著者
藤崎 英一郎 太田 和夫 岡本 龍明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ
巻号頁・発行日
vol.93, no.208, pp.7-21, 1993-08-30
被引用文献数
2

電気通信システムで選挙を行なえる、投票所を用いた電子無記名投票方式を提案する。本方式では、投票者は自分の投票内容が選挙の集計結果に正確に反映されていることを個人毎に確認でき、反映されていない時は、無記名性を保持したまま、第三者が納得できる公開手順で、異議を申し立てることが出来る。本方式は、投票所を利用した「電子投票システム研究会」提案の電子投票方式[1]の安全性を高めることができる。また、本方式は仕様が公開であり、かつプログラムバグや、選挙管理者のような内部の者による集計値の改ざん、水増しの不正も検出できるので、市民の総意が得られやすいと思われる。
著者
佐々木 悠 王 磊 太田 和夫 青木 和麻呂 國廣 昇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, 2008-09-02

本稿では,MD4を用いたチャレンジ&レスポンス型パスワード認証に対し,現実的な計算量のパスワード復元攻撃を提案する.これらの方式では,ユーザとサーバはパスワードPを事前共有する.認証の手順は以下の通り:1.サーバはチャレンジCを生成しユーザに送る.2.ユーザはレスポンスRとしてResponse(P,C)を計算しサーバに送る.3.サーバは自分でRを計算し,送られてきたRと一致したならば正規ユーザと判定する. 手順2.のRの計算方法として,MD4(P∥C)を用いるPrefix法とMD4(P∥C∥P)を用いるHybrid法が有力である.これらに対する攻撃結果を以下に示す.
著者
太田 和夫 岡本 龍明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.55-68, 1994-01-15
参考文献数
28
被引用文献数
3

もっとも代表的な計算機のクラスである NP 問題に対して、最近、まったく新しい特徴づけが与えられ話題になっている。この理論について解説するとともに、近似問題への応用を述べる。
著者
田村 仁信 須田 昭夫 東間 紘 吉島 博 斎藤 隆太郎 江良 和雄 太田 和夫
出版者
JAPANESE SOCIETY FOR ARTIFICIAL ORGANS
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.200-203, 1973

Pack Coil 120の尿素ダイアリザンスおよびクレアチニンダイアリザンスは, 流量200ml/minのときそれぞれ160ml/min, 144m//minであり, 除水量は限外濾過圧が300mmHgでは1,000ml/minにもおよんだ. このようにこのコイルは他のコイルに比べて透析効率および除水効果が優れている.<br>このコイルを臨床に用いた時の透析除去率は尿素窒素50%, クレアチニン45.3%, カリウム25%である. そして体重減少は4時間透析で限外濾過圧200~300mmHgの場合約2.1kgとなった.
著者
佐中 孜 葛西 浩美 早坂 勇太郎 鈴木 利昭 久保 和雄 須藤 尚美 阿岸 鉄三 杉野 信博 太田 和夫
出版者
一般社団法人 日本人工臓器学会
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.88-91, 1983

腎の排泄機能不全によって、体内に蓄積する蛋白結合能阻害因子(PB-Ix)は、他の物質と競合して、アルブミンと結合すると考えられている。今回の研究によって、馬尿酸および2a, 2bと命名された中分子物質と同定したPB-Ixは、HD、HFよりHDFによって比較的容易に除去された。但し、PB-Ix活性という観点からみると、それらの血液浄化法では、その改善を計ることができず、CAPDのみが活性値を正常値の近くまで回復させることができた。
著者
早坂 勇太郎 高橋 公太 東間 紘 阿岸 鉄三 杉野 信薄 太田 和夫 小路 久敬 打越 由紀子 峰島 三千男 江良 和雄 星野 敏久 高橋 和雄 寺岡 慧
出版者
一般社団法人 日本人工臓器学会
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.60-63, 1988

C/CA系のHD療法においてHD開始15-30分前後に補体活性化により患者白血球数が一過性に減少することが報告されてきた。一方、補体活性化作用のない抗OKT3モノクローナル抗体投与後も一過性の白血球減少を生じ、抗体結合後の荷電の変化によることも推察された。このため陽(陰)イオン交換樹脂を用いて白血球に対する吸着率を検討した結果、HD患者白血球では陰イオン交換樹脂に対する吸着率が高いだけではなく、正常白血球ではみられなかった陽イオン交換樹脂にたいしても80%以上の吸着率を示した。またHD患者白血球はHD開始15分前後に陰イオン交換樹脂に対する吸着率が低下し、この時期の患者血漿を正常白血球に添加、incubateすると正常白血球の陰イオン交換樹脂に対する吸着率が増加した。
著者
國廣 昇 太田 和夫
出版者
一般社団法人 日本応用数理学会
雑誌
応用数理 (ISSN:24321982)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.23-29, 2008-03-25 (Released:2017-04-08)
参考文献数
17
被引用文献数
1
著者
國廣 昇 太田 和夫
出版者
一般社団法人 日本応用数理学会
雑誌
応用数理 (ISSN:24321982)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.218-225, 2008-09-25 (Released:2017-04-08)
参考文献数
21

