研究では,VWDBデータベーススキーマの概念を明確にすると共に,仮想世界データベース構築を支援する設計ツールキットを提供し,ユーザが新たな仮想世界を自由に構築できる環境を整えたのでその全貌を報告する.The Virtual World Database System (VWDB) is currently under development at Ochanomizu University. This system is proposed as a novel database system that has a variety of VR system features. The prototype provides transaction management for shared work environment as well as multi-modal query language using voice and gestures. It would be said that our concept of making virtual world a database system has been materialized gradually. However, there is a problem that the design and implementation of VWDB database schema definition language has been done not systematically so that VWDB database spaces have been constructed in ad hoc manner. In order to resolve this problem, in this paper, we make the concept of VWDB database schema clearer and consistent first, and then provide a VWDB database design toolkit for end users so that they can construct arbitral virtual world as they want.
著者
小川 泰嗣 木本 晴夫 田中 智博 石川 徹也 増永 良文 芥子 育雄 豊浦潤 福島俊一 宮内 忠信
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.86, pp.145-152, 1994-10-13
被引用文献数
4

日本語を対象とした情報検索に関する研究開発では、性能(検索精度)の評価に開発元独自の方法が用いられてきた。このような状況に対し、われわれは「情報検索システム評価用データベース構築ワーキンググループ」を設置し、情報検索手法・システムを公正かつ客観的に評価するためのベンチマーク構築を目指している。本稿では、情報検索システムモデル・対象データの特性とサンプル件数・評価法・作成手順などベンチマーク構築に関する現在までの検討内容を報告する。In the research and development of Japanese information retrieval systems, different research groups have been using different measures to evaluate their system because there is no standard or benchmark for them. Our working group in IPSJ-SIGDBS has been developing such a benchmark, and in this report we will present several of its characteristics: IR models, the features and size of texts and queries, evaluation methods, and the development procedure of the benchmark.
著者
大津 浩二 松田 宜之 金森 吉成 増永 良文 脇山 俊一郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.86, pp.71-78, 1994-10-13
被引用文献数
5

本論文は、画像データベースのアプリケーションを容易に開発できるオブジェクト指向のスクリプト言語の設計について述べる。この言語を用いて、ユーザは計算機環境から独立した高水準なシナリオを記述することができる。言語は、画像処理オブジェクト定義、シナリオ構造記述、データベース問合せオブジェクト定義、シナリオ起動メッセージなどの機能を持っている。このスクリプト言語の特色は、検索された画像オブジェクトに種々な画像処理を適用することが簡単に表現できることである。さらに、著者等が提案している画像データベースアーキテクチャ上でスクリプトがどのように解釈、実行されるかを例を使って説明した。This paper describes a design of object-oriented script language to ease application developments for image databases. User can make a high level scenario written in the script, which is independent of computing environments. The script has many functions: definition of image processing objects, description of scenario structure, definition of query objects, start message for scenario, and etc. There is a characteristic of the script: it is ease to write the scenario that users apply some kind of image processing functions to image objects retrieved from databases. Furthermore, we have explained how the script is interpreted and executed under an image database architecture which we have proposed.
著者
増永 良文
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.65, pp.175-184, 1993-07-22

本研究では文部省検定済教科書(中学生の社会科・地理)を例にして,その電子化を行っている.教科書は学習指導要領に示される目標・内容・内容の取扱を基本に,国際化,重点化,情報化,学習効果等に留意して編集されている.情報化には記述に加えて図版が多用・活用され,学習効果を狙って内容がよく整理されている.しかし,紙による印刷物であることから来る限界があり,更に情報化や学習効果の向上を達成するには教科書の電子化で対処することが考えられる.本稿では,教科書をどう電子化するのが,電子化の意義,電子化のための教科書の構造分析,教科書の論理構造に加えて内容構造導入の必要性,試作したプロトタイプシステムの画面インタフェース,そして検索体系について報告する.Under the guidance of Ministry of Education, Culture and Science, text books are edited and written well so that high educational effect can be achieved. Educational topics are selected to adapt the current trends to internationalization or computerized society. Although many color and monochrome pictures and graphs are used to enhance understanding, there is a limitation in education and learning in the sense that text book are the traditional printing materials. To break through this limitation, we have developed a multimedia electronic text book in geography for junior high school, which is reported in this paper.
著者
渡辺 知恵美 大杉 あゆみ 佐藤 こず恵 増永 良文
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.43, no.9, pp.55-67, 2002-09-15
被引用文献数
4

