著者
庄司 順一
出版者
関西学院大学人間福祉学部研究会
雑誌
人間福祉学研究 (ISSN:18832741)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.35-47, 2009
被引用文献数
1 1
著者
庄司 順三 廣野 里美 宮腰 正純 村山 哲也
出版者
昭和大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1991

日本に自生するハリブキ(Oplopanax japonicus N_<AKAI>=Echinopanax japonicus N_<AKAI>)と中国産刺人参(Oplopanax elatus N_<AKAI>=Echinopanax elatum N_<AKAI>)はともにウコギ科(Araliaceae)植物であり、刺人参は解熱、鎮咳作用を有するとされ、中国の文献では薬用人参と作用が近似していることが記載されている。今回の研究では両者の成分を化学的に比較し、両植物の医薬品としての新たな応用・開発をはかることを目的として行った。日本産ハリブキ葉からは既知成分のフラボノイド配糖体2種、トリテルペン配糖体1種を単離・同定した。更に3種の新規トリテルペン配糖体を単離し構造を決定した。中国産刺人参葉を日本産ハリブキ葉同様に分離し構造決定を行ったところ、両者に共通する2種の既知フラボノイド配糖体、1種のトリテルペン配糖体を単離・同定したほか、新規トリテルペン配糖体8種を分離しその化学構造を決定した。さらに日本産ハリブキの葉以外の部分について検討を進めているが、根皮より2種の既知化合物を単離・同定するとともにダイイン化合物1種と、これとアグリコン部の構造が異なるダイイン化合物の配糖体1種を単離し化学構造を決定した。中国産の試料については入手が限定されているが、日本産ハリブキについては10種の化合物を単離し、5種類が新規化合物であるので、今後、十分な量を確保し生物活性を検討することにより本研究の目的が達成されるものと思われる。
著者
大沢 仲昭 菊谷 豊彦 庄司 順三
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.17, no.12, pp.1139-1144, 1981-12-01

55年度医薬品総生産額は3兆4,821億円といわれ, 国民の健康は十分過ぎる程保障されている.しかるに, 一方で, 生薬はじめ漢方治療が脚光を浴び, ジャーナリストが漢方ブームと呼ぶ現状を, どのように理解したらよいのだろうか.臨床の第一線で活躍される両先生に大いに語っていただき, 生薬関係者にも数々の問題を提起していただいた.流石に論客, 予定時間内に提供された興味ある話題が, 編集上, 著しく割愛されたことは残念この上もないことである.
著者
加藤 忠明 斉藤 幸子 庄司 順一 網野 武博 帆足 英一 恒次 欽也 帆足 暁子
出版者
日本小児保健協会
雑誌
小児保健研究 (ISSN:00374113)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.96-98, 1995-01-25
参考文献数
2
被引用文献数
2
著者
松石 豊次郎 石橋 紳作 山下 裕史朗 栗谷 典量 神谷 育司 福田 清一 橋本 武夫 原 淳二 東 宏 庄司 順一 前川 喜平
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.149-155, 1996-03-01 (Released:2011-08-10)
参考文献数
15
被引用文献数
1

年, 周産期医療の進歩に伴い, 極低出生体重児の救命率は改善してきた.欧米諸国および本邦から極低出生体重児の短期, 長期の神経学的予後の調査が行われ, 従来, 正常および境界と思われていた児に学習障害などの少なくないことが指摘されてきた.また, 児の発達に影響を及ぼす家庭環境や両親の養育態度の重要性も強調されている.欧米で実施されているearly interventionの概念と適応, およびその有用性を紹介する.また日本の全国8施設で行われているearly interventionの実施状況と効果の紹介および将来の展望について述べる.
著者
佐野 和珠子 真田 修一 伊田 喜光 庄司 順三
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.865-870, 1991-04-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
22
被引用文献数
71 91

Five new compounds, kalopanaxsaponin G (2) and kalopanaxins A (6), B (8), C (11) and D (13), were isolated from the bark of Kalopanax pictus together with nine known compounds, kalopanaxsaponins A (1) and B (5), pericarpsaponin PJ3 (3), hederasaponin B (4), syringin (7), protocatechuic acid (9), coniferin (10), liriodendrin (=dl-syringaresinol di-O-glucopyranoside) (12), glucosyringic acid (14) and chlorogenic acid (15). The structures of the new compounds were characterized as hederagenin 28-O-α-L-rhamnopyranosyl(1→4)-β-glucopyranosyl(1→6)-β-D-glucopyranoside (2), ferulyldehyde (=coniferylaldehyde) 4-O-β-D-glucopyranoside (6), coniferin 6'-O-(4-O-α-L-rhamnopyranosyl)-syringate (8), 2-methoxyhydroquinone 4-O-[6-O-(4-O-α-L-rhamnopyranosyl)-syringyl]-β-D-glucopyranoside (11) and coniferyl alcohol 4-O-β-D-apiofuranosyl(1→2)-β-D-glucopyranoside (=coniferin 2'-O-β-D-apiofuranoside) (13).