2008年3月号に引き続いて,RSA暗号の格子理論に基づくいくつかの攻撃を紹介する.前回は,暗号の解読を1変数の法付きの方程式に帰着させ,この方程式を解くことによる攻撃のみを紹介した.本稿では,2変数以上の方程式に帰着される場合について紹介する.
著者
長沼 信治 高橋 和雄 鈴木 利昭 太田 和夫
出版者
一般社団法人 日本人工臓器学会
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.1301-1305, 1986-06-15 (Released:2011-10-07)
参考文献数
6

血小板凝集抑制作用をもつPGI2誘導体(CS-570)を血液透析の抗凝固剤として使用し, その有用性について検討した。対象は安定した透析患者30名(男性18名, 女性12名, 平均年令46.6±11.6才)であった。投与方法はCS-570 50~150ng/kg/minを動脈側回路より接続注入し, 単独もしくはヘパリンと併用した。観察項目は回路内の残血凝血, 副作用であり, 測定項目は血中濃度, 血小板凝集能, 凝固系検査, 血液生化学, 血算などであった。同項目について対象患者でヘパリン使用時と比較検討した。その結果, CS-570使用時には血小板凝集が強く抑制され, 投与量の選択により, 残血凝血と副作用も少なく透析が維持できた。以上の結果からCS-570は血液透析の抗凝固剤として臨床応用が充分可能と思われた。
著者
磯野 啓之介 森田 浩智 星野 尋志 片倉 健男 渡辺 尚美 鈴木 利昭 太田 和夫
出版者
JAPANESE SOCIETY FOR ARTIFICIAL ORGANS
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.115-118, 1985

現在、CAPD療法における最も大き左問題として、腹膜炎がある。我々は灌流液バツグの交換操作ミスによる腹膜炎を減少させるため、火炎滅菌を用いたジヨイント方式(FLAMELOK®)を開発し臨床を行つてきた。第四回のISAOのシンポジウムにおける太田らの発表によれは、腹膜炎の発生率は非常に低かつた。しかし、セラミツクスジヨイントについて破損や閉塞左どの点を指摘された。そこでセラミツクスジヨイントの材質を改良し、耐久性・安全性の面から従来のものと比較検討をした。耐熱性, 強度などの物性は従来より向上し、滅菌性能については同等か、やや優る結果を示した。また灌流液に与える交換操作の影響として、ブドウ糖の熱分解生成物である5-ヒドロキシメチルフルフラールの定量を行つたが、濃度の変動はほとんどなかつた。以上のことからFLAMELOK®システムの安全性はさらに向上したものと考えられる。
著者
佐藤 博司 川島 洋一郎 久保 和雄 鈴木 利昭 佐中 孜 太田 和夫 杉野 信博
出版者
社団法人 日本透析医学会
雑誌
人工透析研究会会誌 (ISSN:02887045)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.97-102, 1984-04-30 (Released:2010-03-16)
参考文献数
10

1971年4月から1983年4月までに当センターおよび関連施設において経験された慢性血液透析患者の不明熱28症例の臨床的検討を行った. 原因疾患は感染症が20例 (71%), 薬剤性2 (7%), 膠原病1 (4%), 不明5 (18%) で悪性腫瘍によるものはなかった. 特に感染症の中では結核症が13例 (46%) と最も頻度が高く, このうち肺外性結核が11例とそのほとんどを占めていた. その他, 尿路感染症は3例にみられ, 移植血管感染例も1例に認められた.発熱の特徴としては, 最高体温の平均が39℃で, 熱型は弛張熱あるいは間歇熱を呈するものが多く, 透析中または透析直後に発熱しやすい傾向にあった. 診断に関しては, 非結核性のものは比較的高い確診率を得ているが, 結核症では生前確定診断ができたものは3例 (21%) にすぎなかった. 結核症のうち3例でCTスキャン, 超音波検査で, 腹部リンパ節腫大を認め, また治療により消失し, 診断の一助となった. 感染症例のうち, Gaシンチで陽性所見を示したのは1例もなかった. 予後および転帰であるが, 死亡は6例 (21%) でこのうち5例 (83%) は結核症である. これらはその大部分が未治療または治療開始時期の遅れがみられ, 発症より2ヵ月以内に死亡した例である.以上より透析患者の不明熱に対しては常に結核症の可能性を考え, 早期治療を行う必要がある.
著者
岡本 龍明 太田 和夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-コンピュータ (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.76, no.6, pp.315-323, 1993-06-25
被引用文献数
12