我々は,VRシステム群のバックエンドにデータベースサーバを連動させたシステム,仮想世界データベースシステム(Virtual World Database system:VWDB)の設計と実装を進めている.VWDBでは,仮想世界で行われる操作をすべてVWDBトランザクションとして処理し,リアルタイムに仮想世界を管理する.このようなVWDBの機能は,1 つの仮想世界を複数ユーザでアクセスする共有型作業環境で最大限に活用することができる.そこで,本論文ではVWDB上に構築した共有型作業環境のためのトランザクション概念について特に論じる.共有型作業環境では,オブジェクトの移動操作のように,(1)操作の途中経過を他のすべてのクライアントに公開する必要がある,(2)仮想世界における時間の流れが不可逆であり,操作の途中で失敗しても元に戻すことができない,(3)操作中のオブジェクトどうしが互いの操作に影響を与え合う場合がある,という共有型作業環境独特の特性がある.我々はこれらの特性を考慮に入れVWDBトランザクションという新しい概念を導入した.VWDBトランザクションはマルチレベルトランザクションを基に承認可能終了状態という概念を加えて定義されており,緩和されたACID特性を保証する.また,リアルタイム性を損ねることなくトランザクションを実行するために,バックエンドデータベースへの適切な間隔でのサブトランザクション発行予測方式を導入している.実験では,サブトランザクションが適切な間隔で発行されていることを確認したのち,VWDBトランザクションが適用可能な共有型作業環境の規模について実験を基に考察を行い,VWDBが数十人の小規模な共同設計環境で有効であることを明らかにしている.The Virtual World DataBase system (VWDB) is currently under development at Ochanomizu University. This system is constructed by integrating a set of virtual reality systems and an object-oriented database system so that it supports database functions for cyberspace applications. Each operation issued by each VR client is managed as a new type of transaction called a VWDB transaction. The VWDB transaction is different from the traditional transaction concept in that it relaxed the ACID properties. The VWDB can support a shared work environment in which several users access the same virtual world. In this paper, we report on the VWDB transaction concept in detail for a shared work environment of the VWDB. We first formulated and analyzed operations in the shared work environment, and found their characteristics as follows: (1) It needs to exposure the uncommited data to other users before the operation finishes, (2) the passage of the time in the virtual world is irreversible as it is so in the real world, and therefore it cannot be undone even if it fails, and (3) the objects under operationsmay affect each other. The VWDB transactionsare introduced by taking into account these characteristics. The VWDB transaction is based on the multi-level transaction and isadded the concept of the "acceptable termination state ". In order to perform a transaction without spoiling real-time property, we introduced an algorithm which predicts an appropriate time interval between adjacent sub-transactions, and we verify that it works effectively. We evaluated the scale of the shared work environment which VWDB can support, and we found that the VWDB can support small-scale environment shared by dozens of users.
著者
小山 直子 増永 良文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.177, pp.153-158, 2004-07-07

我が国は男女共同参画社会の実現に向けて大きく動き出しているが,それに呼応して社会のジェンダー意識が急速に高まっている.また1960年代に始まったジェンダー研究も次代の流れに呼応して,その姿をめまぐるしく変えながら発展している,我々は,このような現象がインターネット上に展開するジェンダー関連Webサイトがなすコミュニティを分析することにより,的確に捉えることができるのではないかと考えた.そこで,本研究では,東京大学生産技術研究所喜連川研究室で開発されたWebリンク解析アルゴリズムCompanion-を用いて,ジェンダー研究関連Webコミュニティの抽出と分析を行い,そのコミュニティが時代の流れと共にどのように変遷しているか,そして,ジェンダーが社会的・文化的な所産であるがゆえに,ジェンダー概念が社会的・文化的なさまざまな事象により受けるインパクトのもと,どのように揺れ動き,その活動を社会に還元させようとしてきたかを明らかにすることを試みた.一方,Webリンク解析アルゴリズムはHITS法,リンクの強連結性に基づく方法,Max-Flow法などさまざまな手法が提案されているが,いずれも,アルゴリズムをリアルな応用分野に適用した場合に,その分野の専門家がそれらを分析ツールとして使用に耐えうるものと評価するか否かに,非常に関心がある.本報告では,ジェンダー関連Webコミュニティの分析にHITS法に基づいたCompanion-を選択したことでいくつか有益な分析が行えたと評価すると同時に,Webコミュニティの発展過程を読むにあたっては,コミュニティ発展過程ビューアの特性を熟知しておくことが必要であることを明らかにした.
著者
森田 千晶 増永 良文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.172, pp.145-150, 2005-07-07

