著者
柘植 康彦 大西 昇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学
巻号頁・発行日
vol.98, no.575, pp.1-6, 1999-02-02
参考文献数
10
被引用文献数
1

音源が何であるかを識別することは, 聴覚によるシーン解析の基本であり, 次に何をするかを決定する上で大変重要である. しかし, 聴覚障害者は音源識別が困難なため, 何か音がした時すぐさま回りの状況の変化に対処することができない. 特に, もしそれが踏切の音や非常ベルの音といった警告音の場合には命に関わる問題となる. そこで本研究では, 多変量解析の手法を用いて, 環境音の中から警告音を識別するシステムの研究開発を行なった. 本システムでは、全部で5種類(車のクラクション, 踏切, 非常ベル, 電車の警笛, サイレン)の警告音を識別でき,CDと実音からの音源での識別実験を行ない, 平均99%の識別率を得た.
著者
柘植 康彦 大西 昇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ
巻号頁・発行日
vol.98, no.573, pp.1-6, 1999-02-02
参考文献数
10
被引用文献数
2

音源が何であるかを識別することは, 聴覚によるシーン解析の基本であり, 次に何をするかを決定する上で大変重要である. しかし, 聴覚障害者は音源識別が困難なため, 何か音がした時すぐさま回りの状況の変化に対処することができない. 特に, もしそれが踏切の音や非常ベルの音といった警告音の場合には命に関わる問題となる. そこで本研究では, 多変量解析の手法を用いて, 環境音の中から警告音を識別するシステムの研究開発を行なった. 本システムでは、全部で5種類(車のクラクション, 踏切, 非常ベル, 電車の警笛, サイレン)の警告音を識別でき, CDと実音からの音源での識別実験を行ない, 平均99%の識別率を得た.
著者
柘植 康彦 大西 昇
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.23, no.8, pp.1-6, 1999-02-02
参考文献数
10

音源が何であるかを識別することは, 聴覚によるシーン解析の基本であり, 次に何をするかを決定する上で大変重要である.しかし, 聴覚障害者は音源識別が困難なため, 何か音がした時すぐさま回りの状況の変化に対処することができない.特に, もしそれが踏切の音や非常ベルの音といった警告音の場合には命に関わる問題となる.そこで本研究では, 多変量解析の手法を用いて, 環境音の中から警告音を識別するシステムの研究開発を行なった.本システムでは、全部で5種類(車のクラクション, 踏切, 非常ベル, 電車の警笛, サイレン)の警告音を識別でき, CDと実音からの音源での識別実験を行ない, 平均99%の識別率を得た.
著者
山本 高裕 工藤 博章 大西 昇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.713, pp.35-42, 2001-03-21

本研究では,生体における眼球の小さな不随意性の運動(固視微動)に示唆を得たビジョンシステム構成の検討を行った.人間の眼球は回転中心と光学中心がずれているため,回転運動により視差が生じる.これと同様にCCDカメラの視軸を回転運動により微小量移動させる事で,カメラから対象までの距離に応じて,対象の画像上での移動量(視差)に違いが生じる.この視差量の違いを手がかりにして,対象の奥行きを判別するシステムを作成し,システムの相対奥行き判別特性を調査した.また,対象の奥行き方向の位置合わせに作成したシステムを使用した.実験により,単眼の小さな視線移動による簡易なシステム構成で,対象の奥行き判別支援に利用するのに十分な奥行き情報が得られることを確認した.
著者
熊木 健二 山村 毅 田中 敏光 大西 昇
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.108, pp.31-37, 1995-11-16
被引用文献数
5

本研究では,ガラスなどの透明物体に映り込んだ虚像と,その背後にある物体を分離する手法を提案する.一般に,ガラスの表面で反射する光は,ガラスを透過してくる光よりも強く偏光しているので,偏光フィルタを適切な角度(偏光角)で用いることにより,映り込み物体を除去することができる.偏光角は,ガラス及び映り込みを生じさせる物体のカメラに対する位置と姿勢により求めることができるが,これは,容易でない.そこで,偏光フィルタを少しずつ回転させながら取り込んだ複数枚の画像から各画素の最大値・最小値を求めることにより,実物体と映り込み物体の分離を行う.実画像に対して本手法を適用し,その有効性を示す.This paper proposes a method for separating real objects behind glass and virtual ones reflected on it. Generally speaking, light is more polarized when reflected on glass than when transmitted through it. This optical property allows us to eliminate virtual objects by a polarizing filter set to a proper angle, called "polarizing angle". This angle is calculated from the relative orientations of the glass and the virtual objects to a camera. However it is usually difficult to implement such calculation. Therefore, we use a series of images taken by rotating the filter. Obtaining the minimum and maximum images, we can separate real and virtual objects. Experiment with real scenes is presented to demonstrate the effectiveness of the proposed method.
著者
梅田 茂之 山村 毅 大西 昇 久野 実
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, 1995-09-05
被引用文献数
1

CADで用いられる配管部材の形状は,人手で作られている.この際,作業者は一面図を見て,部材の3次元形状をイメージして,別の視点から見た投影図を作成する.さらに,部材は毎年新しいものが作られるので,作業は大変である.本稿では,配管部材の特徴に着目して,配管部材の一面図を入力すると3次元形状を復元し,任意の視点からの見え(アスペクト)出力する手法を紹介する.
著者
太田 篤史 田中 敏光 大西 昇
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. グラフィクスとCAD研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.115, pp.61-66, 2000-12-08
参考文献数
6
被引用文献数
2

