著者
小島 立寛 和田 圭二 五箇 繁善
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.142, no.8, pp.647-648, 2022-08-01 (Released:2022-08-01)
参考文献数
5

This paper proposes that wireless time synchronization by GNSS (Global Navigation Satellite System) can be applied to the control of power conversion circuits, and clarifies its validity through experiments. This paper shows that a highly accurate synchronization can be obtained by employing a synchronization system based on GNSS. Moreover, the control signals of each power device in a half-bridge inverter are connected to a controller with GNSS and driven using 10kHz switching, which enables operation of the power conversion circuit without causing a leg short circuit.
著者
中山 信弘 田中 辰雄 藤本 由香里 白田 秀彰 大野 幸夫 今村 哲也 金子 敏哉 蘆立 順美 潮海 久雄 横山 久芳 前田 健 上野 達弘 島並 良 寺本 振透 小島 立 福井 健策 野口 裕子 三村 量一 桶田 大介
出版者
明治大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-04-01

創作・流通・利用をめぐる環境の変化に対して現行著作権法の規定は、著作物に関わる多種多様な利害を適切に調整するためには硬直的に過ぎるとの視点にたち、著作権・著作者人格権の内容と制限に係る解釈論・立法論上の提言と、制度設計の基礎となるべき実証的・理論的な分析手法を提示した(これらの成果を論文集『しなやかな著作権制度に向けて」として刊行する予定である)。また出版者の権利のあり方に関する政策提言、著作権と刑事罰の運用に関する共同声明、シンポジウムの開催等、社会に対する情報発信・提言を積極的に行った。
著者
小島 立
出版者
情報法制学会
雑誌
情報法制研究 (ISSN:24330264)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.22-35, 2019 (Released:2019-11-20)

The purpose of this article is to revisit the argument of the "Re-examination of the Scope of Illegal Downloading" of the contemplated revision of the Japanese Copyright Act in order to contribute to a better understanding of an important area of intellectual property law and information law. The expansion of the scope of illegal downloading was primarily understood as a countermeasure to combat "piracy", especially targeting unauthorized dissemination of "manga" contents on the internet. However, the regulation of the proposed bill prepared by the Agency for Cultural Affairs was so extensive that it would have had a serious chilling effect on the collection of information in our everyday activities. Although a number of committee members expressed strong reservations about the proposal, the council report was finalized. During the examination process within the Liberal Democratic Party (LDP), the circumstances repeatedly shifted because of the wide-ranging opposition from various creators including the Japan Cartoonists Association. Amid the resulting political turmoil, the submission of the bill was finally postponed. This author was involved both in the discussion at the committee under the council and the lobbying of several LDP politicians. Based on this direct experience, this article reviews the current state of the rule-making process and identifies various problems related to this issue. By doing so, the author would like to present lessons for the future policy-making and rule-making in the area of intellectual property law and information law.
著者
河野 俊行 小島 立 清水 剛 加賀見 一彰 寺本 振透 原 恵美 松下 淳一 JURCYS PAULIUS
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2011-04-01

知財ファイナンスをグローバルな観点から見た場合に関係する制度としての知財担保の適切な扱いのために必要な国際私法ルールと方法論を分析した。実態調査を行うとともに、法と経済学の手法による分析を行った結果、①統一法と国際私法の関係に関する一般的な理解には問題があり、一定条件のもとでは国際私法が優位性を持つことを証明した。②また国際私法の統一及び属地性に関する横断的な考察を通じて、伝統的議論に見直すべき点が少なからずあることを示した。③そして学際的なチームにより知財担保を多角的観点から分析し、新たな提案を行った。英文で公表し反響も確認できた。またイノベーションに向けた研究へのパースペクテイブを開いた。
著者
河野 俊行 小島 立 早川 吉尚 大杉 謙一 久保田 隆 松下 淳一 早川 眞一郎 佐野 寛 野村 美明 神前 禎 中野 俊一郎 多田 望 西谷 祐子
出版者
九州大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2004

本領域は平成16年度に開始し平成21年度が最終年度であった。しかし全体の取り纏めのために本補助金を申請したところである。その取り纏め事項の主な事柄としては、全体の取り纏め的業績発表と、集積した判例データの今後の活用方策を明らかにすることの二点であった。前者については各班の代表者による分野別レポートを取り纏め、Japanese Yearbook of International Law 53巻に掲載されたところである。後者については、1001件の判例英文データを取りそろえたプロジェクトはこれまでになく、このデータの価値を維持するためには新判例を継続的に翻訳して加えてゆくことが必要となるところ、領域終了後補助金なしでそれを可能にするための方策が必要であった。そこでそのための方策として、民間企業にデータを移管し、営利ベースで継続することが最も持続性が高いと判断された。そこで複数の民間業者と協議を重ね、本報告書執筆時点では一社に絞られた。2008年の経済危機の影響でリーガルビジネスは多大な影響を受けた。この経済危機と日本政府が導入した破たん企業救済策がリーガルビジネスに与えた影響は大きく、それを踏まえた持続可能な営利ベースのモデルの協議に予想以上の時間が必要となった。ほぼ1年かけて試行錯誤してきたが、ようやく形が見えてきたところである。また最近、この企業のアメリカ本社の担当役員とテレカンファレンスを行い、さらに協議を進めえたところである。