著者
小島 裕
出版者
The Society of Polymer Science, Japan
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.44, no.7, pp.441b-441b, 1995
被引用文献数
1
著者
松井 達郎 小島 裕史 薮 穣
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.117-123, 1999-01-10 (Released:2009-11-12)
参考文献数
4

湿気硬化1液型シーリング材の材料設計, 施工設計において硬化速度を把握しておくことは重要である.大気中の湿気によって硬化していく代表的な4種類の素材を用いて硬化速度を実測し, そのモデルについて検討した.擬定常状態を仮定すると硬化時間は硬化厚みの2次関数で表現できる.そのパラメーターを実験により求め, それの物理的意味を考察した.パラメーターは膜素材と硬化機構により決定される.硬化速度を速くするには膜の水分透過速度を速くすれば良くこの相関は実験値と本モデルの計算値と良く一致した.しかし低湿度領域で硬化速度が遅くなる系は反応機構に依る所が大きい.本モデルは逆反応が無視できない硬化機構や, 硬化膜が十分形成されていないで擬定常モデルが成立しない領域では再考を要する.
著者
平川 経晃 小寺 良尚 福田 隆浩 公益財団法人日本骨髄バンク 黒澤 彩子 田島 絹子 山崎 裕介 池田 奈未 小島 裕人 田中 秀則 金森 平和 宮村 耕一
出版者
一般社団法人 日本血液学会
雑誌
臨床血液 (ISSN:04851439)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.153-160, 2018

<p>骨髄バンクコーディネートにおける実情把握を目的として,2004年1月~2013年12月に日本骨髄バンクへ登録された患者18,487人,ドナー延べ223,842件の解析を行った。末梢血幹細胞移植例は除外した。移植到達患者あたりのコーディネート件数の中央値は11件,登録から移植までの日数中央値は146日,登録患者の40%が移植未到達であった。HLA6/6抗原フルマッチドナー推定人数が多い場合に,移植到達率が上昇し,移植到達日数が短縮した。ドナー側のコーディネート終了理由は年齢・性別で異なり,20代男性ドナーは健康理由による終了率が低く,ドナー都合による終了率が高かった。複数回コーディネートを受けたドナーのうち,前回の終了理由が患者理由の場合,ドナー理由で終了した場合と比較して採取到達率が高かった。本結果を基盤情報として,より効率的で迅速なコーディネートを目指した施策の検討が必要であると考えられた。</p>
著者
小島 裕也 大矢 勝
出版者
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
雑誌
繊維製品消費科学 (ISSN:00372072)
巻号頁・発行日
vol.54, no.9, pp.838-845, 2013-09-20 (Released:2017-09-14)
参考文献数
11

中国における消費者情報の動向を探るため,中国の美容・化粧品関連書籍の有害性記述表現について分析した.書籍中の有害性に関する記述表現を抽出し,有害性得点を指標として,書籍中の有害性表現を評価した.その際に得点の個人差を抑えるために「基準スケール」の作成を試み,これをもとに書籍の評価を行った.今回,5段階の整数で得点化する場合(整数評価)と小数点第一位まで得点化する場合(小数点評価),の2種の方法で評価を行った.調査の結果,整数評価と小数点評価では,同様の得点傾向を示したが,小数点評価のほうが正確な値が得られた.よって,小数点評価を書籍の有害性得点の結果として用いることにした.また抽出した全文章のうち8割以上の記述が有害性を強調する表現であった.界面活性剤について,書籍中では「皮膚の内部に浸透し,人体に危害を加える」といった表現や「ガンを引き起こす可能性がある」といった表現など,科学的な根拠の薄い情報によって有害性が強調されているものが見られた.以上から,中国における美容・化粧品関連書籍中の記述には科学的な根拠なく有害性を強調する表現が多く含まれていることが明らかとなった.
著者
廣橋 満 木戸 勝 山本 栄仁 小島 裕 實川 浩一郎 藤井 節郎
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.41, no.9, pp.1498-1506, 1993-09-15 (Released:2008-03-31)
参考文献数
23
被引用文献数
6 10

The reactivities of 5-fluorouracil (5-FUra) degradation inhibitors, 2, 4- (2) and 2, 6-dihydroxypyridines (3), were investigated. Acylation of 2 and 2, 4-bis(trimethylsilyloxy)pyridines with equimolar amounts of acid chlorides preferentially occurred at the 4-OH and 2-OH positions, respectively, and the structure of monobenzoylated 5-chloro-2, 4-dihydroxypyridine (2b) was determined as 4-benzoyloxy-5-chloro-2-pyridone (5b) by X-ray crystallo-graphic analysis. Compounds 2 and 3, as well as the N-2-tetrahydrofuryl (11), N-alkyl (12), and N-carbamoyl (14) derivatives of 2, exhibit dynamic keto-enol tautomerism. The acyl derivatives of these pyridines are labile and are thought to be active esters. Monoacyl ester derivatives of these pyridines were combined with 5-FUra analogs to develop novel antitumor agents containing an inhibitor of 5-FUra degradation. One of them, 3-[3-(6-benzoyloxy-3-cyano-2-pyridyloxycarbonyl)benzoyl]-1-ethoxymethyl-5-fluorouracil (BOF-A2) (22b), was the most effective and is currently undergoing late phase-II clinical trials.