本研究では、魅力的な3次元CGアニメーションを作り出すために、カメラワークを自動生成する、または、カメラワークの設計を支援する手法を提案する。提案手法では、映像文法に基づいてカットの提案・追加提案・評価を行う仮想的な演出家を定義する。各演出家は、独自のポリシーに基づき、シーンの3次元モデルや負荷情報を考慮していくつかのカットを提案する。また、他の演出家のカットに自己の案を追加したカットも提案する。さらに、提案されたカットの1つ1つに評点を与える。評点の高いカットをつないで仮のカメラワークを複数個構成する。その中から評点の合計が最も高いものを最終的なカメラワークとして採用する。映像生成実験により、提案手法の有効性を示す。
著者
河本 満 Barros A.K. Mansour A. 松岡 清利 大西 昇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.82, no.8, pp.1320-1328, 1999-08-25
被引用文献数
21

ブラインド信号分離とは, 信号が複数の信号源から流れていて, それらの混合信号を複数のセンサで観測できるとき, その観測信号のみを用いてもとの信号を分離して取り出す信号処理技術である. 本論文では, 信号源からの信号は, 非定常信号(例えば, 音声, 音楽)であるとし, それらが時空間的に混合している観測信号からもとの非定常信号を分離することができるブラインド信号分離の方法を提案する. 提案する手法は, 観測信号の2次の相互相関値が零になったときのみ最小値(零)をとる非負関数を最小化することによってブラインド信号分離を実現する. 本手法の有効性は, 計算機シミュレーションと普通の部屋で観測される音声の混合信号を用いて行う実 験で確かめられる.
著者
竹内 義則 山村 毅 大西 昇 杉江 昇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学
巻号頁・発行日
vol.96, no.116, pp.117-122, 1996-06-21

本稿では,生体の視覚系を模倣するビジュアルトラッキングシステムを提案する.視覚処理過程で得られる様々な特徴の中で,動きの特徴に着目する.人間が移動する物体を追跡するときの眼球運動は,位置情報によるsaccade運動,速度情報によるpursuit運動の2種類がある.この眼球運動のふるまいを模倣したトラッキングアルゴリズムを提案する.開発したシステムは,カメラ,画像処理装置,パンチルトステージ,モータ駆動装置からなる.追従の速度や精度を向上するため,最大回転速度50[deg/s],精度0.002[deg]のパン・チルトステージを開発した.提案したトラッキングアルゴリズムを画像処理装置に実現し,移動物体を33[ms]以内で検出することが可能となった.実験結果により,移動物体(歩いている人間)を実時間で追跡することができることを示した.
著者
箱守 聰 佐川 雄二 大西 昇 杉江 昇
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.153-161, 1992-02-15
被引用文献数
7

文中の修飾構造を評価することにより 日本語の文章作成における添削作業を支援するシステムについて述べる修飾構造は 文の構造の基本をなすものであるため それがあいまいであったり 複雑すぎる場合 伝達したい内容が正確に伝わらない恐れがあるまた修飾構造は 単に文法だけでなく 文の意味内容とも関連するので 読み手の知識のレベルによっては 書き手の意図しないあいまいさの発生することがあるしたがって 客観的な評価が特に有効な部分である本研究では 文章中の各文に対して構文・意味レベルの解析を行って修飾構造のあいまいさ わかりにくさの存在する箇所を検出し さらに修正案を提示することにより 添削作業を支援するシステムについて述べるあいまいさについては 意味構造を得る段階で解析結果が複数存在するものを指摘するわかりにくさについては 出版されている文章作成の指導書を参考にして作成した3つの規則を基に判定するまた 本方式では文の解析の精度によってシステムの能力が左右されることが予想されるため 実際の文章を対象にした評価実験を行ったこの結果 現在実用化されている機械翻訳システムと同程度の文法と辞書および知識ベースを用いて 指摘すべき文は漏らさず評価が行えることを確認した
著者
西掘 研人 竹内 義則 松本 哲也 工藤 博章 大西 昇
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.62, no.7, pp.1086-1097, 2008-07-01
被引用文献数
1 1

We propose a new method for determining the correspondence between audio and visual events based on the selective attention which is observed in a living organism. For auditory attention, our system recognizes a target sound in noisy environments using an auditory filter that focuses on a specific period corresponding to visual events. It was confirmed that the success rate of correspondence between audio and visual events increased from 78.6% without the auditory filter, to 95.2% with the auditory filter. This certifies the importance of visual information for auditory attention. We also realized a visual attention of localizing a sound source and adjusting the line of sight and the iris of a camera when the system perceived a sound, but could not obtain visual information. The success rate of experiments based on visual attention is 93.3%. These results show the effectiveness of the proposed method.
著者
深谷 亮 山村 毅 工藤 博章 松本 哲也 竹内 義則 大西 昇
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.4, pp.73-79, 2003-01-20
被引用文献数
2

本研究では,他人の文章を真似して作成された文章を発見するための文章間類似度の計算法を提案する.真似した文章の多くは,もとの文章に含まれる文と類似した文から構成され,類義語・同義語へ言い換えることなどにより表層的な表現を変化させる.そこで,本手法では各文章を構成される文単位で照合し,表層的な表現の変化に対応するため単語の頻度と概念辞書を用いる.本手法による類似度により,同一テーマで記述された文章と真似して書かれた文章とを明確に区別することができることを示す.In this research, we propose a method of calculating the similarity between documents for identifying the imitated document. Many of imitated documents consist of the sentences similar to the sentence contained in an original documents, and their surface-expression changes by transposing to a synonym etc. Then, our method compares two documents in the sentence unit that constitutes each document by using term frequency and concept dictionary. We show that we can distinguish clearly the document described by the same theme, and the imitated document by using our method.