著者
篠田 知和基 吉田 敦彦 丸山 顕徳 松村 一男 中根 千絵 鈴木 正崇 不破 有理 服部 等作 山田 仁史 立川 武蔵 後藤 敏文 荻原 真子 木村 武史 後藤 明 廣田 律子 近藤 久美子 竹原 新 坂井 弘紀 諏訪 春雄 小松 和彦 鷹巣 純 栗原 成郎 依田 千百子
出版者
広島市立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009-04-01

世界神話の基本的な二元構造を日本神話、ギリシャ神話、エジプト神話、インド・イラン神話、オセアニア神話、シベリア神話、アメリカ神話などにさぐった。明暗、水中の火、愛の二元性、罪と罰、異界と常世などのテーマでシンポジウムをおこない、それぞれの論文集を刊行した。生死、善悪の問題はそのつど検討された。最後は聖と穢れについて総括討論会をおこなった。その結果、世界神話は聖なるものを水中の火のような矛盾した概念のなかに追及するものであることがあきらかになった。
著者
後藤 敏文
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

インド最古の讃歌集『リグヴェーダ』(前1200年頃)のドイツ語全訳計画(ヴィッツェル教授と共編)中,研究代表者の担当分(全体の約半分)について作業した。四年間にリグヴェーダ全10巻を四巻に分けて出版する予定であったが,取り組みの深化,出版社の移転などの事情から,第一巻(I-II)の出版を見るに留まった。第二巻(III-V)は校正中,第三巻(VI-VIII)は原稿作成中であり,全巻完成には3-4年を要する見込みである。研究の基礎作業として『古インドアーリヤ語歴史文法』を英語で作成,間もなく出版される。