近年, 古い資料や写真のデジタル化などに伴い, モノクロ画像の自動着色技術の研究がすすめられている.そのひとつとして, 色合いの参考となる画像(ソース画像)を用いてその色合いをモノクロ画像に転送することによってカラリゼーションを行う手法が提案されている.この手法はユーザの作業負担を軽減し自動的なカラリゼーションを実現させるが, そのために必要となる"ユーザの主観にあうソース画像"の用意が困難である.そこで本研究では, この手法を前提とし, "ユーザの主観にあうソース画像"を, 画像検索技術を組み合わせることによってウェブ上から取得してくる方法を考案する.また, 本稿ではこのシステムのための予備実験として, ウェブ画像検索の検索キーワードの選択方法に関する考察をおこなう.
著者
森田 千晶 増永 良文
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.68, pp.453-460, 2005-07-14

近年,古い資料や写真のデジタル化などに伴い,モノクロ画像の自動着色技術の研究がすすめられている.そのひとつとして,色合いの参考となる画像(ソース画像)を用いてその色合いをモノクロ画像に転送することによってカラリゼーションを行う手法が提案されている.この手法はユーザの作業負担を軽減し自動的なカラリゼーションを実現させるが,そのために必要となる"ユーザの主観にあうソース画像"の用意が困難である.そこで本研究では,この手法を前提とし,"ユーザの主観にあうソース画像"を,画像検索技術を組み合わせることによってウェブ上から取得してくる方法を考案する.また,本稿ではこのシステムのための予備実験として,ウェブ画像検索の検索キーワードの選択方法に関する考察をおこなう.Recently, the research on automatic coloring technologies for grayscale images is extensively done due to the needs for digitalizing old materials and photographs. There is a technique for colorizing grayscale images by transferring color from a source color image to a grayscale image which is the destination. This technology seems to be attractive, but there is a problem of how to provide a source image that reflects user's subjectivity. In order to resolve this problem, we introduce a method of acquiring the source image along user's subjectivity from the Web by the image retrieval. A preliminary experiment is done in order to identify a set of keywords for effective retrieval of images from the Web.
著者
渡辺 知恵美 増永 良文
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.67, pp.193-199, 2002-07-18

我々は,データベース機能を完全に備え持つバーチャルリアリティ(VR)システムの実現を目指し,VRシステム群のバックエンドにデータベースサーバを連動させたシステム,仮想世界データベースシステム(Virtual World Database system :VWDB)の設計と実装を進めている.VWDBでは,仮想世界で行われる操作をトランザクションとして処理し,リアルタイムに仮想世界を管理する.このようなVWDBの機能は, 一つの仮想世界を複数ユーザでアクセスする仮想共同作業環境で最大限に活用することが出来る.そこで,本稿ではVWDB上に構築した共同作業環境について述べる.まず,VRクライアントによる仮想世界オブジェクトのアクセスをトランザクションとして管理するためのVWDBトランザクションを導入した.さらに,クライアントアプリケーションにゴーストオブジェクトという概念を導入することにより,一貫性及びリアルタイム性を持ったインタラクションを行うことが出来る.To provide a virtual work environment for cooperative work support, the VWDB is designed and implemented based on the network virtual reality system architecture. The VWDB is different from the traditional network virtual reality system in that it supports a full-scale database function, i.e. not only queries but also update requests are accepted. In order to realize the database function in the VWDB, the VWDB transactions are introduced. It is shown that the VWDB transactions are different from the traditional transactions in that the VWDB continuous transactions need to relax both the transaction model and the ACID property of transactions. Since the VWDB integrates a number of front-end virtual reality systems and a back-end database system via a high-speed network, a novel synchronization mechanism to make the state of the virtual world of the VWDB clients and the state of the back-end database system consistent is also investigated based on the transaction concept.