本論文では,実際の現金や従来提案されている電子現金方式における問題点を解決する初めての理想的電子現金方式を提案する.ここで,理想的という意味は,利用者の匿名性(プライバシー)を保証した上で,不正使用を検出でき,更に支払い時の処理がオフラインでできると共に,1回発行された電子現金を額面の金額になるまで何回でも使うことができるといった特長をもつものである.本方式は,ICカード上において効率的な実現が可能である.例えば,額面金額に関係なく,1個の電子現金のデータサイズは,たかだか100バイトであり,Rabin暗号LSIの存在を仮定すれば,電子現金支払い時の処理時間は数秒程度である.本方式の安全性は,素因数分解の困難さに依存する.
著者
山下 賀正 鈴木 利昭 高橋 公太 荒 隆一 東間 紘 阿岸 鉄三 太田 和夫
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.108-113, 1980-01-25

東京女子医科大学9外科合同カンファレンス 昭和54年9月14日 東京女子医科大学消化器病センターカンファレンスルーム
著者
周 同 早坂 勇太郎 高橋 公太 八木沢 隆 寺岡 慧 東間 紘 阿岸 鉄三 太田 和夫
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.61, no.12, pp.1094-1095, 1991-12-25

第11回学内免疫談話会 平成3年7月6日 東京女子医科大学臨床講堂I
著者
駒野 雄一 太田 和夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.436, pp.21-28, 2002-11-07

OAEP,OAEP+への安全性証明技法には,暗号系を破るAdversaryの動作環境を微修正しながらGameを構成しその都度帰着効率を評価するGame法と,Adversaryの動作環境を一度に指定して帰着効率が下がる事象を切り分けながら評価を行うEvent法が存在する.従来,OAEPはGame法とEvent法で,OAEP+はGame法のみで安全性証明が行われており,相互の技法の関係もよくわかっていなかった.本研究ではOAEP,OAEP+のそれぞれについて各技法による証明を考察することで従来の評価よりも帰着効率を向上させ,OAEP+についてはEvent法による安全証明を新たに与えた.またその結果,Game法とEvent法はそれぞれGameの構成やEventの切り分けを工夫することで,どちらも必要最低限の帰着効率の減少で安全性を証明できることが期待できることを示す.
著者
駒野 雄一 山崎 太郎 太田 和夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.744, pp.75-80, 2003-03-20

OAEPよりも緊密な安全性を持つ改良方式として,Shoupは2001年にOAEP+を,古原・今井は2002年にOAEP++を提案した.本研究ではOAEPのPadding情報(冗長度)の構成法とそれをつける位置,暗号化関数への入力範囲を変更することで構成される(OAEP+, OAEP++を含む)72通りの変形方式を考え,各方式がどのレベルの安全性を実現するのかを網羅的に考察する.さらに,安全ではない方式に対しては安全性証明が破綻する要因を特定し,具体的な攻撃方法を与える.
著者
駒野 雄一 太田 和夫 新保 淳 川村 信一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.51, pp.9-16, 2005-05-11

本稿では, 文献[10]で構成した署名者以外のエンティティによる否認機能をもつリング署名方式をグループ署名方式とみなして再考する.文献[10]で構成した方式は, 署名者が署名生成時に動的にグループを決定できる点, グループの管理者が不要である点でグループ署名方式とは異なるため, 以下ではこの方式をDGS方式(Democratic Group Signature方式)とよぶ.本稿ではDGS方式の安全性モデルを構築し, ランダムオラクルモデルの下で文献[10]の改良方式の安全性を証明する.
著者
青木 聡 駒野 雄一 宮永 望 本間 祐介 森田 光 太田 和夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.743, pp.97-102, 2003-03-19

代表的な小額決済方式として,PayWordとMicroMintがある.PayWordは支払い・清算を計算量の小さいハッシュ演算で行い,コイン(ハッシュ連鎖)の正当性を保証するためにデジタル署名を用いる.MicroMintはデジタル署名の代わりにコインの正当性をハッシュコリジョンで保証し,全ての処理をハッシュ演算で行うが,コインごとにコリジョンが必要となる.本論文では,ハッシュ連鎖つきコリジョンをコインとすることで,コインの正当性をコリジョン計算の困難性で保証し,1つのコリジョンで複数回の支払いが可能となる新たな電子小額決済方式を提案する.また,システム全体でコイン生成に必要な計算量の観点から,提案方式をPayWord,MicroMintと比較する.評価の結果,提案方式はMicroMintに対してコスト面では常に優れており,PayWordに対してはハッシュ関数の値域の大きさによってコスト面の優劣がつくことを確認した.