著者
中田 章博 森川 陽介 岡本 哲
出版者
マツダ株式会社
雑誌
マツダ技報 (ISSN:02880601)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.19-26, 2020 (Released:2020-12-23)
参考文献数
7

自動車からのCO2排出量削減のために空気抵抗の低減は欠かせない。ただし空気抵抗は車体形状に依存するため,商品開発においてはデザインと空力の両立が命題となる。私たちは,空力性能とデザインを高次元に両立するために,SUVデザインの重要ポイントの一つであり,Cd値への寄与度が大きいタイヤ周りの風流れに注目し,Computational fluid dynamics(CFD)技術と風流れ制御技術開発に取り組んだ。まず,タイヤ形状の再現度とホィール回転手法に着目し,タイヤ周りの風流れの現象を再現できるCFD技術を構築した。そしてCFDを用いて,Cd値に寄与する風流れの運動エネルギー損失の発生要因を分析し,従来技術比でCd値を約3%低減できる新しい風流れ制御技術を確立した。そして新技術をCX-30の商品開発に適用することで,デザインコンセプトとクラストップレベルのCd値の両立を実現できた。
著者
岡本 哲和
出版者
関西大学法学会
雑誌
關西大學法學論集 (ISSN:0437648X)
巻号頁・発行日
vol.71, no.2, pp.241-254, 2021-07-21

本研究はJSPS科研費(19K01494)の助成を受けた研究成果の一部である。
著者
岡本 哲史 三栖 功
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会誌 (ISSN:00214663)
巻号頁・発行日
vol.24, no.267, pp.187-193, 1976
被引用文献数
1

This paper presents an experimental study of reverse transition occurred in the boundary layer flow along a flat plate placed at the center of two-dimensional symmetrical contraction. The experiments were carried out in the contractions of three kinds: Cheers, cosine and WITOSZYNSKI types. the reverse transition was examined based on the velocity profile, thickness and turbulence of the boundary layer along the flat plate. The results were discussed in comparison with those of existing in vestigations.
著者
佐藤雅之 岡本哲也
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1978, no.17, pp.1-10, 1978-09-08

法令検索(法律情報検索)には、法令用語検索、該当条文検索、関係条文検索、改〓経過検索、判例検索などがある。現在欧米で発表されているいくつかの実用システムは、基本的には文献検索の技法を準用している段階にある。本研究は、改〓経過の検索に関連して、既存の法律(被改正令)が、その一部の改正を目的とする法令(一部改正令)に、基ずき改正される場合について、改正の内容を規定する文(改正の柱書)が慣習的に定まった書式と用語で書かれているため高度の構文分析・意味分析を必要としない点に着目し、実用化を目標に、法令の改正と改正経過(改正の種類、年月日、法律番号)の蓄積を行なうシステムを作成することを目的としている。システムは、被改正令の構造決定、一部改正令の解釈、新しい法令の生成と改〓経過の蓄積、新法令と改〓経過の出力の4つのプログラムからなる。今回は、標本として『大気汚染防止法』(昭和四十三年法律九十七号、約12800字)と『大気汚染防止法の一部を改正する法律』(昭和四十五年法律第百三十四号、約13400字)を選んで実験し(東大計算機センターHITAC 8800 8700使用)、所期の結果を得た。以下、法令の定義、システムの概要、実験結果について報告する。
著者
岡本 哲治
出版者
自由社
雑誌
自由 (ISSN:04490401)
巻号頁・発行日
vol.11, no.8, pp.22-39, 1969-08
著者
名取 良太 岡本 哲和 石橋 章市朗 坂本 治也 山田 凱 ISHIBASHI Shoichiro 坂本 治也 SAKAMOTO Haruya 山田 凱 YAMADA Gai
出版者
関西大学総合情報学部
雑誌
情報研究 = Journal of informatics : 関西大学総合情報学部紀要 (ISSN:1341156X)
巻号頁・発行日
no.44, pp.31-42, 2016-08

地方議会は,民主主義において重要な役割を担う存在である.しかしながら,日本の地方議会は,多くの市民から信頼されず,その役割を十分に果たしていないと考えられている.ところが,「地方議会が十分に役割を果たしていない」と主張するための定量的な根拠は,ほとんど示されていない.その原因の一つは,地方議会に関する膨大な資料から,適切なデータを取得するのが困難なことにある.そこで我々は,会議の開催状況や議案の審議過程,各議員の属性・発言内容・議案への賛否態度などを,定量データとして格納した地方議会データベースを開発した.本論文では,会議録や広報紙などから,どのようにデータテーブルを作成したかを説明するとともに,データベースを活用してどのような分析が可能になるかを紹介していく.Although the local assembly is one of the key organizations supporting the democratic system, many Japanese recognize that the local assemblies do not perform their expected roles. However, there is no quantitative evidence for this inadequate performance due to the difficulties in collecting quantitative data about the local assemblies. In this study, we explain the database system that we developed regarding local assemblies and present the data files for use in quantitative analysis.