著者
加藤 弘之 胡 振江 日高 宗一郎 松田 一孝
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.2_44-2_56, 2014-04-24 (Released:2014-06-24)

双方向変換とは,ソースデータをターゲットデータに変換した後,ターゲットデータ上の更新をソースデータに反映させることが可能な計算の枠組みのことである.双方向変換の考え方は,古くはデータベース分野におけるビュー更新問題として扱われてきたが,近年は新しいプログラミングモデルと進化的ソフトウエア開発の手法として注目を浴び,プログラミング言語の観点から様々な双方向変換言語が提案されてきた.この解説論文は,会話の形で,プログラミング言語,ソフトウェア工学,データベースの視点から,双方向変換の歴史,基本原理,実践,応用,そして今後の課題について概説する.
著者
大山 敬三 神門 典子 佐藤 真一 加藤 弘之 日高 宗一郎
出版者
国立情報学研究所
雑誌
学術情報センター紀要 (ISSN:09135022)
巻号頁・発行日
no.12, pp.111-120, 2000-03
被引用文献数
1

学術情報センターで開発中のオンラインジャーナル編集・出版システムは,学協会や大学が刊行する学術雑誌の執筆・編集・出版のすべての工程を電子化・オンライン化し,学術研究成果の流通を効率化するものである.学協会が運用して編集に利用するインハウスシステムは多様な編集部体制や文書形式に対応できる設計となっている.学術情報センターが運用してオンライン出版に用いるシステムは強力な検索能力を持ち,多数の購読者支援機能を提供する.本稿では,このシステムについて,著者,編集担当者,購読者などの視点からの機能や利用方法を説明し,学協会における活用方法を紹介している.
著者
青木 輝勝 高橋 由泰 日高 宗一郎 木村 徹 加藤 弘之 安田 浩
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.85, pp.11-16, 2001-09-08

近年インターネットの急速な普及に伴い、ディジタルコンテンツ流通が盛んに行われるようになってきた。しかしながら、現在なおコンテンツの不正コピーが後を絶たず、大きな社会問題となっている。特に、日本で製作されたCG/アニメコンテンツあるいはゲームコンテンツは国内のみならず外国でも広く人気があり、この分野の著作権保護技術の確立は緊急の課題である。このような背景のもと、本稿ではCG(Computer Graphics)ならびにアニメーション画像の円滑な流通を目的とした新しい電子透かし方式を提案する。With the rapid spread of the Internet, more and more new services for content distribution are starting. However, illegal copies have never decreased and they become a fatal matter. Especially as CG/animation content and computer games made in Japan are very popular in some foreign countries as well as Japan, copyright protection in these areas is one of the most important problems to solve. Under this situation, we propose a new watermarking method for CG/animation images.
著者
日高 宗一郎 Jean BÉZIVIN 胡 振江 Frédéric JOUAULT
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.2_63-2_78, 2015-04-24 (Released:2015-06-30)

モデル駆動工学では,メタモデルはモデルに対する型システムのようなものを提供し,モデルによるシステムの表現を正確に,定型的かつ強力に支援する.メタモデルは更にメタメタモデルで型付けられ,メタモデルで型付けられるモデルとあわせた三階層構造をなすことは前稿で概説した.本稿では,この構造の形式的な定義を与えるだけでなく,これらがすべて抽象モデルとして統一的に扱えることを示す.メタモデルは上記の重要な役割を果たすものの,モデルについて推論したり,より汎用的に処理を適用するには十分ではない.そこでもう1つ必要な概念がモデル変換である.モデル駆動工学では,モデル自体を直接更新するよりは,変換によって次々と新しいモデルを生成していく方法が推奨される.この構成的アプローチは,異なるツールの間の相互運用性を高める等の利点をもたらす.更に,モデル駆動工学では変換自体もモデルで表現され,上記の統一的扱いに組み込まれる.本稿では,モデル駆動工学の真骨頂とも言えるこのような統一的扱いと,このような構成的アプローチによるいくつかのモデル管理手法についても解説する.
著者
日高 宗一郎 児玉 和也 丸山 勝巳 橋爪 宏達
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.86, no.3, pp.376-384, 2003-03-01
被引用文献数
1

今やほとんどのシステムはソフトウェア制御で,システムの成否をソフトウェアが握っており,システム制御プログラム開発の効率化が求められている。したがって,システム制御用に適した,要求に応じて機能拡張や変更が可能なOSが望まれる。この対策として,筆者らは,マイクロカーネル+マルチサーバ構成のOSの研究試作を進めている。このOS構成では,カーネルモードで実行されるのはマイクロカーネルのみであり,そのうえで各種のOSサービスタスクが,個々の論理空間をもちユーザモードで実行される。本方式では,拡張性,耐障害性,分散処理への適合性,制御ソフトウェア開発の容易化が図られる。また,この手法で懸念されるタスク間メッセージ転送のオーバヘッドは十分に少ないことを明らかにした。
著者
小池 真由美 伊藤 学 池田 佳代 日高 宗一郎 青木 輝勝
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.21, pp.13-18, 2006-03-03

近年,インターネット等のネットワークを用いたコンテンツ流通が盛んに行われるようになり,画像検索に関するニーズが急速に高まってきているが,現在画像検索技術は必ずしも実用レベルに達しているとは言えず,今後さらなる改良に向けた研究開発が必要である.検索に際するインデキシングコストを抑えるとして、本稿で対象とする検索方式は、検索者が検索したい画像を手元に持たず、自らが描画した画像を元に画像データベースを検索する場合である.検索精度を高めるためには、この入力インターフェースに課題があると仮定し、3Dの機能を利用した3Dインターフェースを適用した場合の検索の有効性を示す.In recent years, content distribution through the Internet has been actively carried out, and image/video distribution as well as music distribution has become widespread in rapid pace. Under this situation, there are growing needs for image/video retrieval, however, technologies for image/video retrieval have not reached to practical level. This paper focuses on the retrieval method in which the retriever does not have any target picture at hand, and tries retrieving such picture from picture database comparing with his/her own drawing. The authors assume that the subject to be solved is in input interface in order to achieve retrieval efficiency, apply 3D function to make 3D interface and show improvement in retrieval achievement compared to conventional interface.