- 著者
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森 雅秀
永ノ尾 信悟
高島 淳
冨島 義幸
原田 正俊
山部 能宜
松本 郁代
鷹巣 純
矢口 直道
西本 陽一
- 出版者
- 金沢大学
- 雑誌
- 基盤研究(A)
- 巻号頁・発行日
- 2011-04-01
本研究は、アジアにおける仏教儀礼の形成と展開、変容をテーマに、さまざまな領域の研究者による共同研究の形式で進められた。参加した研究者はインド学、仏教学、歴史学、人類学、美術史、建築史、宗教学等の分野で、多角的な視点から研究をおこなった。そのための枠組みとして王権論、表象論、空間論、技術論、身体論という5つの研究領域を設定した。とくに顕著な研究成果として灌頂に関する論文集があげられる。代表的な仏教儀礼のひとつである灌頂を取り上げ、その全体像を示すことに成功し、儀礼研究の新たな水平を開いた。また研究の総括として、儀礼と視覚イメージとの関係についての国際シンポジウムを開催した。